2021.7.23. 東京オリンピック2020開会式 -東京 群集-147

日々増加する首都圏のコロナ感染者数。選手村でも選手やスタッフの感染者が続出し、前日まで演出者人選のゴタゴタで揉めまくった東京オリンピック2020の開会式がついに決行された。
ご存知のように開会式はじめすべての競技会場では無観客だという決定がされているにもかかわらず、オリンピックスタジアム周辺の歩道はまるで花火大会の時のような大混雑だった。

そんな中、遠くから「オリンピックはやめろ！」という抗議行動の声が聞こえてきたので、その方向を目指した。
千寿院交差点（ビクターのスタジオがある）の角で昼間に渋谷で五輪開会式粉砕デモを行なっていたグループの一部、全学連の旗があったので中核派と思われる面々が、オリンピックスタジアムの目の前で抗議行動のコールを続けていた。

19:53　千寿院交差点で楽器とトラメガを使った「オリンピック中止！」を訴える抗議行動をする中核派。
コールの内容と現場の雰囲気は、当日ツイートした↓こちらを参照ください。

千寿院交差点で午後のデモチームがオリンピック反対のアクション&シュプレヒコールやってる。#オリンピックやめろ pic.twitter.com/BKguVAbXtm

— 東京 野良桜™ 小野寺宏友 (@nora_zakura) July 23, 2021

21:47　いつまでも続く抗議行動、徐々に警察の警備がピリピリしだす。

22:03　周辺より警備応援の警官、公安がたくさん集まる。この時までにすでに3名ほど公務執行妨害で連行されていた。

22:45　そして、空にドローンによる3Dイルミネーションショーが上がる頃、抗議行動は解散していた。

23:47　長い長い入場行進と、長い長い校長先生のお話と、やたら引っ張る聖火台点灯の末に、やっとフィナーレの花火が上がった。

「パンとサーカス」を与えられて満足してるみなさんがテレビで開会式ショー中継を見ていたそのすぐ外側で、テレビには映されないこのような光景が繰り広げられていました。

この写真を見ていただくとわかりますが、ここオリンピックスタジアムはじめ多くの競技会場が、建設現場を囲うフェンス＝バリケードで封鎖されています。
実際に現地を歩いてみましたが、下図のように広大なエリアがバリケードで封鎖、もしくはビル敷地などで入れず、という状態でした。

国立競技場周辺を歩いて目撃した無粋なバリケード。
一応 #TOKYO2020 のロゴあしらってるけど建設現場を囲うアレだよね。他会場も同様に囲われてるみたい。入場できないんだから外観くらい見せろよ。
誰のための五輪か？っていう姿勢が露骨なまでに可視化されてる異常さをメディアはしっかり伝えてね。 pic.twitter.com/WzZSZjbfRB

— 東京 野良桜™ 小野寺宏友 (@nora_zakura) July 22, 2021

コロナ禍とはいえ、関係者以外を排除し、その会場外観さえも見せない姿勢、過剰な警備…

一体誰のためのオリンピックなのでしょうか？