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2023.08.13. 深川八幡祭り -東京 群集-195

街中はすっかりコロナ明けムードで、各地で花火大会も夏祭りも復活していますね。
そんな中、門前仲町の富岡八幡宮の深川八幡祭りが3年ぶりに復活しました。通称"水かけまつり"と呼ばれる本祭は3年ごとの開催で、広範囲な氏子町内の神輿、合計五十三基が富岡八幡宮を目指して次々と渡御して行きます。

本来であれば2020年に行われるはずが、ご存知のようにコロナ禍で、なんと6年ぶりの本祭ということで、台風7号が日本列島に迫る中、群集撮影に行きました。

隅田川にかかる永代橋を交通規制して、氏子町の神輿が次々と渡って行きます。
その数、なんと五十三基!
普段ここは車でしか通ったことがないので、車道を歩けるのは感慨深いです。
早速沿道からささやかな水かけが。
ここから1kmほど先の富岡八幡宮まで神輿の隊列が延々と続きます。
永代橋を渡り終えて150mほどの場所では、荷台に水をたたえた大型トラックが待機。
神輿が通りかかるとバケツを持った大人数の地元衆から盛大に水をかけられます。
この先の交差点では、消防団による水かけエリアなどもありました。
神輿はトラックの前で停止、ただでさえ重たい神輿を頭上に掲げ、水をかけられます。
さらには「まわせまわせっ!」の掛け声で神輿がぐるりと回ったりもしました。
もっと近くに寄って撮影してみました。
少しだけですが、水しぶきかかりました。
トラックの荷台はこんな感じでした。

その後富岡八幡宮の方向へ移動するも、近づく台風の影響で大雨が降ったり止んだりを繰り返し、また、高温多湿で体力を奪われてなかなか進めませんでした。
小雨の中、断続的なアーケード伝いになんとか到達するも、撮影できたのは最後の神輿一基、しかも傘をさした人々越しでこんな絵しか撮れずじまいでした。

富岡八幡宮前では神社専用の水かけ台があり、その奥には脚場で高く組まれた櫓があり、氏子町の関係者なんでしょうか?見物をしていました。
そこから見る光景はさらに圧巻だったでしょうね。

東京のいくつかの場所で神輿渡御を見てきましたけど、神輿を担ぐ掛け声は「せいやっ!」などが多く、昔から漫画やドラマなどで定番の「わっしょい!」という掛け声は聞いたことがありませんでした。
けれども、ここ深川では「わっしょい!」の掛け声が鳴り響いていました。"和を背負う"という意味だそうです。

さて、2018年夏に思いつきで始めたこの"東京 群集"シリーズ、コロナ禍をはさんでしまって計らずもビフォー/アフターコロナの貴重な記録となりました。
当初は繁華街やイベントなどの群集を撮っていたのですが、下町の巨大祭りは人出数が半端なく大きいからさすがに躊躇していました。なので「今年はお祭り神輿撮影にトライするか」と決心したのが2020年の年明け。

ご存知の通り、そこからはコロナ禍の自粛…

2023年になってやっと神田明神祭、浅草三社祭、そして深川八幡祭りと、江戸の巨大規模祭りを三つ撮影することができました。
もうこれ以上撮り続けても似たような絵の量産にしかならないと感じているので、"東京 群集"シリーズはここで一度ピリオドを打ちます。

2021年に自主制作した写真集「東京 群集 2018-2020 Before/With Covid-19」は、あと10部程度残ってますので、よかったら↓で買ってください。

BASE : 東京 群集 2018-2020 Before/With Covid-19
https://deluxe55.thebase.in/items/45057026

東京 群集 はこのマガジンにほぼ全部収められています。
改めて初期からご覧いただき、投げ銭などで応援くだされば幸いです。
https://note.com/deluxe55/m/m445fc2d925f0

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