ヒプノセラピーをうける
2015年
今から振りかえってみるとボロボロだった。
1996年にアメリカの大学を卒業
当時人気ランキング1位だった企業に入社
海外勤務を経て、MBAをとって、
駐在手当で家を買って…
なんて漠然と思っていました。
大手IT企業でシリコンバレー勤務も経験し、
帰国後は本社の経営企画部に配属され
側から見れば、文句のつけようのないキャリア
だったかも知れません。
時間をかければかけるほど、思いを込めればこめるほど、頑張れば頑張るほど、周りから孤立というか、自分から選んでいたのかも知れませんが、辛く当たられたり、自分の決裁だけ後回しにされたりしていました。
それでも、頑張れば誰かは見ていると思って頑張りましたがもともと、人に頼るのが苦手というか、自分がダメだということを認めたくなかったし、誰にも見せたくなかった。
心療内科に行くも、2週間分の薬をひとつも飲まずにゴミ箱に捨てていました。
このままでは、やばい…
そう思って藁にもすがる思いでヒプノセラピーを受けに冬の仙台へ向かいました。
仙台は母の実家でもあったので何度も訪れた
ことがあります。
催眠に入ると、
広い緑の草原にポツンと鏡があって、後ろ姿しか見えない青い服を着た金髪の背の高い男性が見えました。
「名前を聞いてみてください。」
と言われたので聞いてみると、
アダム、、、、アダマ?
と伝わってきました。
答えてくれたというよりは、テレパシーみたいな降りてきたような感じでした。
後ろ向きだったので、
「こちらを向くように言ってください」と促されその通りにしてもこちらを振り返ることはありませんでした。
セラピストの方がちょっとイラッとして
「じゃあ、もう次の場所へ行きましょう。」
と言ったので、ニビルという何かブーメランのような、ナウシカのメーヴェのような乗り物にぶら下がって移動しました。
私の想像していたヒプノセラピーって
「あー、これは、今の、おとうさんです!」
とか言って、今の苦しみの原因となっている
過去生との関係をみて癒すセラピーだと思っ
ていたので(笑)
アダマさんとの関係がわからないまま、この場をさったことが残念でした。
ただ、去り際に鏡越しに映った姿ははっきりと覚えていました。
そしてそれが、誰だったのかはこのセッションから数年後経ってやっと判明したのです。