サッカーのMikata ①システム
今回は筆者流のサッカーを観戦する時に何を見ているのかを書いていこうと思います。
これを通して多くの人のサッカー観が広がれば、よりサッカーが好きな人が増えてくれるのではないか、サッカーの「見方」を伝えることで、サッカーの「味方」を出来ればなんて思ってます。
これはシリーズしていこうと思うので、テーマごとに分けて、書いていこうと思います!
そんな、第1回目のテーマは
「システム」
です!
そもそも「システム」って何?っていう話からなんですけど、
よく、フォーメーションとごっちゃになって使われている印象があります。
筆者なりの考えは
フォーメーション→初期配置
システム→局面における配置
です。
ではどういうことか。
TacticalBoard.app
というアプリを使って解説していこうと思います。
青チームのフォーメーションは1-4-1-2-3(1-4-3-3)です
対して、赤チームは1-4-4-2ですね。この二つのチームが試合をしたら、どう重なり合うか。
このような形になります。
すると自ずと試合中にマッチアップする選手が決まってくると思います。
つまり、「噛み合わせ」があるのです。
このような形ですね。
この場合、青のビルドアップ時(下からの攻撃組み立て)に[6番]がフリーなので
[6番]を経由すると、よりビルドアップがしやすいと思います。
それ(フレーの選手が配置上で出来ること)を「噛み合わせの”外”」にいる
とでも言いましょうか。
では、赤はそれが嫌なので[赤11番]を[青6番]につけて中盤での数的優位を無くさせようとします。そして、[青CB二人]は[赤10番]が中間に立って見ることにします。
これでは[青チーム]はボールをCBまでは運べても中盤までなかなか運べません。なぜなら、噛み合わせの外にいた選手がマークされてしまったからです。(噛み合わせの内)
そこで、[青9番]が中盤に落ちて数的優位を作ろうとします。
また、噛み合わせの外の選手を作ろうとします。
こうすることで、中盤の数的優位を作り出したわけです。
このようにして、噛み合わせを外して行くことで試合を優位に進めたり、
噛み合わせを合わせることで、相手の思い通りにさせないようにするわけです。
では、この時の配置を両チームともに見てみましょう。
青チームは1-4-1-3-2という形に
赤チームは1-4-4-1-1になりました。
青チームは1-4-1-2-3→1-4-1-3-2へ
赤チームは1-4-4-2→1-4-4-1-1へ変わったわけです。
これが変化した後が筆者の思う”システム”であって
監督たちはこのシステムを状況によって変えることで試合を優位に運びやすいようにしていくわけです。
※監督の仕事はもちろんこれだけではないのですが、長くなってしまうので、それらは今後紹介します。
これ(システムの変化)がサッカーの試合では目まぐるしく行われているわけです。
はい!では、まとめというか確認ですね。
1.フォーメーション→初期配置
2.システム→局面における配置
3.システムを変えることで噛み合わせをずらし、試合をより優位に運びやすく出来る
いかがだったでしょうか?
システムを見るだけでも少しサッカーの見方が変わって楽しくなってくるのではないでしょうか?
というか、そう願ってます!
だから、皆さん次は少しフォーメーションとシステムを意識して、サッカーを観てみてください!
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