【チャンス食べ放題】クラシルを運営する、超攻め型組織delyの話
<こちらの記事は2018/12/10にWantedlyで公開された記事です>
こんにちは。dely株式会社の柴田です。
現在、kurashiru(クラシル)というレシピ動画サービスを運営するdely株式会社で、執行役員・コーポレート部のGM(ゼネラルマネージャー)をしています。
delyといえば、CEOの堀江裕介を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。破天荒で勝負師である彼は、間違いなく何かを変える力のある経営者です。
そんな彼を創業から支えるのはCTOの大竹雅登。一時は一人でWeb/iOS/Android全てをフルスタックエンジニアとしてこなし、現在は最もインパクトの大きい新規事業を担当する、delyを支える柱です。
そして私柴田は、CEO堀江とCTO大竹に続く3人目の役員です。
「アツすぎる」と言われる私は、新卒1年目の2016年1月、delyがレシピ動画事業に参入する直前にP&Gから転職してきました。
入社当時は社長を含めて社員は5名。
動画の撮影/編集から始まり、営業部/ブランド部/コーポレート部/人事/広報などの責任者や、TVCM時の進行や運用型広告事業の立ち上げ、Yahoo!との資本提携やmogooの買収など、2年半で数多くの案件を担当してきました。
そんなdelyは現在、事業も組織もこれまでにないほどすごい角度で成長をしています。そのため、いたるところでとにかく人が足りない。経営企画をメインの仕事にしている僕ですが、現在は採用に最も時間を割いていると言っても過言ではないほどです。もっとdelyを大きくし、もっといい組織にしていくためにもぜひ優秀な人に入ってほしい。そんな思いからdelyのことをより多くの人に知ってほしくて今回この記事を書くことにしました。
超攻め型組織、「dely」について
組織や会社、チームには様々な「色」があると思いますが、delyはとにかく「超攻め型」の組織だと思っています。疑いようもなくCEO堀江裕介の姿勢が反映されているこの組織の色のおかげで、ただの普通の新卒だった私は2年半で150人の組織の役員を務められている気がしています。
「超攻め型」のdelyにはとにかくチャンスが無限にある。これはうちの会社の社員全員が口を揃えて言うことだと思います。今回はdelyがいかに「超攻め」で、いかに「無限チャンス」な会社かを、『ファイナンス編』『プロジェクト編』『ポジション編』の3つのエピソードで、ご紹介したいと思います。
<ファイナンス編:資金がないなか、ギリギリのテレビCM案件>
delyは2018年12月時点で約70億円の資金調達を実施しています。
実に2年の間に4度の調達。しかもその額も1億、5億、30億、35億。凄まじい勢いです。
こんな勢いで資金調達をするということは単純に考えて資金を「すぐ使っちゃう」ということです。
この投資に対する攻めの姿勢は常にdelyを他社以上に推進させ、景色を変え続けてくれました。そんなdelyのファイナンスで、最も印象に残っているのは2017年4月に実施した大型のテレビCMのことです。
僕は当時営業責任者として代理店との向き合いをしていました。「レシピ動画」に人気が出始め、競合環境が熾烈ななか、是が非でも早くCMを打ちたかった我々は木村文乃さんのCM起用も決め、代理店の方たちに「いや、もっとたくさん打ちましょう!」と言いながら前のめりに話を進めていました。
でも実は(今だから言えるのですが)
数億円の入金日の数日前まで、僕たちには当時テレビCMをする資金がなかったんです。
資金がない中で代理店の方たちと話を詰めていくこの不安感。
本当にこの数日で調達できるのだろうか…と心配でたまらないなか、「ヒヨってられるか!」と堀江には何度も言われたのを覚えています。そして、極限まで神経をすり減らした挙句の「調達が決まった!」の堀江からの一本の電話。この時の感動と安堵は、今でも忘れられません。
投資やファイナンスでも「超攻め」の姿勢を崩さず、修羅場ばかりを奇跡的に切り抜けてきたおかげで、この2年半でdelyは、大きく変化を遂げました。
<プロジェクト編:未経験でも不可能はない、と感じた2つのプロジェクト>
ファイナンス/投資面で超攻めた結果、プロジェクト面でのチャンスがすごく増えました。
テレビCMという規模のプロジェクトに未経験25歳でがっつり関われることからもわかるように、組織状態より事業が一歩前に進んでいて、良い意味でのムチャ振りがよくあります。
例えば、TVCM実施の直後の2017年7月に、新しいマネタイズの軸として運用型広告メニューをフリークアウト社と協力して開発することになったのですが、当時運用型について詳しい人が社内にいなかったので完全未経験の私と若手社員で担当することに。
当時タイアップ広告事業部GMであったものの、タイアップ広告とは気質の異なる運用型広告を、しかも細かい設計から他社と協議しながら3ヶ月でローンチする必要があったこのプロジェクト。当時の僕は「DSP?」「CPM?」「YDN?」と、広告についての知識が皆無に等しいレベルだったので短時間で一気にインプットとアウトプットをやり切らなければならず、僕にとってはドラゴンボールの100倍重力室くらいの環境でした。
直近だと2018年5月、コーポレート部のGMになった私にYahoo!資本提携とmogoo(もぐー)M&Aが任されることに。こちらも例のごとく完全未経験。枠組みや構想は代表の堀江が戦略的に絵を描いているとはいえ、僕の過去に資本提携やM&Aの経験はなく、普通の企業ならこんなチャンスは回ってこないはず。
広告メニューの立ち上げや資本提携・M&Aと、この1年ちょっとで、多くの人の力を借りながら、またひとつ迫られる環境の中数倍速で勉強することができました。
<ポジション編:『組織vs自分』のスピード勝負>
未経験でもプロジェクトを推進しまくる「超攻め型」の組織で次に起こることは、ポジションが増えること。delyでは「見せかけ」のポジションではなく、事業をもっと伸ばすために必要な推進のポジションが日々増えています。
delyの経営メンバーにあたるGMは全5人。タイアップ広告事業部GMのスコ野村は僕をコーポレート部に送り出し入社3ヶ月でGMに就任、ブランド部GMの小林は契約社員から正社員になるタイミングで開発部から抜擢、開発部GM奥原はCTO大竹が新規事業部に異動する中2018年11月よりGM就任を果たしています。
会社としての挑戦が増えるからプロジェクトが増え、ポジションも増え、このサイクルが回っていく。「超攻め」なエネルギーを持っているからこそdelyのストリートファイトな精神と環境が、僕らを鍛えてくれているのです。
頭がいいからじゃない。実行力があるから勝てる。
もちろんビジネスをする以上、頭がいいキレ者であることは大事な要素だと思います。
でも私の経験上、頭がいいだけでは何も起こせない。
ボコボコになりながらも前に進める「実行力」が本当の力ではないでしょうか。
一度きりの人生、偉そうに難しい言葉で知識を語ったりするんじゃなくて、
本当の生身の自分を鍛えてくれる場所で自分に向き合ってみるのはどうでしょうか。
きっと辛いこと、逃げたくなることの方が多いけれど、その分得られる感動や成長は圧倒的に大きいと自信を持って言えます。
これまでお話してきた「超攻めな」delyですが事業成長のスピードに人材の数が追いついていません。無制限と言っても過言ではないチャンスがこのままでは無駄になってしまう。
以下、delyの求人一覧です。
delyに興味がある人、「超攻めの組織」で自分の本当の力を試したい人、Wantedlyでなくとも、DMでもかまいません。とにかく連絡ください!
ここには書けないもっともっとリアルなことを、ランチ時間、目一杯使っておはなししますので!