「北の国から」が人を集めるまち(北海道富良野市)
【まちnote #23】北海道富良野市
「北の国から」で有名な富良野市。
ドラマのまま、雄大で、美しい景色を持つまちについてメモします。
フラノマルシェ
年間120万人の来訪者を誇る「フラノマルシェ」を起爆剤としたまちの活性化に成功しました。
その活動、「フラノマルシェの軌跡」としては書籍にもまとめられています。
その成功要因はいくつも挙げられていますが、特に新聞・TVに話題を提供することによる無料での宣伝(パブリシティ)の活用です。観光客が少なくなる冬シーズンにはより一層の話題作りに励むそうです。
ちなみに、立役者である西本氏が富良野にUターンしたのが34歳のとき。その時にはちょうど「北の国から」の放映が始まり、自分のふるさとを見つめ直すきっかけになったそうです。ドラマによって、改めて自分のふるさとの価値に気づき、移り住む人がいるのですね。
ふらのまちづくり株式会社
その西本氏、フラノマルシェを立ち上げただけでなく、フラノマルシェを土台に、まちなか居住とコミュニティーの再生を目指す取り組みを、ふらのまちづくり株式会社を通じて行っています。
ウェブサイトをみると、情報発信とおもてなしを行う複合施設「コンシェルジュ フラノ」や、健康増進施設「ふらっと」の運営も担っています。
ふらのまちづくり株式会社を立ち上げた経緯について、西本氏はこのように語っています。
(一緒に立ち上げたのは)大学進学や就職で、一度外に出ている連中なんですよ。外から見た富良野のポテンシャルを感じているので、このままで終わっちゃう街じゃないよな、「北の国から」が終わっても、富良野を終わらせちゃダメだよなという思いを共有していました。「北の国から」に頼らない、新しい富良野を作っていこうという強い決意のもとでスタートしたんです。
一度外に出て気づく故郷の魅力が、ドラマの影響でここまで増幅して、人を動かす事例もあるのですね。
最近は、東京・神宮前にあったフレンチの名店「ル ゴロワ」のオーナーシェフが移転したことでも話題になった富良野市。
このシェフも、なんと「北の国から」の大ファン。
どっぷり「北の国から」ワールドにつかる、まち歩きは楽しそう。
はーいってみたいな。
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