見出し画像

【Think right#3】権威のワナ

人は権威に弱い。

例えば、学者、医者、CEO、首相等の権威ある人の言葉は、ときに自分自身の考えよりも信じてしまう。

画像1

スタンレー・ミルグラムによる電気ショックの実験では、教授が「そのまま続けてください」と言われた被験者の多くがその言葉を信じて電気ショックのボルテージを上げ続けたという。

この権威のワナを排除する取り組みの最先端は航空会社だ。ほぼすべてのパイロットが「クルー・リソース・マネジメント」という教育を受けており、相手が機長であっても、矛盾点に気づいたら素直に迅速に指摘するように訓練されている。

自分の身の回りでもこの権威のワナは常に起きている。

もちろん権威に従うことは、そのノウハウを吸収する時にはもっとも効率的で、「守破離」の考え方のステップ1でもある。

しかし、権威も当然に間違うときがある。

これを常に意識したほうがよい。

権威の教えを素直に受け入れることと、一方で、それを客観的な視点から正しさを問うこと、これを両立させることが正しい判断をするためには必要だ。

逆もしかり、自分が詳しい分野があるとき、人からつっこみを入れやすい空気をつくっておいたほうが良い。

人はかならずどこかで間違えるから。

いいなと思ったら応援しよう!

池田寛人 | ㍿ファンベースカンパニー | ㍿酒と学校
気ままに更新をしています。マーケティング、フィンテック、スポーツビジネスあたりを勉強中で、関心があう方々と情報交換するためにnoteはじめました。サポートいただけると力がでます。どうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m