【ネコの島】琵琶湖に浮かぶ有人島『沖島』の魅力
日本一大きな湖、琵琶湖。そんな琵琶湖に、なんと人が住んでいる「島」があるのをご存じでしょうか。
■日本で唯一、淡水湖に浮かぶ有人島
島の名前は「沖島」。近江八幡市から琵琶湖の沖合1.5kmほどに位置しており、約300人が住んでいます。
淡水湖の島に人が定住している例は日本で唯一、世界的にも珍しいとのこと。一体どんな世界が広がっているのか、上陸してみました。
まずはJR琵琶湖線・近江八幡駅からバスに乗ること45分。渡し舟が出る堀切港まで向かいます。
堀切港から、定員20~30名ほどの小さな渡し舟で出発。島には小学校しかないため、中学生以上はこの舟で本土まで通学しているそうです。
10分ほどで到着。海の離島のように、港にたくさんの船が泊まっています。
手作り感あふれるマップがお出迎え。
堀切港のバス停が港にあったのが面白かったです。バスが来ないバス停。
離島らしい狭い道を歩いて島を散策します。
高台からの眺め。本当に琵琶湖が海のようで、瀬戸内の多島海にいるような感覚になります。
島ネコが2匹登場。エサを求めてひたすらついてきますが、一定距離歩くとあきらめます。縄張りから離れないようにしているんでしょうか(笑)
※離島のネコにエサを与えると、民家の食べ物をねらうようになるなど現地の方の迷惑になるので、絶対にやめましょう。
沖島小学校&幼稚園。湖に浮かぶ島の学校で、子どもたちはどんな学園生活を送るのでしょうか。
琵琶湖の大自然に囲まれ、のどかな時間が流れます。
民宿「湖上荘」さん。鮒寿司など、琵琶湖の恵みを活かした料理が堪能できるとのこと。沖島には、こちらと「民泊湖心(KOKO)」さんの2つの宿泊施設があります。
こちらは島唯一の自動販売機。左は酒屋としての機能も果たしているようです(笑)
沖島郵便局。ゆうちょのATMも完備。
島の裏側(北側)に出てみました。古い民家が立ち並んでいます。
島のお寺、西福寺。小さいながら、境内はきれいに整備されていました。
島の公園。ここにもネコがうろうろ…。
港に戻ってきました。2時間弱の滞在。贅沢で濃密な島時間でした。
港でもネコたちがお見送り(笑)
港に隣接している「沖島漁業会館」では食事ができるようですが、訪れた時には人がおらず立ち寄れませんでした。次に行ったときはぜひ沖島グルメを堪能したいです。
周りが湖であることを忘れるほどの雄大な自然と、それに溶け込むように並ぶ島の街並み…数ある離島でも、群を抜いて非日常的な雰囲気がありました。書いているうちに行きたくなってきた…(涙)
※島を観光する際は、勝手に民家の敷地に入らない、島民(特に小学校など)の写真を勝手に撮らないなどのマナーを守りましょう。