嘘と夕暮れの向こうに(散文詩)
あなたはどうして嘘ばかりついているの?
嘘をついているだって?
僕は仕事をしているだけだよ。
君たちを養うためにね。
ブッシュマン社会を手本にすりゃあ
僕たちの社会の大半のものはタダの嘘さ。
僕の仕事場の市役所だって嘘の固まりかもしれないよ。
でもそう言っちゃあ身もフタもないだろう?
嘘の世界だって、多少のことに目をつむりゃあ
結構楽しいもんだぜ。
僕は休日に一眼カメラを持って鉄道の写真を撮る生活を、そんなに悪いものだと思ってないぜ。
そりゃあ新聞にはロクでもないニュースが沢山載ってるけど
深刻には考えたくないさ。
あなたたちオトコはハッキリ言ってダメね。
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