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Make G,Baby Bam,DJ Sammy B,,,Jungle Brothers!!
今年でヒップホップも50歳。NYでは毎日お祭り騒ぎ。そんなヒップホップの黄金期は90年代。その黄金期突入のきっかけのひとつにジャングル・ブラザースの存在があった。
ジャングル・ブラザーズは、ブロンクスの高校時代の友人だったナサニエル "アフリカ ベイビー バム" ホールとマイケル "マイク G" で結成された。そして、 マイクは家族の友人である DJ サミー B を加えチームは完成した。
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ブロンクスを地盤にしていたアフリカ・バムバーターやDJジャジー・ジェイに師事しレッド・アラートの強力なバックアップの元、88年、サンプリングという手法と共にアフリカ回帰を唱えたファースト・アルバム『Straight out the Jungle』でシーンに颯爽と登場した。
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80年代、当時のラップは地元自慢筋肉自慢金持ち自慢男根主義的なオールドスクール・スタイルだった。しかし、彼らは全てが違っていた。J.B.やアフリカン・アメリカン・ジャズ・ミュージシャンからのサンプリング・ソース(Tei Towaのセンスも注入されている)。アフロセトリックなリリック。ゴールドチェインからメダリオン。ジャージから民族衣装。彼らのスタイルはアフリカン・アメリカンの本質をついていた。しかも、同胞同士は争わないというピースな姿勢を打ち出していた。それはデ・ラ・ソウル/ア・トライブ・コールド・クエストらネイティヴ・タン・メンバーによってさらに拡大されていく。
このアルバムは、その革命的なサンプリング使いと、ハウスDJ〜プロデューサートしてクラブ・ヒットを量産していたトッド・テリーと組んだシーン初のヒップ・ハウス・チューン「I'll House You」のクラブ・ヒットで、
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街角リリースながらビルボード・トップR&Bアルバム39位という小ヒットとなった。その結果、ワーナー・ブラザースとのメジャー契約を獲得した。
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89年、ファースト・アルバムを踏襲し、さらにバラエティーに富んだサンプリング・ソースを使用。オールドスクール回帰とハウスとの融合を見事に果たした大傑作アルバム『Done By The Forces Of Nature』。93年、いち早く街角シーンの空気を吸い取りアブストラクト・ヒップホップを表現した問題作『J. Beez Wit The Remedy』をリリース。攻めすぎたか?このアルバムのセールスが振るわずIsland Records傘下の英国レーベル〈Gee Street〉へ移籍。原点回帰のオールドスクールなパーティー・チューン満載の『Raw Deluxe('97)』をリリースするもヒットに恵まれず。
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Universal Music Group傘下のV2 Recordsへ移籍。そう彼らは英国で人気だった。99年には、当時ブレイク・ビーツ〜ビッグビーツ・シーンで人気だったプロペラヘッズをプロデューサーに迎えたハイテンションなパーティー・チューン「VIP」がクラブ・ヒット。
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同年にはアルバム『V.I.P.』をリリース。その後は、自身のレーベル〈Jungle Brother Records〉から『All That We Do('02)』。
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日本のレーベル〈Rambling Records〉から『I Got U('06)』。
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ビル・ラズウェルのプロデュースで『Crazy Wisdom Masters('20)』。自身のレーベル〈J Beez Records, Slamboyant Records〉から『Keep It Jungle('20)』をリリースした。
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その間、16年にAfrica Baby Bambaataaのソロ・アルバムがデジタル・リリースされた。
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Africa Baby Bambaataa / The Plot Thickens
23年には、このBaby Bamによるソロ・アルバムとDJ Sammy Bによるソロ・アルバムがアナログ化された!しかし、A面とB面をミス・プレスしてしまい(?!)2枚とも入手しないとそれぞれのソロ・アルバムをコンプリートできないと言うマニア泣かせの仕様となっている。全世界500枚プレス。手書きナンバリング入り。
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