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#04 とりあえず転職サイトに登録するという失敗 Career Journal

2023年3月に転職サイトに登録した。口コミサイトを見て、3社ほど登録を済ませた。アラフォー中流サラリーマンの転職の挑戦が始まった。

次々エージェントから連絡がきた

求職サイトに登録すると、次々と転職エージェントから連絡がきた。転職エージェントとの30分の短い面談では、私をべた褒めしてくれる。そして、僕のやりたい仕事に次々応募してくれた。履歴書も職務経歴書も準備していなかったけど、選考はどんどん進めることができた。企業からの返信も速かった。選考の前にカジュアル面談をやるところは、私の強みが説明できるので選考が進みやすかった。そのままいくつか最終面接までいくものもあった。求人の多い今ならすぐに内定が取れると感じたし、僕は市場価値が高いと感じた。

適性診断はめんどかった。こんな心理テストで僕を測ろうとするなんて失礼な企業だと思ったが、最終面接までの必須作業なので、渋々取り組んだ。1つ30分から1時間かかる適性診断も何社も受けた。かなり時間を取られた。

3ヶ月経っても内定はもらえなかった

世間は甘くなかった。僕のキャリアはしゃべりだけでは全く評価されなかった。原因は3つあった

1つ目は、履歴書、職務経歴書を心を込めて書いていないかった。故に書類選考で落ちることが多かったし、最終面接でも最後のひと推しに欠けた。書類を書く前提として自分の強みを分析して求人企業にちゃんとアピールできなかったから、最後のひと推しにも欠けていたのだ。本来、職務経歴書は業界ごとに書いた方がより良い。なぜなら、相手が求めている即戦力としての資質と、求職者の強みが一致していることを確認する重要な手段だからだ。つまり、業界、できれば企業ごとにアピールする私の強みは変えないといけない。

2つ目は、僕に営業といいながら数字に責任をもって行動したキャリアがないことだった。セールスマンの新規営業などの努力より、既存顧客の面倒を見てマーケットが追い風になる方が、ずっと損益に与えるインパクトが大きい業界だから、新規活動などを真剣にやってきたことがなかった。それを面接官は見抜いていた。

3つ目は、今の年収とポータブルスキルがマッチしていなかった。スキルがないのに今の収入が多いから求人企業は私へ報酬の提示に悩むのだろう。僕は多少の収入ダウンはやむを得ないと面接で言っているが、転職は年収が横ばいか上がるのが一般的である。僕のようなキャリアチェンジは、収入に対する覚悟をもっと面接でアピールする必要があった。

結果、不採用という結果が積み上がり、その求人企業はもう応募できなくなる。特に書類選考で落ちた企業はもったいなかった。ちゃんと書類を書けばチャンスがあったのに、僕の評価を十分にしてもらえず、もう応募できないのだから。転職サイトに登録してすぐは転職サイト内でホット扱いなので、僕のところにはたくさんオファーが来る。しかし、準備不足でチャンスを活かしきれなかった。

やり方が悪かったと気づいたのは、転職活動を始めて約3ヶ月経った2023年7月だった。7社の転職エージェントと面談し、26社の求人募集に応募し、書類選考通過は9社、最終面接まで進んだのは6社だった。きっと100時間くらい浪費してしまった。

転職エージェントに踊らされてはならない

エージェントは積極的に求職者の面倒はみてくれないし、指導もほとんどない。ヘッドハンターはノルマを持っており、とにかくたくさん求職者を求人企業に応募させて、1人でも採用されれば良いからだ。採用されれば転職エージェントに手数料として報酬があり、それが転職エージェントの収入になる。しかも、それは年収に割合を掛け合わせる場合が多く、私のような年収が多い求職者は格好のカモだろう。

転職エージェントのサポートは無料(タダ)だったが、タダより高いものはないと痛感した。

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