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ディズニー帝国
ディズニーファンの祭典、D23 EXPO 2019が開催された。聖地アナハイムに世界中のディズニーファンだけではなく、エンタメ、メディア、コンテンツなど各業界の人間も多く駆け付けたという。そこでは新作のスターウォーズのお披露目に始まり、なんと2025年までの様々なラインアップが発表され、そして満を持して11月に始まる配信事業、Disney+が全面にPRされていた。ディズニーの“今”をそして“力”をひしひしと伝えるものだったようだ。参加した友人からは、溜息しか出ないというコメントが届いた。
ミッキー、アナ雪、ピクサー、スターウォーズ、マーベルヒーロー、ボヘミアンラプソディー、Hulu、ジブリ・・・まさに帝国である。もはやダースベーダーの様だ。だが100年近くにわたり世界を魅了し続けている、このOld Money Industryの象徴的企業は、常に最先端で全力でマーケットを切り開いているのではないか。
長編カラーアニメーション、専用テレビチャンネル、テーマパーク、キャラクタービジネス、ライセンスビジネス、CGアニメーション、そして配信事業。コンテンツ&エンタメ業界のみならず、IT業界でも当たり前のように行われている事業はディズニーが先駆者となっている。いまやGAFAやBATHに対抗できる唯一の老舗企業といわれている。しかし彼らは対抗せず融合して新しい世界を作り出すのであろう。帝国は常にInnovativeなのだ。
私は、Disneyのビジネス思考が好きだ。人々に魔法をかける仕事をしているにもかかわらず、ビジネスの考え方は非常に現実的であり一切夢などは見ず、プロに徹している。“誰であれ、ディズニーのコンテンツで商売をする=ディズニーに使用料を払う。” “ディズニーのコンテンツは決してタダではない。” “全てはディズニーがコントロールする。”
これらの鉄の掟は絶対であり、その一貫したビジネススタイルは、マーケットとコンテンツ業界をしっかり支え、守っている。ディズニーはだれよりも、コンテンツ・エンタメ業界に貢献しているのだ。やはり、Old Money Industryがなせる業なのだ。これからも帝国は偉大であり続けるだろう。
Disney+のコピーがすべてを物語っており秀逸であった。
“これまでのディズニーも、そしてこれからのディズニーも”。