【富山市】鉄道ロマンあふれる喫茶『ブルートレイン』の雰囲気が最高
先日、富山市の『ブルートレイン』という喫茶店を訪問しました。店名で察しがつく通り、鉄道をコンセプトにした喫茶店なのですが、想像以上にすごいお店だったので、今回はその紹介です。
市内電車の「安野屋」駅から南へ100mほど行ったところにあります。一昨年まで仕事で富山に住んでいたのですが、その時はまったく知りませんでした。鉄道好きとして何たる失態…。
外装には、ブルートレインの客車を思わせるショーケースに、「模型列車運転中」の文字。全体的にノスタルジックで素敵なたたずまいです。
店内に入ると、カウンターもボックス席もレトロな雰囲気です。そしてそれらを取り囲むように、無数の鉄道模型や鉄道グッズが…!かなり年季の入った行先標やヘッドマークから、「Twilight Express 瑞風」のような最新車両の模型まであります。
今回はボックス席に案内していただきました。下のレールを列車が走っていくのが見えます。
SLの客車をイメージしたボックス席。窓枠やシートの雰囲気もさることながら、この砂糖を置いている窓際の小テーブルや「禁煙」マークがいかにも列車らしいです(笑)本当に列車に乗っているような気分でした。
時刻表をかたどったメニュー。まるで何度も旅に持っていってボロボロになった時刻表のような趣があります。
(写真を撮り忘れてしまったので、「コトコトとやま」さんのブログより拝借しました。)
今回はコーヒーと、人気の「コーヒーチーズケーキ」を注文。レアチーズケーキのような滑らかな食感にコーヒーの深い味が合わさり、めちゃめちゃおいしいです。カップやお皿もオシャレで、本物の食堂車で使われたものかのようです。
窓枠には駅名標のようなメニューと、寝台特急「日本海」のヘッドマーク。こういう細かなインテリアがオシャレ過ぎます…。鉄道マニアでなくても、列車旅が好きになりそう。
路面電車の模型までズラリ。その上には、かつて市内電車が走っていた都市が地図でまとめられていました。よく見ると、廃止年月日や走っていた両数まで記載が…店主のすさまじい鉄道愛にただただ脱帽です。
この写真の左上にある「発車順番表」に書かれている列車の模型が、その順番で店内を走ります。走行中の列車は列車名横のランプが光る仕組み。お店全体が鉄道ジオラマのようです。
『ブルートレイン』は1980年に開業した超老舗喫茶。過去には全国からたくさんの取材も受けており、その数ご覧の通り。
2015年に北陸新幹線が開業した際も、いち早く新幹線の模型を走らせたそう。
「おいしいコーヒー・楽しい模型」。まさにキャッチフレーズにふさわしい、雰囲気最高のお店でした!富山に住んでいた頃に存在を知らなかったのが本当に惜しい…。
富山を訪問の際はぜひ訪ねてみてください。