音楽教室 夏のイベント終了
先週末の話になるが、通っている音楽教室のイベントにて、全く無事ではなかったものの何とかピアノを弾き切った。
まずはラヴェルの「À la manière de... Borodine」。本番前に30分ほど練習した時はわりと気分良く弾けて「これならいけるかも!」という自信は木っ端微塵に吹っ飛んだ。何度も止まり、さらには弾き直すという最悪の事態に陥り、2分弱の短い曲にもかかわらず途中で帰ったろかいなと思うほど。いつかリベンジしないと、あんなに酷い演奏をしてはラヴェルに申し訳ない。
次はバイオリン合奏の伴奏で「Romance」。こちらは独創ではないため、仲間がいる安心感があり先ほどよりは少しリラックス。とはいえ、ピアノだけで始まるイントロで早々にミスってしまいやや焦る。何とか回避してバイオリンが入ると安定、それでもやはり所々ミスはするもののフィニッシュ。
音楽教室の小規模な発表会なので出演者の顔ぶれはいつもの面子だし、腕前もお互いだいたいわかっているという緩い場にも関わらず、なぜ毎回こうも緊張して普段通りに弾けないのだろうか。しかもピアノはレッスンで使うものよりずっと弾きやすいヤマハのグランドピアノ。何故…。
プロのピアニストでも緊張はするのに、あの人達は演奏会であろうとコンクールであろうと、常にベストかそれ以上の演奏をする。私の好きなホロヴィッツは「ミスタッチをするのは人間なんだから当たり前」と言う。まぁ、そりゃそうなんだけど。私の場合はミスタッチと言えるほどの可愛らしいものではなく、最悪の引き直し。1番避けなければいけないミスなのに、何故やらかすのかと自分をグーで殴りたくなる。
いつか「こんなもんでしょ」とせめて思えるくらいの演奏が安定して出来るようになればいいな。今のところは後悔しかない。練習あるのみ!