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長友佑都について(11/5/2022FC東京vs川崎フロンターレ)

今日は11月5日に行われた
Jリーグ最終節 FC東京VS川崎フロンターレの
長友佑都選手を見ていきたいと思います。

この試合、長友選手は1-4-3-3の左サイドバック。
右利きの左サイドバックですね。

ボール保持時と非保持時で良かったところと改善点を1つずつ、
計4つあげていこうと思います。

ボール保持時

良かったところ

ポジショニング
この試合は33分に
フロンターレのGKチョンソンリョンが退場したため、
10人で1-4-4-1の形にしてました。
つまり、かなり1トップ脇が空いてきます。
だから、監督の指示?本人が考えた?かはわかりませんが、
かなり、中に立って、ボランチ脇を取り続けていました。

この図で言えば赤5番が長友選手。
ここに立つことで7番(松木選手)と11番(アダイウトン選手)のパスコースを確保しつつ、攻撃の起点になれていたともいます。

改善点

ワンツーのコースどり
8分22秒のシーン
長友選手はボールを近い距離でアダミウトン選手に預け、
ワンツーをもらおうとします。
その時のコーツどりが下の図にようになります


相手の間を走り抜けてしまいます。
これでは、パスをリターンでもらう時にかなり窮屈な体勢、
かつ背中からくるボールのトラップという形になります。
結果、ボールを取られ、2人が置き去りの状態になってしまいました。

なので、ここでは相手選手間で止まる。
が大事なのではないでしょうか?
すると、
リターンをもらってもワントラップで空いての間を抜けられる。
また、ボールロストしても、比較的近い距離からのプレスが可能です。

ボール非保持

良かったところ

カウンターの対応
33分18秒のシーンです。
フロンターレのマルシーニョ選手が
カウンターでかなりいい位置でボールをゲットし、ゴールに迫ってきます。
一枚だけ残されている長友選手。
後ろから味方選手が追走してきてくれてます。

この時、右から味方のサポートがきてくれているので、
左にだけは行かせないように少し相手の右側に立ちながら、
相手のスピードを落とさせ、味方と挟んでボール奪取に成功しました。
素晴らしい対応だったと思います。

改善点

絞りが間に合わない
6分4秒のシーン。
フロンターレ中盤選手がペナ前あたりで
前向きにボールを持っている時
真っ先に消したいコースを消せていない印象がありました。

このシーンでは、真っ先に10番へのコースを最優先できる必要が
あったのではないかと感じました。

全体の感想

全体の感想は
「昔、思っていた長友選手とは違う」
です。

昔は、ただサイドをオーバーラップする
という印象だったのですが、

今回の試合は
(チームのスタイルかもしれませんが)インナーラップを多用し、
ワイドに張るアダイウトン選手と
かなり良い関係性だったと思います。
また、中盤にはいってきてボール循環も作れていた印象でした。
かなり、「賢い」というのが
僕の今日見た長友選手の感想でした。


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