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ユビキタス言語を更新 / 浸透し続けるプラクティス

アイミツ開発チームでエンジニアリングをしている deliku といいます。

ゼルダ新作楽しいですね。ウルトラハンドでモノを作るのが楽しくてストーリーが全然進められていません。寄り道していると時間があっという間に過ぎてしまうので困りものです。

みなさんはどのようにユビキタスに向き合っていますでしょうか。きちんと運用していたり、継続できず頓挫したり、特に管理はしていないけど問題は発生していないなど様々かと思います。

今回はアイミツ開発チームが実践している取り組みについて紹介します。

ユビキタス言語とは

全員で同じ言葉を使ってコミュニケーションをするための共通言語。

私たちは言葉を使用してコミュニケーションをしますが、同じモノを指すときにお互いが使う言葉が異なっていると、通訳・解釈が必要になり認識齟齬が生まれるもとになります。そのためプロダクト開発においてチームで共通言語を使い通訳・解釈をなくすということは非常に大事です。下記記事の内容に同感しているので、引用します。

ドメイン駆動設計(DDD)では、ユビキタス言語を使おうというのは、ubiquitous : いつでもどこでも偏在する というこの単語から想像されるように、『みんなで』同じ言葉を使いましょうねということです。みんなで同じ言葉を使って、読み、書き、話しを、すれば、意思疎通しやすいよね。というとても簡単な話です。以上です。

と、簡単にはいかないのですが、みんな同じ言語を使えば、通訳・解釈の必要性・余地が減って、解きたい課題や解決方法が関係者の中でブレにくいよねというのは、確かにそうですよね。そして、『みんな』の中には、人の話し言葉や、ドキュメント・メモだけではなくて、プログラミングのコード(主に、関数名や変数名の名付けのときに)含めて、同じ言葉を使いましょう、と言われれば、そうあるべきだし、努力しようねってなりますよね。

でも、これが想像している以上に難しいんです。

ドメイン駆動設計(DDD)との格闘 - ユビキタス言語には不屈の闘志が不可欠

ユビキタス言語を運用 / 浸透させる

アイミツ開発チームでは下記の運用を行っています。
運用が廃れないように明示的にスクラムイベントのレトロスペクティブに組み込んでいます。浸透については地道は活動をしているのが実情ですが、ユビキタスを使用する人が増える = 時間が解決するかなと考えています。(現状の組織規模だから可能なHowという認識でいます)

  1.  検知

    1. 新しい概念が生まれたとき

    2. 聞き慣れない言葉を誰かが使っていたとき

  2. ユビキタス言語更新

    1. スクラムイベントのレトロスペクティブで実施します

      1. ユビキタス言語に登録すべきか

      2. 言葉の命名は妥当か

  3. 浸透

    1. レトロスペクティブで実施しているため、新規でユビキタス言語に登録する = チーム内の共通認識を作成した状態となります

  4. 浸透させるための活動

    1. ユビキタス言語に登録した言葉とは別の言葉を使用している人がいたとき、ユビキタス言語を使用することのメリットの説明と協力のお願いをする

レトロスペクティブで使用している資料

Notionによるユビキタス言語管理

弊社ではドキュメンテーションツールにNotionを採用しています。
ユビキタス言語もNotionで管理し、いつでも誰でもアクセスできようにしています。

ユビキタス言語記載資料(Notionで管理しています)

おわりに

実はユビキタスにチームで向き合うと気づきを得られたのは、 新しくチームにjoinした方がチームで使用している言葉が不明瞭でなにを指しているかわからないことがある という言葉が起点にありました。

アイミツ開発チームは去年春のリプレイスが完了後に発足して約1年経過しており、チームとして成熟してきており、下図「チームの成長ステージ」でいうトランスフォーミング状態に差し掛かっています。

「あうんの呼吸」でチームパフォーマンスが最大化されている状態の一方で、暗黙的な部分が増えているかもしれないので、オンボーディングを改めて見直ししていきたいと思います。

https://gendai.media/articles/-/59185

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