最初から書くことをお金にしたいと思ったか?─趣味か否か
こんにちは、木月まことと申します。
書くことや投稿を趣味でやるか、それともビジネス(収益狙い)としてやるかのどっちっだ?っていう選択がありますね。
で、僕は、2018年5月からnoteの投稿をやってるんですが
1投稿目を投げ銭課金(全文無料だけど、あとで読んだ人の任意で投げ銭)にしました。
noteを知ったのが、「公募ガイド」という雑誌の2016年4月号のnote特集でした。
1記事100円から売ることができるメディアということでした。
noteというメディアを知ってから、初めて投げ銭課金(100円)をするまでに2年1ヵ月かかってます。
初投稿の1カ月前に父が亡くなり、その前に父の見舞い関連で職場をやめてプーさんになっていたので、課金投稿(有料記事)をやらないという選択はなかったんです。
バイトやパートはあんまりやりたくなかったので、noteで月10万円とか入ったらいいな、なんて考えました。
この投げ銭課金は10投稿目くらいまでやって、そのあたりでダッシュボードの現実を直視し、さすがに、投げ銭課金もおこがましく、1旦、全部無料に戻しました。
紆余曲折ありましたが、いまでは、結局、有料記事はあるっちゃああるんですが
6年あまり経過して
売り上げは、トータルで、自販機で缶ジュースを1本買うのに30円足りない額というところです。
でも、最終的には、ちゃんとした収益を目指しています
レギュラーの仕事(パートでしたが)を辞めて、いまは派遣のバイトをしてますが、これで黒字収支は年々きつくなっており
レギュラーの仕事をしていたころに権利を得たカードローン借金で、どうにかしてますが
そろそろ限界も近づいています
さて、では、今では、収益をめざしてるわたしは、そもそも、文章(らしきもの)を書き始めたころから(つまり最初から)収益化などを目指していたのでしょうか、というはなしをしましょう。
紙のノートに文章らしきものを書き始めたのが、2002年ごろでした。
そのころの職場(パート勤務)を年末で辞めるつもりで、夏に年次有給を消化するために、まとまった休みができて手持無沙汰になりました。
で、1.2年経った頃でしょうか
新風舎という自費出版社の「あなたも本を……」みたいな趣旨のつり広告が電車の車内に出るようになったんです。
ああ、あれか……という人も多いでしょう。
僕は、ノートなどに文章を書いていましたが
最初は「本などとんでもない!おこがましいにもほどがある!」と
その自費出版社の広告を、最初は拒絶的に眺めてました。
新風舎の広告は、電車のつり広告や新聞に3年は出続けたでしょうか?
でも、2年以上経つと
その自費出版社の東京で毎月開催してる出版相談会に出席してみるのもよいと思いました。
でも、最初は、「本を出すだなんて、おこがましい」と考えてました。
その出版社は、コンテストも開催していて、1等だと完全無料で出版してもらえて、次等以下も、賞金が出たり、いろいろありました。
ここまで読んで
あ~あ~、そうやって詐欺にひっかかるはなしねって思う人もいるでしょう。
個人的な結論を言えば、その自費出版社の出してるものは、既存の出版社が出してるものより面白い本が多かったと思います。
ただ、その後、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せた新風舎には、思わぬ「待った」がかかりました(2008年に結局潰れてしまいます)
そのあたりのはなしは、機会があればどこかでしたいと思いますが
いや、ちょっとはなしが逸れましたが
「本(収益化)なんておこがましい」と最初は思ってた自分は
結局、相談会で、その出版社の人と縁ができて、コンテストにも出して(それは落ちてしまったんですが)
その後、ローンを組んで(5年で完済)1冊本を出すに至りました。
あ~、やっぱり騙されてる、って思う人もいるでしょう。
でも、本の出版って、なんかの記念出版とか、読まれなくてもいい自伝の類を除けば、自費だろうと、そうでなかろうと、ある「賭け」なんですよ(結婚とか就職とか大半のことに言えるんじゃないでしょうか?)
結果に対して、出版社を罵るにしても、書いたほうを罵るにしても
「詐欺師だ!」って騒ぐ人は、僕に言わせれば、大抵のものに
「詐欺だ!」って騒ぐんじゃないかって気がします(本当に計画的で悪質なものを除き)
いや、また、はなしがかなり逸れてしまいましたね
今日は、「最初から書くことをお金にしたいと思ったか」というタイトルなので、はなしを絞りましょう。
僕は、書き始めたころは
その自費出版社の広告とかを見て
「本だなんてとんでもない!」と思ってました。
それは、収益だなんてとんでもない、と言っても変わらないでしょう。
いま、noteをやってる人も
「趣味だよ趣味!ビジネス(収益)なんか考えるはずない」と思ってる人も多いでしょう。
ただ、そういう人のうちの何パーセントかは、どこかで
趣味と割り切って、限定してやってる自分に物足りなさを感じるのではないかという気がします。
そのあと、何をどう目指し、どう生きるかは、その人によると思いますけど
ただ、見てる限りでは、noteがそもそも続かない(で辞めてしまう)人のほうが多いようなので、どうなのかなという気もしますが
だから
「趣味なのか?実益を目指すのか?」みたいな質問の前に
いまは「ん~、趣味でしょう」と、あまり自信のない答えをしてる人も
何割かは、あとで変わる可能性があるから
どっちなのかを今すぐ決める必要なんかはなくて
当座の(1投稿限りでも)テーマを愚直に追及するというか、それに向き合うのが大切なのかもしれません。
それが、noteを書くことではなかった、なら、それもいいと思いますし
(あとがき)
まぁ、noteでワンコインしか収入になってない僕が偉そうに言えるはなしじゃないのかもしれませんけど
最初のほうは「とんでもない!」と思ってましたけど
そんなのどこでどう変わるかわからないと思います。
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