見出し画像

【戦転記】#3 ここが肝だよ、準備フェーズ②自信がワクワク職務経歴書

さて、ここからは転職時に提出する職務経歴書の作成コツと、
基礎問題の対策についてお話ししていきます!
実際に私が体験して感じたのは、
職務経歴書はまるでラブレターを書くようなもの
そして基礎問題の対策は、「受験勉強よりずっと楽しい!」
ということでした。
それでは、スイスイ読み進めていきましょう!


職務経歴書は【企業へのラブレター】

職務経歴書とは、これまでの業務経験や身につけたスキルを詳細にまとめた書類です。ほとんどの場合、履歴書(場合によっては英文CV)もセットで
提出します。
ただし、履歴書は差がつきにくいですし、英文CVの場合は
職務経歴書をベースに英語圏のフォーマットに合わせて修正すればOKです。なので、今回は職務経歴書の作成にフォーカスしてお伝えします!

ゼロから書き始めるのは非効率なので、転職エージェントなどが提供しているテンプレートを活用するのがおすすめです。参考までにダウンロードしてみてくださいね!

1. 構成とフォーマットの理解

サクッと内容の構成とフォーマットを見ていきましょう!

  • 職務要約: これまでのキャリアを簡潔にまとめ、応募先のファームに関連する経験やスキルを強調します。

  • 職務経歴: 各職歴について、在籍期間、会社名、事業内容、役職、具体的な業務内容、成果を記載します。最新の職歴から時系列で記述し、各プロジェクトの詳細を明確に伝えます。

  • 活かせる経験・知識: コンサルティング業務に直接関連するスキルや知識を列挙します。(職歴・職位などによりますが、例えば、リサーチやプロジェクトマネジメント、財務シミュレーション等の経験は魅力的に映ります。)

  • 資格: TOEICやMBAなど、関連する資格やスコアを記載します。

  • 自己PR: 自身の強みや志向性を述べ、応募先でどのように貢献できるかをアピールします。

なんとなくの構成がわかったところで、
各構成要素5個についてメモ書きを1枚ずつ書いていきましょう!
一度書いてみると気づかなかった点やかけない点が明確になります。
そのうえで、中身を見ていきましょう。

2. プロジェクト経験の詳細化

これまで携わったプロジェクトについて、
以下の点を明確に記載していくことでより魅力的に作成できます。

  • クライアント: 業種や規模など、社名は伏せ、可能な範囲で記載

  • プロジェクト内容: 目的、課題、アプローチを具体的に説明

  • 成果: 定量的な結果(例: 売上○%増加、コスト○%削減)を示し、貢献度を明確に記載

  • 役割: 自身のポジションや具体的な担当業務を詳述

3. 実績の強調

成果や実績は、可能な限り数値で表現し、具体性を持たせていきます。
例えば、「新規事業立ち上げにより、売上を前年比20%向上」など、
明確な数字を用いることで、採用担当者にインパクトを与えます。

4. スキルセットの明示

コンサルティング業務に必要なスキル(例: 分析力、問題解決能力、
コミュニケーション能力)を具体的な経験とともに記載し、
これらのスキルがどのように発揮されたかを示します。

5. フォーマットの整備

最後に、読みやすさを重視し、適切なフォントやレイアウトを使用します。箇条書きや適切な見出しを活用し、情報を整理して伝えます。

6. あんた、そこに愛はあるんか?

細かいところは気にせず、サクッと全体ができたら、
最後に愛の強さを確認しましょう!
・応募する候補先のみに刺さる内容になっていますか?
・どの経験に対しても、暗記することなく自信をもって答えられますか?
 などなど
採用担当者は数百数千という書類から魅力的な候補者を見つけなければなりません。魅力的な内容にしていきましょう。

さて、企業側はどのように候補者を見つけているのでしょうか?

多くが、以下の観点で候補者の選定を行っています。

  • 初期スクリーニング(キーワード検索、年齢と経験等)

  • 詳細内容の評価(成果と実績の具体性、スキルセットの適合性等)

  • 志望動機と企業文化の適合性(志望動機の明確さ、企業文化とのフィット感等)

  • 総合的な判断(キャリアの一貫性と成長性、リーダーシップ経験等)

職務経歴書はLOVEレターとお伝えました。
リサーチ時点で、よく出たキーワードや企業カルチャ、社員の声などで強調されたスキルや人材像等企業別に微修正しておくのが良いです。
つまり、
「職務経歴書(マッキンゼー)」、「職務経歴書(BCG)」などのように候補先ごとにファイルを分け、
各社で微妙に異なる愛のツボに合わせてより、
コピペ量産した職務経歴書上のキーワードのみをチューニングするイメージです。

出来上がった職務経歴書は、可能な限り戦略コンサルの友人や先輩などに
レビューいただくのが良いです。
アドバイスを反映したら、職務経歴書はおしまいです!お疲れさまでした。

お勧めしない職務経歴書【裏の技】

職務経歴書は上記のやり方で十分質の良いものを記載できます。不安であればChatGPTなどの生成AIに校正してもらうと一層高まります。

ただし、AIじゃいやだ!プロの人に見てもらいたい、という人は、
私はお勧めしないのですが、戦略コンサル特化型のエージェントに相談するのが良いです。彼らは職務経歴書作成のプロ中のプロです。句読点や余白の広さまでしっかりとみてくれることでしょう。

私がお勧めしない理由は、以下の2点です。

  1. 自分でできるし、その方が成長する

  2. あなたの人生を決める転職活動に、少なからずエージェントの意向が入る可能性がある
    エージェントは日程調整や企業とのやり取りを簡略化してくれる一方で、彼らもビジネスとして支援してくれています。そこにはエージェントとファームの関係性や状況に応じた意向や影響などが入る余地があると考えるからです。 
    ※あくまで個人の見解ですし、すべてのエージェントがそうだというわけではありません。

ただし、プロに見てもらい、一緒に人生を考えたい人にとっては最適な手段ともいえると思いますので、ご自身でご判断くださいね。

いつも心に「ありがとうございます」

手段はいずれにせよ、
採用面接に進めるためのよいラブレターを書き上げることが
重要です。
それでは基礎対策へと行きましょう!
次回はびっくりするほど楽しいフェーズへとお連れしていきます!

いいなと思ったら応援しよう!