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EDUTRIP in オランダ 2018 Report#2

今日は早朝にアムステルダムからデン・ハーグに移動し、コーディネーターのリヒテルズ直子さんと合流。
  
午前中はライデンのベッドタウンであるバーレンドレヒトにあるイエナプランスクールを訪ねました。
(▷イエナプラン教育について
  
門のところで校長先生のリーンさんが出迎えてくれ、ゲストルームとして用意してくださったお部屋に入ると、サークルに並べられた大人用の椅子が。そこにみんなで腰をかけ、学校のインストラクションを聞きます。

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リーンさんは、イエナプランの創始者であるペーターセンだけではなく、ピーター・センゲやダニエル・キム、マイケル・フランなから学びながら学級経営をされているとのこと。またイエナプランスクールの卒業生が、学校で学んだことで社会に出てこれが活かせた、ということをまとめた「7つのエッセンス」というものをビジュアライズして明示しており、それについての説明もしていただきました。そして、校舎の中をご案内いただきました。

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校舎の中は大まかに低学年クラス(4,5歳)/中学年クラス(6-8歳)/高学年(9-11歳)のエリアに分かれており、それぞれのクラスの教室が並んでいる中心には、学年ゾーンごとのコモンスペースもあります。教室内はもちろん、廊下やコモンスペースものびのびと使いながら、学びの時間は進められています。
少人数に分かれて、教室に入らせていただき、じっくり子どもたちや先生方の様子を見学させていただきました。


午後からはデルフトにある職業中等教育学校へ。

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4年制のこの学校では、職業訓練校の前段階として、木工や金工、電気や医療や観光業など様々なことが実際の体験として学べます。それらの経験を通して、自分自身の好き嫌いや向き不向きを考え、次の進路へとつなげていくのだそうです。

Time in という特別支援が必要な子どもたちのためのスペースや、スイッチクラスという難民の子どもたちが様々な活動をしながらオランダ語を学ぶクラスも見させていただきました。

校内を見学させてもらった後、現在学習の個別化のために改革の最中だという、NEW/MENSといった新しい形態の授業について、また評価や個別学習の計画とマネジメント、支援の方法についてプレゼンテーションをしていただきました。

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せっかくデルフトまで来たので、ランドマークである新教会の前の広場で少しフリータイムをとりました。

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その後ハーグへ戻って、中華料理屋さんでリヒテルズさんを囲んでの夕食となりました。

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視察1日目を終え、参加者の皆さんの中にはそれぞれ「こんなのありなのか」という驚きや感動、「どう捉えれば/考えればいいのだろう?」というモヤモヤが湧いてきているようです。
残りの数日間は、より対話の量も増えていきます。
今現地で吸収していることを言葉にして捉え、なるべく生かせるようにして、日本に戻りたいですね^^

(レポート・武田緑)

(2018/3/26)