伝える楽しさ
海1 6/18~19
今年も自然環境リテラシー学が始まりました!第一回目は津市のマリーナ河芸でシーカヤックをしてきました。
昨年は受講生として参加していた僕は、今年はみんなを先導しながら動くリーダーとして参加しました。今までと違う立場にたった緊張と、久々に実習に参加する懐かしさの両方を感じながら楽しんできました。
<1日目>
この日の朝は、雨も降っておらず風も弱いという梅雨時期の津市にしては珍しく、実習がやりやすい天気でしたが、午後からは天気が崩れる予報だったので、予定を入れ替えて朝から出艇しました。
早速海に出るためにカヤックを運び、カヤックに乗るための装備や基本的な漕ぎ方の説明を済ませていきます。(装備、漕ぎ方の説明は下の記事からお願いします)
海の上に出てから直進、停止、バック、左右の方向転換の仕方をレクチャーしていきました。すると、本当に今まで一度も乗ったことなかった?と疑いたくなるくらい皆上手に乗れていました。去年全くうまく曲がれずに "なんこれ" と言っていた僕はびっくりです
レクチャー後まだ時間が余っていたので、あちこちになげられたスポンジを回収するゲームをしました。受講生は皆楽しそうに参加していて、こういう活動も混ぜていけると遊びながら技術が身についていって良いなと思います!
その後は各々のテントを張り、お待ちかねの夕食です! 僕は実習の中でこの時間が一番の楽しみだと思います。運動後に外で食べるご飯は、家やお店で食べるご飯とは違った美味しさが…!そして何より"同じ釜の飯を食う" というように一緒にご飯を食べるとどういった訳か仲が深まります(´ε` )
この日も夕食の途中辺りから緊張感が解けてきたのか全体の空気が明るくなったように感じました!
<2日目>
この日も午後から風が強くなって天気が崩れる予報だったので予定を早めて出艇しました。朝早く出たため朝霧を見ることができ、海と空の境界がボヤケてまるで空を飛んでるかのような体験ができました(*´ڡ`●)
(津市は風が強いことが多いので結構珍しいかなと)
そんなこんなで今回の目的地である干潟に到着!
そこからは二手に分かれて沖ではレスキュー訓練、干潟では生物観察を交代しながら行いました。僕は前半後半両方ともレスキュー訓練に参加しました。
レスキュー訓練では、グループレスキューとセルフレスキューの2種類を行いました。先にリーダーの人達が説明をしながらデモンストレーションを行い、いざ実践です!
レスキューは思っている以上にバランスが取りにくく、スムーズに行ける人と苦戦する人で分かれていました。そんな中徐々に風と波が強くなってきてしまいました…
これによってカヤックが流され、レスキューが難航してしまうというアクシデントに(-_-;)
周りのリーダーに手伝ってもらうことでなんとか浜に戻って来ることができましたが、これが実際のツーリングの時だったらと考えるともっと手早く対処できるよう自分自身のトレーニングが必要だなと強く感じました。
<今回の実習を通して>
今まで誰かを引っ張っていくような役割を避けてきた僕にとっては、慣れないことばかりで正直大変でした。次の予定を把握してスムーズに皆が動けるように指示を出したり、困ってる人がいたり危ないところがないか全体の動きを気にかけて動くなど、やるべきことが少し増えるだけで思うように動けなくなるんだなと。その他にも、普段なら迷わず決断できるようなことでも "これで間違えたら自分以外にも迷惑がかかってしまう" など、自分の考えに自信が持てず結局他のリーダーに決断を任せてしまう場面がありました。予め予定を把握して、一日の流れを覚えておくことで自身を持って動けるように対策したいと思いました。
反省点が沢山あった一方で、良かったこともありました。実習の終わり際にみんなが楽しそうにしていたのはとても嬉しかったです。僕個人の考えとしては、スムーズに実習を進めることももちろん大事ですが、一番は受講生のみんなに安全に自然環境を楽しんでもらうことだと思います。その点では実習の最後にコミュニケーションが増えていたり、海で遊んでいた様子が見られたのは成功だったと思います。
次回の実習では、今回得た反省点を活かしてより皆が楽しめる状況を提供できるようにしたいと思いました(*^^*)