カーリングのまち(北海道北見市常呂町)
【まちnote #8】北海道北見市常呂町
北見市常呂町(2006年に周辺3市町と合併して北見市の一部となった)は、5,000人の人口にも関わらず、カーリングの聖地としてオリンピアンを20名以上を輩出しており、おそらく世界一オリンピアン比率の高いまち。
カーリング元日本代表の本橋麻里氏率いる、ロコ・ソラーレも常呂町を拠点にしています。2018年の平昌五輪で銅メダルを獲得し、同年の流行語「そだね~」で有名な、あの面々ですね。
北京五輪最終予選出場おめでとうございます!!
さて、ロコ・ソラーレを中心に、カーリングが住民のアイデンティティになっている北見市常呂町。マナースポーツ(あるいはベンチャースポーツ)を軸にしたまちづくりが、他のまちのモデルケースになるのではないかと注目されています。
以前にnoteでも取り上げているので、もしご関心のある方はこちらもご一読頂けると嬉しいです。
そして、間違いなくこの活動の中心人物の一人は本橋麻氏でしょう。彼女の北見市常呂町での活動がよくわかる記事と書籍があるので下記の紹介します。
チームの立ち上げ時から、地元の人たちと密に連携し、地元の人を最優先に活動してきた結果、ロコ・ソラーレは老若男女から愛され、北見市常呂町コミュニティの中心的存在になっています。
一方で、このカーリング文化は、一日で成ったわけではなく、そこには先人たちの熱い思いがあり、歴史があります。そもそもの発端は、1980年。北海道と姉妹都市提携を結ぶカナダ・アルバータ州の事業の一環でカーリング講習が池田町で開催されていた際、そこに参加していた小栗祐治氏が常呂町に持ち帰り普及したことで、常呂町がカーリングのまちに変貌を遂げました。
それ以降、年齢性別関係なく楽しめるスポーツとして町内で広がり、体育の授業になったり、アジア初のカーリング場ができたりと、経験者数増加やインフラ整備が進み、今でも多くの町民が生涯スポーツとしてカーリングを楽しんでいます。
そのため、いまでも小栗氏は「常呂カーリングの父」と親しまれています。
また、2020年には、北見市内にもう一つのカーリングホール「アルゴグラフィックス北見カーリングホール」もオープンし、さらにインフラが拡充されており、その濃いコミュニティは常呂町から、北見市へと広がっています。
このように、カーリングがアイデンティティになっている町で、観光においてもカーリングスポットを巡る人がいるようです。
と、カーリングのことしかここまで触れてきませんでしたが、カーリングと合わせて、オホーツク海の海の幸など、北見市常呂町には色々な魅力があるみたいです。
カーリング文化と海の幸を堪能できるまち。
はーいってみたい。