観察の仕方
今日は情報収集のための観察の仕方についてお話しします。
『アイデア脳の作り方』ではさまざまなモノコトを観察して記憶することが重要だとお話ししました。しかし、ただ見れば良いと言うわけではありません。
基準となる情報を押さえる
観察には基準となる情報が必要です。
たとえばドラム式洗濯機を観察するとします。
基準なしに見ても、それが凄いのかダメなのか、高いのか安いのかなど、特徴が掴めません。
特徴が掴めなければ、情報として蓄積しようにもタグになるキーワードが設定できず、いざアイデア出しをするときに関連情報として引っかかることはありません。
基準となる軸を持つ
意味のある観察をするためには、対象のことを知っておく必要があります。
といっても事細かに確認する必要はありません。「価格」や「機能の種類」「サイズ」など、そのモノやコトの一般的な状態を知っておく程度で構いません。
先ほどのドラム式洗濯機を例にしてみましょう。たとえば「平均的な価格」と「平均的な機能の種類」を調べておきます。すると、この二つが軸になって比較の基準となる洗濯機像の位置が定まります。
この基準をもとに観察すると「#安い」「#機能が多い」「#シンプル」など観察対象の特徴に気づくことができます。
ちなみに、軸となる情報は「好き/嫌い」など自分本位なものでも構いません。ただし、自分にとっての「好き/嫌い」がどういうものかは知っておいてください。
また、基準は定期的に見直しが必要です。いつまでも古い基準で観察していると、誤った特徴をタグとして記憶してしまうことになります。
まとめ
・観察対象のことを知っておく
次回は観察のコツについてお話しします。
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