【夏の道北旅行④】ついに姿を現した利尻富士
2018年6月、友人の誘いで北海道の利尻島に旅行へ行きました。
《前回の記事》
沓形岬公園を後に、島の南部へ向かいます。
「北のいつくしま弁天宮」という祠に来ました。昔、岩に打ち砕かれそうになった弁財船を弁天様に救われた島の人々が、感謝の意を込めて建てたそうです。
小さな祠ですが、後ろには豊かな日本海が広がり、神々しいパワーを感じます。
弁天宮のすぐ近くにある「寝熊の岩」。クマが海の上に寝そべっているよように見えることから名付けられていますが、あまりクマに見えませんでした(笑)上陸したヒグマも寝ててくれたらいいんですが…。
とにかく海がきれいで、いつまでも眺めていられます。
さらに南へ進み、仙法志御崎(せんぽうしみさき)公園に到着。このあたりが島の最南端エリア。
公園にはアザラシが飼育されており、エサやり体験などもできます。よく見ると、アザラシが泳いでいる下の岩場にはウニのようなものがたくさん見えますが、彼らは利尻のウニを食べて育っているのでしょうか…贅沢過ぎる…。
おいしそうな水槽も展示されていました。
仙法志から東に進み、利尻島最大の観光スポット「オタトマリ沼」へ。ここも、晴れていれば利尻富士が水面に映る絶景が見られるのですが、また雲が出てきてしまいました。本当に東西で天気がまったく違います。
ウニ、ホタテ、ソフトクリームなどが食べられる休憩処があります。ツアーの方も多く、天気を嘆いておられました…。
オタトマリ沼から島の東側の道を通り、島を一周して鴛泊に戻ってきました。夕方になってきたので、宿泊する旅館にチェックイン。港のすぐ近くにある老舗「最北亭」さんです。
ここまで東西で天気が違うなら、もう一回沓形岬に行けば利尻富士が見えるのでは?と思い、再度車で出発。すると、予想通り昼以上に雲が晴れてきていました…!
沓形岬到着。若干雲が残ってますが、ついに利尻富士が姿を現しました。
撮影しまくる我々。海とのコントラストがとてもきれいです。
利尻町の市街から内陸に進み、利尻山にもっとも近い「見返(みかえり)展望台」へ。
どんどん利尻山が近づいてきて、ついに到着。
島の原生林を一望。息をのむ絶景でした。もっと晴れているときは海まで見渡せるのかもしれません。
こうして眺めてみると利尻島はかなり広く、これだけ広ければヒグマに遭う確率も相当低いだろう、と少しほっとしました(笑)
絶景を満喫し、最後に鴛泊の「夕陽ヶ丘展望台」に上りました。こちらは相変わらずの曇天…。
海の向こうには礼文島の山々が見えます。利尻のさらに北、ものすごい秘境感が漂っていて興味をそそられました。
夜は鴛泊の居酒屋で昆布の焼酎を注文。爽やかで飲みやすく、利尻に来たらぜひ飲むべきお酒です。
翌朝。8:30のフェリーで稚内に戻ります。昨日よりは天気が回復していました。
居酒屋の方の話では、昨日の鴛泊の気温は利尻でも異常だったとのこと(笑)通常は10℃を下回ることはないそうです。
利尻島との別れ。まる1日、隅々まで満喫できました。
船に乗ると、なんと朝の時点では雲に隠れていた利尻富士が姿を現していました!最後の最後に最高のお見送り。
鴛泊の方から見ると、より山頂がとがって見えます。本当にいつまでも眺めていられる絶景でした。
2時間ほどで稚内に到着。最北の自然の圧倒的な美しさに浸り、ここ数年で一番の旅ができました。