【夏の道北旅行①】北海道・音威子府村の「一路食堂」が美味しすぎた
2018年6月、友人の誘いで北海道の利尻島に旅行へ行きました。
■宗谷本線で稚内を目指す
当時私は関西に住んでいました。利尻島へは新千歳から飛行機が出ているので、その気になれば関空⇒新千歳⇒利尻と飛行機を乗り継いで上陸することもできます。が、それではあまりにも味気なさ過ぎるので、乗り鉄である我々は新千歳からは鉄道で最北を目指すことにしました。
札幌から特急ライラックに乗車し、旭川まで。
旭川で接続の特急サロベツに乗車。本当なら特急を使わずに行くのもやぶさかではないのですが、さすがに後の旅程的にキツ過ぎました(笑)
使用したのは「Peachきた北海道フリーパス」というきっぷ。25歳以下なら10,520円(当時は10,000円!)、それ以上なら13,150円で、道央~道北の特急列車自由席に4日間乗り放題の最強きっぷです。
■音威子府蕎麦を求めて途中下車
稚内まで特急乗り通しももったいないので、途中の音威子府で下車。2年ぶりの訪問。
音威子府駅といえば、駅構内の超有名駅そば「常盤軒」。なんと臨時休業中でした…。ここの黒そばを食べるために下車したと言っても過言ではなかったのでめちゃくちゃショックでした…泣
2年前の冬に訪れたときの写真。道北の厳しい寒さに、温かいお蕎麦が身に沁みました…。
※常盤軒は今年2月、店主が亡くなられたため閉店しました。晩年は店主がご高齢なのに加え、コロナの影響もあり休業が続いていたとのこと。旅情あふれる人気店がなくなり、寂しさしかありません。
このまま黒そばを食べずに音威子府を去るわけにはいかない…と、スマホ片手にお蕎麦が食べられるお店を探し歩きます。
壊れたまま放置されている橋がありました。人通りもなく、物寂しい雰囲気です…。
あまりに街に人気がなく心配でしたが、何とかお店を発見。「一路食堂」さんです。国道沿いにある立派な店構えで、期待が膨らみます。
店内も広々しています。
お蕎麦とカレー丼のセットを注文。おいしすぎてびっくりしました。お蕎麦は歯ごたえのある麺に、昆布ベースの優しいダシ。
そして特にびっくりしたのがカレー丼。まろやかでダシのうまみがたっぷり。お蕎麦のダシを使っているのだと思いますが、本当に食べたことのないほっとするおいしさでした。書いているうちに食べたくなってきた…。
音威子府駅から徒歩12分。常盤軒なき今、宗谷本線に乗った際には絶対訪問すべきお店です。
次回は音威子府から普通列車で稚内を目指します。
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