②【物件選び編】サルでもわかるゴーストレストランを立ち上げる時に大事な5つのこと
前回はエリア選定+メニュー開発編を書きましたが今回は、物件選び編を紹介していきます。
ゴーストレストランを運営する上で実際にどんな物件を選べば良いのか?
これからゴーストレストランを始めたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
①間借り営業はおすすめしない
物件選びをする前に、これからゴーストレストランを始めたいと思う人の中には「最初は知り合いの店で昼の営業時間帯だけ貸してもらおうかな」と考えている人もいるはずです。
しかし、結論から言うと間借りはしない方が良いです。
理由は以下の3つです。
・間借りで利益を出すのが難しいから
・借りる費用が見合わない
・借主と小さい揉め事が多発する
これらの理由からおすすめすることができません。
間借り営業は、よく昼の時間帯などに利用する人が多いですがそこから儲けようとするのはかなり至難の技です。
あくまで間借りを利用するなら以下のような場合であればおすすめです。
・開発したブランドの需要がその地域に合っているかなどの仮説検証をしたい
・デリバリーで売る体験をしてみたい
これら2つの理由から間借りを考えているのであれば悪くはないですが、間借りで儲けようというのはかなり至難の技なので諦めてください。
②家賃が安くて飲食店の保証料が取られない物件を選ぶ
ゴーストレストランを運営する上でどうしても気になるのが月の固定費。
ゴーストレストランでは、キッチンさえあれば良いわけですから、多少狭くても家賃が安ければ物件候補の一つに入れておくことです。
また、飲食店を通常行うとなると保証料と言って、家賃の10ヶ月分などを支払わなければいけないこともあります。
ただ、最初からそんなに大きな資金がない方もいるはず。
なので、事務所のような場所でも不動産に交渉して、デリバリー専門の飲食店をやりたいと伝えて敷金、礼金だけにしてもらうように交渉するのがおすすめです。
私も移店を経験しているのですが、結論保証料は取られずに通常の家を借りる時と同じ要領で敷金、礼金1ヶ月などで済んだので通常の飲食店を開く1/10くらいで費用が収まりました。
固定費をどれだけ抑えるかがゴーストレストランを成功させる鍵なのです。
③駅から徒歩10分〜15分ほどの場所でもOK
ゴーストレストランは駅や繁華街から離れていても注文が入るので駅近などのメリットは、ほとんどありません。
また、駅から離れれば離れるほど家賃も安くなっていくから、それだけで固定費である家賃を下げることもできます。
人前に目立つような路面店である必要は一切ありません。
④居抜き物件が空いているかを見つつ、安ければ事務所みたいな物件もあり
居抜き物件は、そのまま調理器具を使えたり、造作をしなくても配置も決まっているのでゴーストレストランを運営するにあたってかなり良い物件です。
営業許可証を取る際も、ほとんど何もせずに申請だけしに行けば良いなんてことも多いです。
ただ、事務所みたい物件でも「デリバリーやろうと思うんですけど良いですか?」と一度聞いてみるのもおすすめです。
飲食店NGにしている物件も多いですが、デリバリーと聞くと「デリバリーならまあ良いか」と納得する物件オーナーさんも意外と多いです。
ただ、営業許可証を取る際に色々と準備する設備なども必要になるので、その点に関してはデメリットと感じる方もいます。
なので、居抜き物件を探しつつ、立地と家賃が安ければ事務所みたいな物件も候補の一つに入れておいてください。
⑤スケルトン物件はNG
スケルトン物件は費用もかかるため、ゴーストレストランにはあまり向きません。
大掛かりな機材を入れたり、内装に拘る必要もないのでスケルトンを一からゴーストレストランにするのはクラウドキッチンとかであれば良いかもしれませんが、それ以外はなしと考えましょう。
※クラウドキッチンとは一つのテナントを色んな業者と貸しあったりして、行うゴーストレストラン業態のことです。
詳しく知りたい方はこちら↓
引用: シェア・クラウドキッチンとは|独立開業サービス比較15選・事例・飲食店運営のメリット・違い
まとめ
物件選びは、時間も取られるしそれなりの金額も必要になってくるので安易に借りることはおすすめできません。
また、自分が良いと思った物件は速攻埋まることも多いので本当に良いと思ったなら、物件を見たその場で契約をするくらいの気持ちが大切です。
次回はゴーストレストランのメニュー開発編②です。
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