見出し画像

カモネギ先輩と競馬 vol.25

vol.25 新潟2歳ステークス

<雑談>


「先輩、給料入りましたね。ちゃんと家賃とかリボ払いとか支払いましたか?」

カモネギ先輩
「諸々支払い済みや。最低限の生活費や水光熱費を除いて、手元に残った金は予想通り7万円やな。」


「今週は競馬やるんですか?」

カモネギ先輩
「当たり前や。でも、キーンランドステークスは当たる気がしなかったから買わへん。新潟2歳ステークスだけにするわ。」


「新潟2歳ステークスにトップジョッキーが集まってますよね。川田とまだ縁を切ってるのですか?」

カモネギ先輩
「いや、復縁することにした。意地張っててもしょうがないわ。なんせ生活かかってるからな。お前と違って遊びの馬券なんか1つもないんや俺には!」


「遊び馬券も競馬の醍醐味ですよ。」

カモネギ先輩
「キャッシングしてから言え。」




vol.25 新潟2歳ステークス

<意気込み>
 「最近、本命馬が最下位ばっかりや」
 「先週のステイフーリッシュは競争中止」
 「でも負ける時の振り幅が大きいぶん」
 「勝つときの振り幅も大きいはず」
 「給料も入った今週がチャンスと見た!」
 「川田ぁぁぁぁ!!」
 「福永ぁぁぁぁ!!」

<馬券>
 ◎セリフォス(想定3番人気)
 〇クレイドル(想定4番人気)
 ワイド1点 3万円

<結果>
 ◎セリフォス(1着)
 〇クレイドル(11着)
 死亡 -3万円

キャプチャ

本命の川田が見事1着!!
しかし、対抗にしたクレイドルが11着なのでハズレ・・・

<成績>
 ・累計 -69万円(投資243万 回収174万)
 ・回収率 71%


<レース後>

カモネギ先輩
「単勝でよかったんや!単勝でよかったんやー!
 福永全然あかんやん、めっちゃ腹立つ!
 せっかく川田来たのにー!!」


「先輩お得意の川田&ルメールで良かったですね」

カモネギ先輩
「ほんまそれやわ
 ほんま最悪や
 いつも通りの馬券で良かったんや
 お前もさ
 川田とルメールにしないんですか?
 って俺に言ってくれよ!
 そしたら絶対買ってたのに!
 今回はお前にも非があると思うぞ
 半分出せ!」


「パワハラや!」

カモネギ先輩
「あー、まじで心臓が痛い
 最後の直線もさ、川田が伸びてくるより先に
 福永が沈んでいく方に目がいったんよ
 だから最後の直線、全然おもんなかったわ」


「単勝だったら叫んでたでしょうね」

カモネギ先輩
「それな
 あー、競馬負けると彼女欲しくなってくる
 もしくは風俗行きたい」


「クズですね」

カモネギ先輩
「でも先週までのボロボロな結果に比べると
 ちょっと運気が向いてきたと思わん?」


「そりゃ先週まで
 本命が最下位ばかりでしたから
 久しぶりに本命が1着きて良かったですね」

カモネギ先輩
「これは来週勝負した方がいい流れかな?」


「いや、どうでしょう」

カモネギ先輩
「あと4万円残ってる
 勝負するには少ない気がする」


「それは感覚おかしくなりすぎです!
 4万円って大金ですよ!」

カモネギ先輩
「でもお前がやってるTwitterにも
 1レース10万円くらい賭けてる人が
 いるって言ってたやんか」


「先輩の場合、4万円は全財産でしょ?
 全然意味が違うんですよ
 給料も入ったばかりですし
 すでに20万円もキャッシングしてるし」

カモネギ先輩
「俺、最近あんま乗ってないけど
 バイク持ってるねん
 ビッグスクーターな
 来週負けたらそれ売ろうと思ってる」


「まじですか」

カモネギ先輩
「思い出が詰まったバイクや」


「競馬やめたらよろしいやん」

カモネギ先輩
「勝つまでやめれんわ
 来週も川田や」


「来週の川田は・・・
 新潟記念でリアアメリアに騎乗予定ですか」

カモネギ先輩
「その馬、強いのか?」


「いや、期待されながらも
 なかなか勝てないような馬です」

カモネギ先輩
「ずっと川田が乗ってるのか?」


「昔は川田が乗ってましたけど
 最近は福永が乗ってますね」

カモネギ先輩
「でた福永!福永は信用しないぞ俺は!
 今日も福永のせいで負けたからな
 川田に乗り替わりってことはチャンスやろ
 ルメールは?」


「ルメールは札幌なので
 新潟記念は不参加ですね」

カモネギ先輩
「そうか、じゃあ川田単勝やな」


「いや、リアアメリアは・・・」

カモネギ先輩
「じゃあ川田以外の馬を買うから
 もし川田が1着きたらお前が払えよ」


「むちゃくちゃや」

カモネギ先輩
「ほなゴチャゴチャ言うなや!」


「ほら、僕がなにを言ったって
 聞かないじゃないですか!」

カモネギ先輩
「あー、キャッシングするんじゃなかった」


おわり


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?