平安貴族が安倍晴明(陰陽師)を頼った構図と現代の類似を妄想してみる
今日は(も?)仕事がありません。
天気がそこそこよいので、13時ごろカメラを持って鎌倉へでも出かけようかと考えましたが
身支度をして、現地につくころには、冬だとかなり陽が傾いてるだろうということで、とりやめて、軽くnoteを書こうと思い立ちました。
ちょっと小咄の類です。
平安貴族が、安倍晴明という、今日で言えば占い師に近い人にとりこまれていったのは、御存知の方が多いでしょう
占い師といっても、中国の陰陽道を学んだ学識のある人です。
いわゆる権威的専門家です。
文明や文化は円熟すると、人々は消極策に傾くのでしょうか?
貴族は、官位がありますので
それに則った、行政的な仕事があったでしょう。
そこそこ平和な世の中になると、それは、半分、今日で言えば、公務員的色彩を帯びたでしょう。
平安京とその周辺にたてこもって、九州とか東北とか遠方のことは、自ら赴かず、雑魚(?)みたいな連中に一任することが多かったでしょう(スミマセン、学識ないんで憶測ですが)
物忌みとか方違へなどという慣習がありました。
これは大雑把に説明すると
「今日は、大人しくしてたほうがいいよ、なぜなら○○の日だから」とか
「今日は、この方角はダメですよ」とかを陰陽五行から導きだすのだ
安倍晴明などの権威学識者の言うことは
「確かに、当たっている」ことが多かったので
悪循環的に貴族は、安倍晴明に従ったのでしょう。
円熟した文明は「正解」を求めるのかもしれません
今日、自粛すべきかどうか
どちらの方角がダメなのか
権威にお伺いを立てるようになったのです。
ここら辺は、今日のわたしたちとどこか似ています。
文化や文明は円熟すると、また、女性性とでもいう性質が増してくるのかもしれません。
『源氏物語』は、ある意味、色男と、それにかかわった女性たち傷の物語ともいえます。
色恋沙汰とそれをめぐる悲哀は、世紀の傑作文学へと結実し
それは、当時、大問題でした。
ここら辺は、今日のタレントとアナウンサーのスキャンダルに似ています
部外者にしてみれば
「はぁ~?」という問題でしかない気もしますが
多くの巨大企業を揺さぶる問題になりました
円熟期には、男気のようなものより、女性性が優位になります。
男気のあるカリスマ経営者が会社を引っ張った時代はよくも悪しくも終わりました
円熟期のテーマは、力を出すより、ダメージを抑える選択が増えがちでしょう。
何をしたいか、どうしたいか、より
空気を読んでダメージを最小限にする選択に傾きがちでしょう。
こうした時代、人は何かをやる矢先
「正解」をしりたがるのかもしれません
今日だと「AI」が頼りにされてるのかなという気がします
さて、こうして、陰陽師にとりこまれて(?)しまった平安貴族は
最初、滝口というところの警護団にすぎなかった武士が、次第に力をつけて
最終的に、権力は
藤原氏から平氏へ、平氏から源氏へ、源氏から北条氏へと移行していきました
女性化が進む社会に、ふたたびどこかでマッチョのブームが起こるのかどうかは何とも言えません
そのアンチテーゼのひとつとして、トランプ大統領がいるのかもしれませんが
賛否両論で、世界がどう転ぶのか、僕のような者には、何とも言えない部分があります。
というわけで、鎌倉へでも行こうかなというはなしは、noteに小咄を書くことにとって代わりました。
もちろんアルバイトみたいな一般就労を今日やってれば、世間体的な見栄えはよくなるんですが
僕も、今日何をやるのが正解だったのか安倍晴明にでも聞いてみたい気もします
というわけで
『平安貴族が安倍晴明(陰陽師)を頼った構図と現代の類似を妄想してみる』でした。
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(あとがき)
僕も占いなどは実は好きなほうで、陰陽五行的な東洋の占いと、西洋占星術も、どちらも適当にかじっています
でも、さすがに、今日どちらの方角へ行くのがよいかまでは占いで導き出さないです。