陰陽五行が風貌等にあたえる影響ー「甲」な人「乙」な人
こんにちは、木月まことです。
梅雨がつづいていますね。
まったく個人的なことですけど、雨にぬれると体調崩すタイプで、この時期はやや苦手にしております。
そんなわけで、note意欲みたいなものもめっきり減退していた今日この頃だったのですが、沈黙がつづくと重くなっちゃうんで、つなぎでもいいから何か書こうと思いたちました。
そこで思いついたのが「甲」な人「乙」な人というはなしです。
なによ、それ?… っていうはなしになりますよね。
「乙」ってのは何となくイメージできるかもしれないですよね。
「乙女」とかいいますし、「○☓△も乙なものだね」とかいいますし、
また「甲乙つけがたい」…とかいいます。
「甲」と「乙」にはランクがあるようです。
一方の「甲」のほうは「甲子園」とか「甲冑」とかいった漢字に使います。
なんか、「乙」にくらべて硬そうでゴツゴツしてそうです。
男性だったら、硬くてゴツゴツしてそうな「甲」より、やわらかくてなめらかそうな「乙」にさわりたいかもしれませんね。
ではでは、その「甲」だの「乙」だのを、もうちょっと深く見ていきましょう。
ちょっと寄り道です。
古代中国に万象学ってありまして、さらにその中に陰陽五行っていう考えというかものの見方があります。つまりそれが森羅万象の説明原理なんです。
五行っていうのは「木」「火」「土」「金」「水」の5つです。
それがさらに「陰」と「陽」にわかれるんです。(偉そうに、何でも知ってるみたいですが、じつは、まだわたしも勉強中です)
たった五つの要素で、森羅万象のすべてを説明しようという壮大なこころみです(ほんまかいな、と思う人のほうが多いでしょう)
で、最初に語った「甲」と「乙」のはなしにやっとなりますが、
このふたつは「木」の5行の(陽)=「甲」と(陰)=「乙」にそれぞれなります
それが、どないしとんねん?(どこの方言だ?)
じつは、みなさまにも生年月日というのがあると思いますけど、
これにも、陰陽五行がわりあてられてるんです。
「甲子園球場」っていうのは「甲」に該当する年につくられました。
「ひのえうま(丙午)」って聞いたことがあると思います。
江戸時代、「丙午」の年に(「丙」も「午」も「火」の五行)江戸で大火事がおこって、1966年(昭和41年)も「丙午」だったんで、縁起が悪いということで出生率が下がったんです(これは、いわゆる体験的な世俗ジンクスで、陰陽五行説がそう語ってるわけじゃありません)
この陰陽五行は「年」だけじゃなく「月」にも「日」にも「時刻」にもわりあてられてるんです。
ちなみに、これを書いております2020年7月7日は陰陽五行では「辛亥」(「しんがい」、または、「かのとい」といいます。歴史で辛亥革命って習いましたよね、あれです)となります。
今日生まれると「辛」の人になります。(説明は別の機会に)
ところで、この陰陽五行から派生した中国の占いに「四柱推命」というのがあるんですが(どこかで聞いたことあるでしょ?)、生年月日を(できれば誕生時刻も、これは母親とかに尋ねれば母子手帳に記載されてるんでわかると思います)もとに、陰陽五行の配置図がわりだせるんです(一般には命式と呼ばれてます)。西洋占星術におけるホロスコープみたいなものです。
ここでやっと本題です。
今日は、誕生日の五行が「甲」か「乙」だった人の特徴や性質のはなしです。
「甲」も「乙」も「木」の五行です。
「甲」から説明します。
まず「甲」ですが、風格が立派でリーダーっぽい容姿になります(命式(配置図)の他の五行との関係にもよりますが)イケメンみたいなツルっとした感じより、多少なりともごっついけどしっかりした感じの容貌になります。
頼れる人といった感じの雰囲気になります。
実際、性質もそうなります(ただこれも、命式(配置図)の他の五行との力関係によってかわることもありますが)腕を組んでしっかり仁王立ちするような堂々とした感じになります。
実際リーダーが適してることが多いのです(何度もいいますが、命式の他の五行との力関係でかなりかわる場合もあります)
著名人で自分が調べたひとの中では、「甲」の日生まれの人は、石原慎太郎、清原和博、松本人志、松井秀喜、キースリチャーズ、ブリトニースピアーズといった諸氏が該当します。
どうです?
まさにそうだと思いませんか?
つづきまして「乙」になります
誕生日の五行が「乙」ですと、こちらは「甲」と対象的で、「甲」を「木」の五行で、たとえば「檜」みたいなしっかりした「木」とすれば、「乙」はむしろ「草花」に該当します。
野原や公園に咲く花、踏まれても伸びる雑草、コンクリートの割れ目からも伸びていこうとする花みたいなイメージです。
実際「甲」のようなリーダー感漂う、ごっつい堂々とした感じと対照的で、
こちらは、柔和で愛らしさや親しみやすさが前面にでます(ただ、これも「乙」を取り囲む命式の他の五行との関係で変わる場合もあります)
そんなわけで、社会のリーダーといった役割より、その親しみやすさや愛らしさから、タレントや芸能人なども合います。
「甲」のあまりにも堂々とした風格に対し、「乙」の柔和さは一見弱々しそうに見えますが、その実、転んでもタダでは死なないとでもいうようなしぶとさや執念深さや粘着力をもっています。
著名人で自分が調べた人の中では、ジョンレノン、ミックジャガー、マドンナ、マライアキャリー、プリンス(すみません、古めの洋楽好きなんで、最近の若い人だとこのあたり知らないですよね)ビヨンセ、貴乃花、高島礼子、大島優子、小林麻央、田中麗奈、綿矢りさ、松任谷由実といった諸氏がいます(すみません、どちらかというと、やや昔の人ばかりで、歳がバレそうですが)。
「甲」の日生まれの、いかにもリーダー然とした人と較べると、「乙」の日生まれは、どこか愛らしさや親しみやすさのある、ごっつさや立派さより柔和さのある雰囲気ですよね。
というわけで、ここまではなして、2000字を超えてしまったんで、このはなしは、とりあえずここでひと区切りで、つづきはまた別の機会に…
誕生日の五行とか、命式ってどうやって調べるの?
誕生日の五行だけなら、ネットですぐにでも調べられると思います。
命式全体をネットで割り出せるのかどうかは、じつはよく知りません。
僕は、本を使うというアナログな手段で割り出してます。
本のほうが目にやさしいし、なれれば多分、ネットでポチポチいちいち数字を入力するより、枕もとの本に手を伸ばす方が早いと思います。
でも、命式全体が分からなくても、誕生日の五行が「木」か「火」か「土」か、はたまた「金」か「水」なのかでも大まかなことが分かります。
たとえば、あなたが「火」の五行の日に生まれたなら、年の五行が「水」で月の五行が「水」で、かつ日の五行も「水」であれば根源が「火」のあなたは、年と月と日の「水」の五行に文字通り「水」をぶっかけられるかたちになり「火」のあなたは勢いをそがれて、この時は逆境運と読むのです。
逆に「火」のあなたが、「木」の五行の年、月、日がまわってくれば、これは「火」のあなたに「木」という薪がくべられるのですから、このときは援助運と読むわけです。運気の後押しが期待できます。
もちろん実際はこんな単純ではないのですが、そんな感じになります。
みなさんも、自分の五行を知ると、色々なことが分かるので面白いですよ。
ところで調べたけど、「甲」でも「乙」でもない変な文字がでてきたよ。
「庚」とか「癸」、「丁」とかその他見慣れない文字が誕生日の五行だったひとも多いでしょう。
「甲」や「乙」が命式に全くない人もいます。
それも、その人の個性や風貌になんらかの影響を与えていると思われます。
今回は、五行のなかでも「木」(甲乙)に限定しています。
全部をいっぺんに語るにはnoteは狭すぎます。
僕自身が、まだ勉強中で研究中なのもありますが、つづきはまたいずれ
「甲」とか「乙」とか、なんとなくそんなはなしもあるのかなぁ、程度にでも思ってもらえれば、今回の記事は役目を果たしたと思います。
(あとがき)
甲乙つけがたいの甲乙って一体何なんだ?っていう人に、ほんのちょっとでも、ふ~ん、と思ってもらえれば幸いです。
これらは、中国の陰陽五行説に基づいており、そこから「易」や「四柱推命」などが生まれています。
興味を持たれた方は、そちらを参照してみると面白いと思います。
もし、この文を読んで、「新しいものの見方が増えた」とか「なるほど~」と思われましたら、スキ💛を押していただけると書く励みになります。
また、ホームに占いに関するマガジン(運命・運勢について)もありますので、そちらも目を通していただけるとさいわいです。
御一読ありがとうございました。