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優秀賞発表します【note×世界文化社グループ】#読書の秋2021

noteの読書感想文コンテスト#読書の秋2021に、たくさんの感想文をお寄せいただき、ありがとうございました! 今回初参加の世界文化社グループの課題図書5タイトルにも、計42本のご応募をいただきました(※)。本を読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
(※応募条件を満たした投稿)

投稿していただいた感想文は、各書籍の担当編集者、著者、note担当者等の関係者が拝読し、それぞれ優秀賞をお一人ずつ選出しました。優秀賞に選ばれた方には、家庭画報の人気のオリジナル商品「えびめん」3食セットを差し上げます。
それでは、それぞれのタイトルの優秀賞と選評を発表いたします!

課題図書1) もう内向型は組織で働かなくてもいい  

優秀賞は、みすず‎◌𓈒𓐍さんの作品「【読書の秋2021】働くことから離れたら、働くことで迷子になった。」です。

(選評)
著者と担当編集者の意見がともに一致して、選ばせていただきました。
選定理由はいくつかあるのですが、まず、本の要約に終わらず、ご自分を振り返っているところが良かったです。心に響いていることが、文章の温度感から伝わってきました。また「自分がわからない」状態だったみすずさんが、本書を通して「仕事に対して、はじめてワクワクした」と書かれていて、この本を作ってよかった!と感じる感想文でした。

課題図書2) あまがえるのかくれんぼ

優秀賞は、みのりん🌸花咲かガールさんの作品「【おすすめ絵本】あまがえるのかくれんぼ」です。

(選評)
「うらやましく、眩しくうつる」。あまがえるたちの生き様を日常に重ね合わせたご感想、新鮮で嬉しく拝読しました。絵本を開くたびに違った感覚をもつというのは、まさにその通りで、そのときの自分との再会、対話の時間でもあるのでしょう。作者の意図を感じ取って、深く味わっていただき、ありがとうございました。

また、著者たてのひろしさんからもメッセージをいただきましたので、以下、ご紹介いたします。

知識ではなく知恵、という言葉がうれしいです。自分の置かれている状態で本が違って見える、ということと、親友のような絵本、というのもうれしい言葉です。作者としては、そういう絵本を作れたらな、といつも思っています。それをこのように受け取っていただけたのは率直にうれしいです。
本は出された以上、言い訳も訂正もできません。作者の自己主張でもありません。読者の方々の心にどう届くのかもわかりません。ひたすらそんなことを考えています。その本を親友、といっていただけて、私の日頃の緊張をふっと解いてもらえるような、報われたような気がしました。いただいたご感想を励みに、また明日から頑張れます。ありがとうございました。

課題図書3) ブレイクセルフ 自分を変える思考法

優秀賞は、YoshiTakahiko_Nasunoさんの作品「拝読:「ブレイクセルフ」著:伊藤羊一」です。

(選評)
編集者が著者と最初に話し合うのは「誰に何を伝えたいために本を出すのか」です。著者の造語でもある「ブレイクセルフ」は文字通り自己変革を指しますが、言葉で言うほど簡単ではありません。
YoshiTakahiko_Nasunoさんが書かれている通り、成功したから本を出せているのであり、そうした意味では躓いている人との間に“ギャップ”は生まれます。その点は著者とよく話し合いました。
※ちなみに「上からモノを言うような本にはしたくない」が伊藤さんの口癖でした。
そして、YoshiTakahiko_Nasunoさんが感じたような「自分だけがうまくいってないわけじゃない」という読者の気づきが出発点であってほしいと願って執筆してもいます。
その点において、伊藤さんが最も嬉しい感想を頂いたのではないか、と感じました。ですので著者のメッセージの核心に触れた内容だったことが今回の選考の理由です。
逆にYoshiTakahiko_Nasunoさんのnoteで気づかされる部分もあり、今後もさらに書籍で発信するメッセージをブラッシュアップする余地があるとも感じました。逆に御礼を申し上げます。ありがとうございました。

課題図書4)絶品空の下ごはん

優秀賞は、かなこさんの作品「わたしの空の下ごはん」です。

(選評)
まずは、4品も作っていただきご感想を書いてくださったことに感謝を申し上げます。夕日に照らされたワイングラスの中の逆さ富士がとても印象的で、作品とは違ったドラマを感じました。「外の空気の中で食べるご飯はどんな高級レストランより美味しいです」。全くその通りで、同じご飯でも食べる環境で味わいが変わるということを本書を通じて感じていただけて嬉しかったです。

なお『絶品 空の下ごはん』の受賞者には、「家庭画報のえびめん」のほかにも副賞として、本書の漫画家1名による描き下ろしイラストカードも差し上げます。

課題図書5) 伝説の家政婦志麻さんがうちに来た

優秀賞は、large cedarさんの作品「母の手掛けた食卓目指し、私は今夜もキッチンに向かう」です。

(選評)
家族がそろう食卓は、実は短い期間限定。
そんなかけがえのないおうちごはんのために奮闘される様子が伝わってくる作品でした。
作り置きに頼るのではなく、日々ライブ感あふれる出来立ての料理を振る舞いたいという母としての思いに満ちていて、胸に迫りました。
どんなに疲れていても、幸せな食卓のためにキッチンに向かう「よし!」という気持ちは、ワーママ共通かもしれません。
いつかお子さんが大人になったとき、子ども時代の食卓を思い出して温かい気持ちになってくれることでしょう。

受賞された皆さま、おめでとうございました!

どの感想文も、ご自分なりに本を丁寧に読んで書いてくださった、素敵な作品ばかりでしたので、大変な接戦となった課題図書もございました。投稿してくださいました皆さまも、読んだけれど投稿しそびれてしまったという方々も、私たちの作った本と向き合う時間を作ってくださり、本当にありがとうございました!
 
これからも、「読んでみようかな」「読んでヨカッタ!」と思っていただける本をお届けできるよう、編集部一同、楽しく本を作ってまいります。noteでも、さまざまな角度からご紹介いたしますので、ぜひご注目ください。また、ご感想やご意見も、どうぞお気軽にお寄せくださいね。お待ちしております!