【新卒】別業界とdelyの間で悩んだ就活期間を経て、dely入社を決断した理由とは?
新卒でdelyに入社し、活躍している社員にフォーカスしたインタビューシリーズ。
今回は今年4月に入社し、商品比較メディア「クラシル比較」の新規フォーマットの開発を担う西莉子さんです。
もともとは違う業界での就職を検討していたという西さんが、delyに入社を決断した理由とは? 西さんに、就活当時の気持ちの変化とこれからの展望を聞いてみました。
このnoteに登場する社員
観光を学んだ学生時代から他業界挑戦への決断
――西さんは大学ではどんなことを学び、取り組んでいたのでしょうか?
西:
旅行が好きだったこともあり、立教大学で観光学を学んでいました。「北欧フィンランドの文化」、「ホテルマネジメント」をテーマに扱う2つのゼミに所属しながら、資格取得、アルバイト、インターンシップ、旅行……と、とにかくたくさんのことに取り組みました。
――かなり活動的な学生生活だったんですね。
西:
ちょうどコロナが拡大しはじめた2020年4月に入学したので、すべての観光行動が止まったなかで観光を学ぶという特殊な状況でした。
その影響もあり大学一年の頃は身が入らず過ごしていたのですが、「せっかく勉強して得た貴重な4年間をこのままでは棒に振ってしまう」と心を改めました。それ以降は、「コロナもあったけど、そんなことは関係ないくらいにやり切ったと言えるように過ごす」というスローガンを掲げ、アグレッシブに大学生活を過ごしました。
――就活を始めた時はどんなことを考えていたのでしょうか?
西:
就活時代に掲げていたのは、ミッションやバリューに共感できるか、事業内容に興味を持てるか、その会社と自分がフィットするかという3つの軸です。就活を始めた当初は、「観光の仕事がしたい」「自分は大手よりもベンチャーの方が向いていそう」という思いがありつつも、自分に何が向いているのかの確信を持てない状態でした。
まずは動いてみようということで、観光に関するスタートアップである「令和トラベル」でのインターンをはじめました。令和トラベルではPR(広報)、SNSマーケやツアー企画、インターンリーダーまで幅広く経験しました。
――大学時代に学んだ観光業で就職先も探していたのでしょうか?
西:
そうなんです。自分でもずっと観光系の企業に行くと思っていたんです。だけど、観光系の企業といっても大手の旅行会社に行きたいわけではありませんでした。
どちらかというとWEBマーケティングやデジタルの力で旅行や観光を盛り上げることをしたかったので、IT系のベンチャーは視野に入っていました。令和トラベルでのインターンと並行しながら就職活動をしていたのですが、結構悩みましたね。
――delyに興味を持ったきっかけはなんだったのでしょうか?
西:
先輩が就活時代に受けていて、クラシルの会社であることや社名については知っていました。たまたま新卒の募集を見かけ、面白そうだと思いエントリーシートを出してみました。小学生の時から「人の役に立ち、人に喜んでもらえる仕事につきたい」と思っていたので、delyが掲げる「BE THE SUN」をはじめとする価値観に共感できたというのも理由の一つです。
でも、どこかで「観光系の事業ではない」ということが引っかかっていて……。正直なところ、エントリーシートを出した時点では、観光業に行きたい気持ちが強く、自分がdelyに行くとは思っていなかったんです。クラシルもTRILLも興味はあるけど、当時は観光への思いが勝っていたという感じでした。
――その中でdely入社の決め手は何だったのでしょうか?
西:
選考を通して、素の自分を見てくれているなと感じたし、見抜かれていると感じたんです。delyなら入社してもありのままの自分で成長していけると思えました。面接で合う方々との対話のなかでも「合うな」と感じることが多かったのも決め手です。就活の軸の一つであった「会社と自分がフィットするか」の部分で惹きつけられるものがあったんです。
ありのままの自分がdelyとフィットした
――選考中のエピソードで印象的なものがあれば教えてください。
西:
どの過程も印象的だったのですが、とにかく全ての質問が鋭かったことが記憶に残っています。「優秀な方が多くて、成長できる環境だろうな」と思いましたね。
最終面接前に社員面談としてマーケティング部のマネージャーと話す機会があったのですが、それもすごく印象に残っています。選考ではないから気楽な気持ちで挑んでいたのですが、いざ面談がはじまると思ったよりいろいろと聞かれて焦りました(笑)。
その面談の中で「今受けている企業すべてから内定が出たらどう決めるんですか?」と聞かれて。他社で同じことを聞かれた時は、うまく繕って乗り切ったのですが、思わず本音で、「正直、最後はその時の勘だと思う」と答えてしまったんです。
それに対して「そうだよね。僕もdelyの最後の決め手はその時の勘だった」という言葉が返ってきたのが印象的でした。「これでいいの?」と驚いたし、本音を受け入れてもらえたこともうれしくて。delyと自分はマッチしているのかもしれないと思うようになりました。
――最後はまさに直感で決断されたんですか?
西:
はい。意思決定直前まで迷いに迷いましたが、最後は自分の勘を信じてdelyへの入社を決めました。
――その後、内定者インターンとしてdelyにジョインしたんですよね?
西:
そうです。2023年7月からジョインし、最初はクラシル比較のSNSチームに配属されました。アフィリエイト投稿でGMVを上げることと、クラシル比較の認知を上げることがミッションのチームで、私はInstagramとYouTubeでの投稿企画と運用を担当していました。
2023年12月からは、立ち上がって間もないクラシル比較の事業企画チームに異動し、企画営業のような立場でタイアップ広告の販売やアフィリエイト案件のディレクションを担当しました。
――インターン中の学びや得たものはありますか?
西:
他社でのインターンの経験はあるとはいえ、全然違う業務だったのでゼロからのスタートでした。数字ベースでの意思決定やデータを集めて次のアクションを起こすという経験は大きな学びになりました。自分の勘を信じて決めてよかったと思ったし、仕事の内容も大事だけど、誰とやるかが大事だということも、身をもって知りました。
業務以外のところでもチームや事業部内の交流が盛んで、インターン時からフットサルのコミュニティーにも参加させてもらい、いろんな方からの刺激をもらっています。
新チームで経験する立ち上がりと成長の実感
――現在はどのような業務をしているのでしょうか?
西:
クラシル比較のコンテンツチームで、クラシル比較を国内No. 1の商品比較メディアにするべく新規フォーマットの開発を担当しています。去年から記事数は増えたものの、質の向上が課題でした。
ユーザーにとって価値がある記事はどんなものかを考え、すでにある記事の質を高めるということをしています。現状は、狙ったキーワードでSEO上位を取るための検証をしたり、有識者にインタビューをしたりしながら、アクションプランの仮説立て、実行、分析までを行っています。
――今の業務において感じる難しさや課題を教えてください。
西:
一番の難しさは「ユーザーにとって本当に価値があるのは何なのか」を考えることです。
データやファクトに基づいて仮説を立てますが、それが正しいかどうかは記事を世の中に出してみないとわかりません。
また、私たちが価値があると思って生み出したコンテンツでもGoogleのアルゴリズムに「良い」と判断されないとユーザーには届かない。徹底的なユーザー視点を持ちながら、同時にSEOの視点を持つというのが、初心者の私にとっては難しい点です。Googleの評価もとても流動的なので、常にアクションをし続けることも重要です。
――内定者インターンで取り組んでいた業務とは違うことをしていると思うのですが、その大変さはありますか?
西:
そうですね。最初に所属していたSNSチームは運用体制がすでに確立されており、異動した事業企画チームも立ち上がり初期とはいえ、やるべきことの全体像は形になっていました。
現在のチームは4月に設立されたばかりで、まさに立ち上げの段階。私以外のメンバーもみんなも初めての状況です。
新しい仕事を担当すると、いつもは「いち早く全体像を掴む」ということから始めるのですが、今回に関しては「全体像そのものがまだない」という状況なんです(笑)。
まさに新規事業! と、ワクワクしつつ手探りで取り組んでいます。
――課題をクリアするために取り組んでいることややったことがあれば教えてください。
西:
どんな課題にも通じますが、一次情報を取りに行くことを大切にしています。ユーザー視点を考えるときも自分の思考だけでは偏ってしまいユーザーのニーズを深掘りし切れないと思うので。データで見える情報も大事ですが、会話の中からヒントが見えてくることもあるので雑談は大事にしていきたいです。社内で会った人に「今、〇〇の記事担当しているんですよね」と言ってみたり、週報に書いてみたり。常に自分がやっていることを開示しています。情報や有識者に辿り着いたらいいなと期待して(笑)。
私のチームにはこれまでクラシルやTRILLを成長させてきたスーパーマンがたくさんいますし、社内にも本当にさまざまな知識を持った社員がいるので。それぞれの視点からフィードバックをいただけるのはありがたいです。
――現在取り組んでいる業務ならではの面白さや魅力はありますか?
西:
業務を通していろんな世界を知れるということが面白いです。また、新規事業の立ち上がりと成長を間近で見られるのもワクワクします。内定者インターンでジョインしたとき、クラシル比較はまだ発表されていない時期でしたが、それが今リリースされて、成長過程にある。0からスタートのKPI進捗を見られることってなかなかないですよね。初期に参加しているからこそ経験できることがとても多いように思います。
いつでもやりたいことに飛び込めるように経験を重ねていきたい
――一緒に働くメンバーやチームについての印象を教えてください。
西:
私のチームは新規事業の中の新規チームということもあり、メンバーみんながメラメラしています(笑)。ギスギスしているとかはなくて、団結感が強いです。「絶対にNo. 1になりましょう!やってやりましょう!」と燃えています。
新卒の私の相談や意見もいつも親身に聞いてくれたり、「お疲れ!ゆっくり休んでね」とフォローもしてくれたりするような優しい方が多いです。
――新人だからこそ意識していることはありますか?
西:
わからないことはわからないと聞くということを意識しています。また、手を動かしている立場だから見えることもあると思うので、それも伝えるようにしています。自分が大変だと感じることを起点に今後の課題をつぶせるのはうれしいし、そういう意見を聞いてくれ、課題に向き合ってくれるチームなのでありがたいです。
個人としてはdelyのバリューにもある「Heart to Heart」を大切にしています。なにをやるかも大事ですが、誰とやるかがやっぱり大事だなと思うので、腹を割って向き合うときに、相手へのリスペクトを持ちつつ関わり合う「Heart to Heart」が重要になってくるのかなと。
――西さんが思う「delyで働くのに向いている人」を教えてください。「どんな人と働きたいか」でも構いません。
西:
素直で前向きな人と一緒に働きたいです。toCのマーケティングって一見キラキラして見えますが実際はすごく泥くさいし変化も多い環境。頻繁に方針が変わったり、急なアルゴリズムの変更で突如修羅場が発生したりもします。そんな状況の変化でも、ネガティブにならず「大変だけどみんなで乗り越えよう!」って言える人はdelyに向いているんじゃないかなと思います。
――今後、チャレンジしたいことがあれば教えてください。
西:
まずは目の前のことや数字を上げることに全力で取り組みたいと思っていますが、長い視点では、何かの領域で長けて、周りを巻き込む台風の目になっていきたいです。先輩の豊平 青さんのインタビューにもありましたが、「にしりこなら何とかしてくれるでしょう!」とカオスな場面に呼ばれるように私もなりたいと思っています。そのために知識や技術を身につけていかねばと燃えています。
――もう少し長いビジョンで、どんな働き方をしていきたい、どんな仕事人になっていきたいなどありますか?
西:
具体的なビジョンがあるわけではないのですが、その時々でやりたい選択をするためにはスキル、経験が必要です。
10年後、自分が熱量を注ぎたいというものを見つけたとき、そこにコミットできるようになりたい。”やりたい”を実現するために実績、実力が伴わないとできないので経験を積んでいかなくてはいけないなと思うし、そのためにいろんなことに挑戦できるdelyに来たので。
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