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書く事で救われる事もある。

昨夜、自分が書いていた小説が完成しました。この作品は書き始めてから3ヶ月で書けました。
1つ前の作品は、仕事をしながらもあるけど、1年2ヶ月かかっているので、驚異的なスピードで完成しています。

どうして、急に執筆スピードが上がったのか。それは環境の変化によるものがとても大きいです。

私は2021の1月末に東京で働いていた会社を退職しました。
退職した理由はわざわざ書かないのですが、辞めた事に今も全く後悔はしていないので、間違っていなかったのだと今でも思います。

問題はその後でした。

収入が無くなったので、家賃を含めた支払いが行えなくなりました。少しばかりの貯金はあります。しかし、それで永遠に生きれる訳ではありません。

その為、実家まで戻ってきました。

引越しをする為に東京のマンションを掃除して要らない物は捨てました。
大事にしていた中型バイクも手放しました。

本、家具、衣類、家電。これまで必死に集めた物が失われていく訳です。
今まで頑張ってきた物を1つ1つ消していく感覚は、喪失感を生んで東京に行った事が無意味だったのではないか。
そんな事まで思うようになってしまうようになりました。

そんな中でも小説の執筆に関しては変わりませんでした。
御茶ノ水のスターバックスでプロットを書いて、実家で完成させました。

どこに住んでも書いています。
小説の執筆だけは、これだけは、変化がないです。

今まで楽しくて好きで小説を書いてきました。
書き終わった小説を読んでもらって感想を貰えるのが嬉しかった。
終わった時の爽快感と解放感を味わうのが好きでした。

でも、今回の小説は書き終わった時に救われた感覚がありました。
止まっていた時間は、実は止まっていなかった。そんな風に感じました。
ずっと当たり前のように手元にあったから、これに救われているとは思わなかったです。

今まで10万文字を超える小説は、今回で17作品を書きました。
大分、書いてきたなって思います。
でもまだまだ書きたい話があるのでこれからも書いていきます。

また新しい小説を書こう。


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