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ニッチとスペシャリスト

広く浅くか、狭く深くか。常に取り巻く問題だ。今、中小企業は、狭く深く、いわゆるニッチマーケットで活路を見出している。大企業もまたよりニッチの部分で勝負しなければならない時代になっている。そして投資家たちもいかにニッチかが検討対象にしているという。今どの業界でもニッチがトレンドになってきている。全く相反する二つの言葉が融合しているのである。“隙間産業”が隙間ではなくなっているのか。それとももう世の中隙間だらけなのか?

あまりにも豊かになりすぎた世界ではもう“マス”では満足できないのであろう。より自分に合ったカスタマイズされた細かい部分まで突き詰めたものを要求している。自分スペシャルが欲しいのだ。

このニッチマーケット(ニッチ欲望)が新たなる技術やネットワークを生み、そして企業を成長させる要素を多く含んでいる。もちろん人材もである。ニッチマーケットに要求すべく、その道のプロを育て、そしてその先に本当のスペシャリストを生むのである。多くのスペシャリストを持つことが企業にとっての生命線なのか。

私もニッチな分野で活躍できるスペシャリストになるべきなのか・・・。