世の中良くすると、候補者全員が言うけれど
7/10に参議院選挙。
街は選挙カーで賑やかになり、聞きたくもない候補者の名前を強制的に耳に突っ込まれる日々。
候補者を紹介する新聞みたいなものが届く。
それぞれの候補者の政治に対するスタンスは違う。イデオロギーややりたいことも違う。所属する政党によって、主張も変わってくるのだろう。
だけど彼らには一つの共通点がある。
世の中を、社会を良くしたい。良くしていく。
候補者ごとのプランや着地点は違うけど、全員、こういう事を言っている。
でも、いつも思うんだ。
それ、30年前からずっと言ってるよね?
そして、世の中を良くすると言って選挙に受かった人達が、30年間政治してきたよね?
一時期、ころころ首相と与党が変わる時期もあった。
でも、与党や首相が変わっても、候補者たちは世の中を良くすると言ってきたのだから、公約として世の中を良くする共通項はあったはずだ。
で、30年たった今がコレ。
30年前に20代だった青年たちは、「人生再設計世代」とかよく分からない符号をつけられた。
いやいや。再設計遅くない?
もう、みんな40後半から50代。なんなら会社から早期退職を打診される年齢じゃん。
骨太の改革、痛みを伴う改革なんて、選挙の公約もしなかったのに、国民ばっかり不利益を被る政策をぶちあげた首相もいたっけ。
彼らのせいで派遣業法が改正され、氷河期世代がキャリアアップもできない仕事においやられちゃった。
彼らが貧しい故に結婚もできず、少子化が加速し、もう子供が持てない年齢になって人生再設計なんて言われたってね。
今まで政治に放っておかれた彼らは、もう絶望しかないんですよ。
そんな政治が30年続いた。
ずっと、世の中をよくすると公約してくれた候補が当選し続けたのに。
日本の国政選挙の投票率は低いんだって。
それを問題視する声もあるけど、もうみんな諦めてるんじゃないのかな。
私は国民の権利と義務として選挙はいくよ。
でも、その選挙で何か変わるなんて思ってない。
だって、今までも変わってこなかったんだもの。
社会なんて、ぜんぜん良くならなかったんだから。
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