『令和で人気になるアイドル』を本気で考察してみた。

アイドルが飽和した令和で、今から人気になれるようなアイドルのコンセプトを、本気で考察してみた記事。
読み上げたYouTube動画もあるので、文字読むんダルいひとはどうぞ。

アイドルからの反応が届く時代

先日、僕のフォロワーさんが、Twitterで自撮りを投稿していた。
見ると、僕のお気に入りのアイドルにそっくりではないか。
そう思って、「このアイドルに似てるね」とリプを送ったところ、なんと、ご本人様からいいねが飛んできたのだ。

一昔前で考えると、これはとんでもなく幸運なことだ。
例えるならば、「郷ひろみってイケメンだよね」と話していたら、声をかけてきた相手が郷ひろみで、いきなり「JAPAN!」と叫ばれたようなもの。
想像してみてほしい。
もしそんなことが起こったら、どう思うだろうか?
僕ならば、初対面JAPAN!はキツいので、その場でファンを辞めるだろう。

閑話休題。
それくらい、芸能人と一般人の間には、分厚い壁があったはずだ。
ご本人様登場なんて、モノマネ番組でいえば、山場も山場。大山場。
イチバンの見どころであり、これが番組の成功・失敗を左右する。

ちなみに、モノマネ番組では、たまにご本人様登場ミラーマッチがある。
その場合、ご本人様同士でのネームバリュー対決になるので、虎の威レンタルバトルにすり替わる。
勝者は歓声を浴び、敗者は空気と化す。
あの惨劇は、僕の心の、やらかいとこを、今でもまだ締め付ける。

反応をもらったことがある芸能人

そんなすごいことのハズなのに、実は、初めてのことではない。
以前にも、好きなアイドルやお笑い芸人のつぶやきをして、ご本人様から反応をもらったことがある。
そんな芸能人のリストが、以下の通り。

  • にっぽんワチャチャ(アイドル)

  • 神使轟く、激情の如く。(アイドル)

  • ぱーてぃーちゃん(お笑い芸人)

  • meiyo(アーティスト)

反応してもらえるから、を理由に推すことも、また一興ではないだろうか。
ちなみに、もっとも反応が早かったのは、ぱーてぃーちゃんのギャル2人。
ツイートして1分も経たずにいいねが押された。さすがギャル。

AKB48が人気になった理由

アイドルに 会える話せる スイカ割り
5・7・5。
関係ない季語「スイカ割り」を無理やり添えて、川柳を俳句に魔改造。
マジ雅。ウェイヨー。
俳句にしちゃうくらい特別なことだが、もはや当たり前となりつつある。

「アイドルに会える」という要素から、AKB48のことを思い出してほしい。
国民的アイドルとなったAKB48のコンセプトは「会いに行けるアイドル」。
秋葉原に行けば、毎日、彼女たちに会える。
彼女たちの成長を、毎日、見守って応援できる。
当時、これほど距離感の近いアイドルは、他にいなかった。
だからこそ、「身近さ」が差別化ポイントとなって、ファンに親近感と一体感を与え、あれほどの人気となったのだろう。

もしもAKB48が、同じコンセプトで令和に発足されていたら?
無名の地下アイドルで終わっていただろう。
令和における「会いに行けるアイドル」は、コンセプト0といっていい。
今やアイドル業界は、「NG無しアイドル」「AV女優アイドル」「病んでいるアイドル」など、コンセプトの無法地帯となっているからだ。

ちなみに、病んでいるアイドルこと「病ンドル」は、元あやまんJAPANの女社長がプロデュースしている。
その名にふさわしく、メンバーが音信不通や脱走、病み脱却により脱退。
初期メンバーは誰も残っていないし、現在は2人しかいないという。
Wikipediaの略歴を見るだけでも楽しめるので、お試しあれ。
ただし、あやまんJAPANの方は、知らない人は検索しないように。
郷ひろみと同じく「JAPAN」を背負う者として、急に見るとキツいから。

令和で人気になるアイドル

つまるところ大事なのは、差別化による「希少性」だろう。
他に替えがきかない、唯一無二の存在だからこそ、人気となる。
しかし、未だ擦っていないコンセプトなど、存在するのだろうか?
たとえ新しいコンセプトが見つかったとしても、コンセプトの温床となりつつある業界で、正当に真新しく見てもらえるだろうか?
そこで思いついたのが、時代を逆行する一手。

『会いに行けないアイドル』

音楽配信サイトやYouTubeなどで、曲やパフォーマンスは視聴できる。
しかし、武道館などの大きなステージに立つまでは、決してライブを開催しない。
YouTubeにはMV以外の動画を出さないし、SNSはスタッフが運営。
パーソナルなデータはおろか、普通にしゃべるところすら見られない。
どこかのアイドルみたいに、「知らない人の自転車のサドルを用水路に捨てたら、行政から注意を受けた話」を聞くこともできない。
まぁ、これはドッキリでのエピソードだけれども。

逆AKB48ともいえるこのコンセプトは、一見、マイナスに映るだろう。
しかし、こう考えてみてほしい。
「ネット社会の高嶺の花」と。

ネット社会の高嶺の花

あなたの通っていた学校にも、「高嶺の花」が存在しただろう。
決して関わることは無く、遠くから眺めているだけで十分。
事務的な用事などで声をかけられると、それだけで天にも昇る想い。
一挙手一投足にすら、とんでもない付加価値がついている。
そんな「高嶺の花」に、クラス単位ではなく、国民単位でなればいい。

もちろん、「高嶺の花」に君臨するのは、並大抵のことではない。
情報を制限するために、切れるカードが少ないからだ。
しかし、一度その椅子に座ってしまえば、あとはイージーゲーム。
普通にしゃべるだけで、遠巻きに会えるだけで、感動すらしてくれる。
パーソナルなインタビューが載った雑誌は、飛ぶように売れるだろう。
ここまでくれば、たとえ急に「JAPAN!」と叫んでも、むしろ喜ばれる。

あまりにも都合のいい話で、机上の空論、夢物語に思うかもしれない。
しかし僕は、令和ならそれができても不思議ではない、と本気で思う。
軽く検索をするだけで、ほとんどの情報が出てくる時代だからこそ、非公開な情報の価値が高まる。
流行りのVTuberの予測変換に、「中の人」「前世」「素顔」といったワードが頻出しているのが、その良い証拠だろう。

どんな情報も発信できる時代だからこそ、あえて発信しない選択こそが、魅力を演出するスパイスになるのかもしれない。
あえて「ロード」以外の曲を発信しない、新曲を発信しても結局は章違いなだけにする選択こそが、THE 虎舞竜の魅力を演出しているように。

結論

以上の考察より、以下、3つの結論を出すことができる。

  • 郷ひろみはミステリアス路線に舵を切って「JAPAN」の価値を高めるべき

  • THE 虎舞竜は「ロード」だけを歌い続けるべき

  • そういや郷ひろみの「2億4千万の瞳」以外の曲って何があったっけ?

特に3つ目、気になって調べたけど、 「GOLDFINGER'99」があった。
あーちーちー、あーちー!燃えてるんだろうかー!ってやつ。「GOLDFINGER'99」の歌詞を紐解いていくと、魅力のヒミツが見えてくる。
不埒なリズムでギラつく胸。
ジョークめかしたさぐりのキス。
舌もとろけるココアな胸。

つまり、令和でアイドルが売れるためには。
ちょっとエロい方が売れるってこと。

つんく♂も、名曲「シングルベッド」を作った理由として、同じようなことを話していた記憶がある。
つんく♂が言うとこは間違いないし、僕の本能も間違いないって告げてる。
つまり、間違いない。
うん、間違いない。

まとめ

国民的アイドルを夢見ている、そこのキミ。
僕は、アイドル業界を応援する者として、キミのことを応援したい。
だからこそ、純粋な親切心として、応援する意味で、この言葉を贈る。
アイドルよ、ちょっとエロくあれ。

いいなと思ったら応援しよう!