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つれづれなるままに(2024/11/19)

いま、政治に注目する人がよくも悪しくも増えてるようですね
コロナ以降、ほとんどの人が政治を無視できない状況になってるのかなと感じます。
政治をっていうより、政治意思決定とその伝わり方とエフェクトっていうか……

誰も興味ない僕のはなしになりますけど
僕は、政治とかビジネスとか形而下の現実より、どちらかというと
形而上のはなしが好きだったんですよ。
昨日国会を通過した○○法案なんて生々しい現実より
ルネデカルトの言った「我思う、故に我あり」みたいな、300年経っても人々に語られるようなはなしについて考えるのが好きだったんですけど
さすがに、今日のような状況だと、政治みたいなものに多少は巻き込まれそうです

その元凶はいろいろ考えられるでしょうけど
ひとつは、既存のメディアを始めとして
誰のはなしが本当か分からなくなっているっていうのがあると思う。

誰のはなしが本当か分からないというのは、もちろんそれ自体が不安だから
そういう状態も、政治が最近注目を集めてる理由のひとつだと思う

で、いまは権威メディアだけではなくて
庶民もSNSで発信できるけど
情報の確かさ不確かさもあるけど、発信する側の世界観によって、どの発信もバイアスがかかると思う。

少し前、YouTubeで「独身税」っていうキーワードをやたら見かけて
50過ぎて独身(かつ低所得)の自分はすごく不安になりました。
「結婚しない(できない)ヤツに課税するつもりか?政府・官僚はそこまで堕ちたか!」ってすごい不安になりました。
でも、よく調べてみると、子育て助成金のために国民に1律政府が徴収するもので、独身者も徴収の対象に含まれてるっていうはなしで
独身であることに対する課税では別になかったんですよ。
でも、「独身税」っていっても、100パーセント間違ってはいないし
アクセスを集めたい投稿者側の事情も分かるんだけど
「独身税が始まります」みたいな表現をされると、絶対に間違いではないけど、見る人によってはすごく不安になる

情報発信って伝える側のバイアスがどうしても含まれてしまうと思う。

ズーっと前に流行した「勝ち組・負け組」って言葉も、発信する側のバイアスがすごくて、同質性の神話によりかかりたい人が多い日本人のかなりを不愉快にさせたけど、でも、誰も、その流行語の放逐に成功しなかった。
結局、それは発信する側の世界観で、受け取る民衆は、それを全否定はできなかった。
こうした、既存の権威メディアの発信に関する恣意性と忖度がある限度を超えた段階で、別の媒体(ネットやSNS)が威力を持ち始めたけど
それは既存メディアの偏りを補完する形にはなってると思うけど
でも、さきほどの「独身税」じゃないけど、何らかのバイアスがかかっていて、他にもいろいろ「これは妄想じゃないか?」というはなしも沢山あって
どちらかといば、情報空間はより混沌としてしまったようだ。

最近、情報に対する神経の摩耗が激しいんで、パソコンのYouTubeのショートカットはゴミ箱に入れちゃった(しばらくすればまた出すと思うけど)

結局、再選された兵庫の斎藤知事も、YouTubeだと少し前は「人相学的にサイコパスです」とか、すごいサムネイルをしょっ中見かけたけど
SNSもアルゴリズムの恣意性は免れないし(特に僕のような金のない無料ユーザーには)
松本人志みたいな、現時点では容疑者ですらない人の情報空間での扱いは個人的にどうなんだろうと思うこともあるけど
そういう僕個人の感想も、フェミニスト系の人からバッシングを受けるだけだろうし

こんななんか、それぞれの立場(や個人史)の違いを浮き彫りにさせるだけのわさわさ感がしばらく続けば、そりゃあ、ひとづきあいなんかは鬱陶しくなりかねないし
そこからくる不安や不満で、政治への関心は高まらざるを得ないとは思うけど
また逆に、世界がこれだけめんどくさく複雑なものになれば
共同体への参画より、まったく個人的な個人の人生に立てこもろうとする人も増えそうですね

なんて、朝からとりとめのないことをつらつら考えてます


(あとがき)
今日はバイトがないんで、何もやらないのもあれだから、朝から一筆したためました。
テーマを掲げて構築みたいな文章はやめました。
ヘッダーは今日の朝、ゴミ出しのついでに、ミラーレスで月を撮ったものです(5:36AM撮影)
望遠を使うと手ブレがはげしかったため、望遠をおさえて、こんなに月が小さくなりました、なんてことはどうでもいいですね。

おつきあいくださりありがとうございました。

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木月まこと
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