教育視察ツアーin韓国 2016 Report#5
ここまでは毎日怒涛でしたが、最後の1日はシンプルな行程。
朝、集合してホテルの近くのカフェへ移動し、最後の振り返りを行いました。
まずは、ここまでの3日間の視察の中で、自分の中に湧き上がってきた"深めたい問い"や"テーマ"をそれぞれに出し合いました。
「評価って、当たり前のようにやってきたけど、ほんとに必要なのか?」
「みんながのびのびできるためには、学校や地域はどうしていけばいいのかな?」
「目指したい活動をうむ場のデザイン(空間・人的資源)をどのように決めていけばいいか。特に制限のある中ではどうしていくか?」
「これからの学校、これからの先生は、どうあればいいのだろう?」
「これからの日本の社会構造の中で、しあわせに暮らし続けるためには?」
「(社会で)起きた事柄をスルーせずに自分と繋げて考えられるためにはどうすればいいのだろう?」
4人ずつで、メンバーを入れ替えながら、出た"問い"をもとに話をします。芽生えた(もしくは旅の中で明確になった)問題意識を言葉を紡いで共有し合い、それぞれの視点からのフィードバックをし合います。
そして、最後に「で、帰ってからどうする?」というアクションプランを、「すぐ」「2017年度」「向こう5年」に分けて表明し合い、ツアーを通して感じたこをを聴き合いました。
「セウォル号事件について授業で話す」
「指導要領を読み解く」
「新聞を読む」
「授業場所の変更」
「教科の教室をいじる」
「当たり前を疑う、を習慣づける」
「評価方法・基準を変える」
「新しい科目をつくる」...
「くさらない」「まけない」というものも出ました。
目の前のことに追われる現場にいる人にとっては、立ち止まって考える機会、視野をふっと広げる機会になれたかなぁ、と思います。
学生さんにとっては、なかなかハードなインプットだったと思いますが...
視察はもちろん、さまざまな教育現場で奮闘する人たちとの出会いからも学びが得られるのがこのツアーの醍醐味の1つ。
ぜひ教員採用試験などを突破して現場で活躍してほしいなぁと思います。
これにて韓国教育視察のレポートは終了!
読んでくださった皆さん、ありがとうございました!
(2016/03/30 投稿:武田緑)