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#01 言葉に表せない不安と不満 仕事のやりがいとは Career Journal #01

ビジネスキャリア10年を過ぎた頃からなんとなく、仕事にやりがいがなくなっていた。モヤモヤしたものはあったけど、ずっと気が付かないふりをしていた気がする。

順調なサラリーマンキャリア

私は新卒で教員2年やった後、エネルギー事業会社で航空燃料の部門で長くキャリアを積んできた。上司にも恵まれていた時期が多かったので仕事は楽しかった。しかし、入社して10年を過ぎた頃から、だんだん仕事が惰性になっていることも感じた。社内プロジェクトや業務改善にも取り組んだが、仕事に対するやりがいを失いかけていた。

モヤモヤしていた2019年に異動の辞令を受けて、一般燃料や潤滑油、電力販売などの総合商材を扱うルートセールスに異動した。新しいことが増えて仕事は少しだけ楽しくなった。仕事も慣れてきたその年の冬にコロナウイルスの蔓延と行動自粛が始まった。ルートセールスは、お客様のところに行けなくなり、仕事がしにくくなった。残業もほとんどなくなり自分に向き合う時間が増えたことはとても良かった。40歳が目前に迫り、成長できない環境に不満と10年後の不安が増していった。

しかし、何もできなかった。というかやらなかった。コロナによる行動制限をやらない理由にして何もやらなかった。そんな中、2022年にはマネージャー(課長職)に昇格した。

仕事内容の違和感

マネージャーになるのは同世代より速く、会社からは評価されていることには感謝していたし、とても光栄だった。会社に応えないといけないという責任感があった。マネージャーになりたい人が先輩方にたくさんいるのに、私はその先輩方を追い抜いて会社から選ばれたのだから、そういった先輩方の分もしっかり職責を果たさなくてはという気持ちになった。任される仕事も重要な案件が多くなったことは光栄だった。

一方で、マネージャーになるとお客様や売上のためにならない、やりたくない嫌な仕事が格段に増えた。上司に説明するためだけに使用する会議資料作りや、会社のシステムからデータが取れるのに、そういったシステムを使えない上司のためにエクセル加工することに時間を浪費していた。私の貴重な時間を無駄遣いしていた。会社に行きたくないなって思う日が増えていった。朝起きるのがだんだん遅くなっていることを感じていた。

そんな中、経営トップの不祥事があり、会社に対する魅力や忠誠心・帰属意識を失わせた。会社の不祥事が残念だったことに加えて、それの不祥事に対する周りの役員が他人事みたいなコメントを平気でしていて、会社に自浄作用がないことが悲しかった。

私のモヤモヤはどんどん大きくなっていった。

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