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アナログレコードはメルカリに出そうかな……

メルカリとかやり方分からないからと、フリマアプリの類は敬遠していたアラフィフの自分も、ついに昨年7月メルカリを始めた。

といっても、主に「売る専」とでもいった立場で
というのも、財政難から食料や洗剤など必需品以外のお買い物は基本ご法度だからだ。
今月も、夕飯をペヤング焼きそばで済ましてることが数回ある体たらくだ。
コンビニで一平ちゃんとかのカップ焼きそばが300円を超える値段で売ってるから、どんだけ物価が上がってるんだって思うけど
それはともかく、数カ月に1回2000円前後の入金があるくらいなのだが
メルカリをやっている

んなわけで、メルカリはもっぱら「売る専」で、今日発表がある「メルカリで見つけたもの」というお題企画には参加資格がないのが残念だ。

それはともかく、押入れの中に入ってる、他人から見たらガラクタ(?)のようなものは、男子にとっては大事なものも多い。

アナログレコードというやつもそのひとつだ。

30歳以下の人だと、そもそもよく知らないだろう。
Z世代だと、CDもよく知らないだろう。

高校のとき洋楽がはやっていて、神奈川に住んでた自分は、当時横浜・元町にあったタワーレコードに、プレーヤーももってないのに入り浸っていた。
プレーヤーすらもってないのに、そのタワーレコードや、新星堂、あるいは、家近の小さなレコード店(家近にレコード店とかが存在するのが昭和だが)で、バイトした金で、シングルレコードやアルバムをいくつか買った。

しかし、当時、CDというものが、モーレツな勢いで広まっており
高校3年のとき、自分は迂闊にも、アナログプレーヤーでなく、CDプレーヤーを買ってしまった。

それ以来、アナログプレーヤーというものを手にすることはなく
押入れにある、ある意味宝物ともいえるアナログレコードは
80年代後半から、2024年の今日まで、1回も針(プレーヤーの)を落とされることなく、ただ押入れにしまわれているのだ。

それは違法(イリーガル)なことではないが、なにか罪深いことにも思われた。
いや、そこまで言うと大げさだけど
それらのアナログレコードは、所有者が運悪く(?)僕だったため
一度もレコードとしての役割を果たすことなく、ただ押入れにしまわれて、
あと数年で40年とかが経過しようとしている。

それら(の全部ではなかったとしても)は、そろそろ手放さなければいけないのではと思い始めた。

一度もレコードとしての役割りを果たすことない運命下にそれらをおいてしまった自分は、そのレコードたちに幾分申し訳ない気持ちがしていた
というのは、あまりに自虐的な感傷かもしれないが

市場でそんなに高値がつくものではないかもしれないけど
そろそろいいかげん手放すべきだろう。

ペヤング焼きそばをたまに夕飯にすることがある自分が、アナログプレーヤーを買える見込みは、当面少ないのだし……


(あとがき)
Z世代にはまったくわからないはなしをまた書いてしまったかな、という気もしますが
高校や大学(受験)くらいまでがバブルで、若いころそんなに(将来に)悪い予想をしてなかった自分は、その後アラフィフになって、1ヵ月のうち何回かは、夕飯がペヤング焼きそばという体たらくになるとは、当時考えもしなかったので
そんなはなしも、noteの片隅に置かれる意味はあるのではと思い、出すことにします。

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