【戦転記】#2 ここが肝だよ、準備フェーズ(前編:武器獲得・リサーチ)
自分のなりたい姿と戦略コンサルタントがガッチリと紐づいた皆さん、
ここからは戦略コンサルタントになるために転職準備を具体的に
記していきますね!
今回のnoteは私の実体験も含めて、『ゼロ秒思考』の著者:赤羽雄二さんの転職のヒントを参考に記載しています。ぜひご一読ください!
「A4メモ書き」の祖:
赤羽さんの教え【応募先の選定】
「A4メモ書き」とは【最強の成長ツール】
さて、まず最初にお伝えするのは、この先すべてのプロセスに共通して
最強の武器『A4メモ書き』についてお伝えします。
「A4メモ書き」とは、
「ゼロ秒思考」の著者で、元マッキンゼーのコンサルタント赤羽雄二さんが開発した、思考をクリアにし行動に繋げるためのシンプルで強力な手法です。
赤羽さんは、マッキンゼー・アンド・カンパニーで14年間勤務し、多国籍企業の経営改革や新規事業の立ち上げを数多く手掛けてきた実績を持つレジェンドの一人です。
A4メモ書きの効果
思考の明確化: 頭の中で散らばっている考えを整理するのに最適。
意思決定が早くなる: 書き出すことで、次に何をすべきかが明確になる。
ストレス軽減: 不安や悩みを紙に書き出すことで、冷静に向き合える。
行動力向上: 明確な次のアクションが見えるため、実行力が高まる。等
毎日10分の投資で転職結果だけでなく人生が変わります。
超簡単なので、ぜひここで自分のものにしていきましょう。
以下のようなイメージで記載していきます。
この例は非常に文字がきれいですが、スピードを優先し、文字の汚さは
他人が最低限読める一番汚い文字で書くことが重要です。
では早速書いてみましょう!
初めての方は、A4サイズの裏紙を4枚と4分のタイマーをセットして、
一度4枚4分で以下のテーマでメモを書いてみてください。
「戦略コンサルタントとは何か」
「戦略コンサルタントになると自分は何を得られるのか」
「戦略コンサルタントになるために何が必要か」
「今から一歩踏み出すためになにをすべきか」
さて、どうでしたか?
普段は何気なく過ぎてしまう1分ですが、いざ測ってメモを書いてみると意外と短く感じたんじゃないでしょうか。文字数や行数が少なくても気にしなくて大丈夫です。まだ慣れていないだけなので、これから少しずつ一緒に練習していきましょう!
※ちなみに、書いたメモは捨てずにファイリングして、全部保管しておくのがおすすめです。後で見返すと、自分の成長を感じられるかもしれませんよ!
メモを書いていると、いろいろ迷うことが出てきますよね。
たとえば、「日付ってどこに書けばいい?」「文字の大きさはどれくらい?」「漢字よりカタカナの方が早く書けるけど、それでいいの?」など。実は、これらの疑問はすべて『ゼロ秒思考』に詳しく書かれています。
なので、まだ読んでいない方にはぜひ購入をおすすめします!私自身も体験しましたが、この本への投資は本当に人生を変える価値がありますよ。
黄金書籍『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』
戦略コンサルタント界隈の企業を20社以上
【リストアップ】
まず1~4分程度で無心で「A4メモ書き」で、今知っている戦略コンサルティングファームを洗い出してみましょう。
「MBBとBIG4系は書いたけど、他にもあったかな…?」と思うかもしれませんが、実はまだまだあります。以下のようなファームがリストに含まれているとバッチリです!
洗練と挑戦の、外資系戦コン
マッキンゼー・アンド・カンパニー
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)
ベイン・アンド・カンパニー
A.T.カーニー
ローランド・ベルガー
ADL 等
広く大きく、会計系
Deloitte:モニター デロイト(Monitor Deloitte)
PwC:Strategy&(ストラテジーアンド)
KPMG: KPMG Strategy(KPMGストラテジー)
EY:EY-Parthenon(EY-パルテノン) 等
日本ならではの強さ、国内中堅系
コーポレイト・ディレクション(CDI)
経営共創基盤(IGPI)
ドリームインキュベータ(DI)
グロービング 等
また、戦略コンサルティングファームを受ける際は、テーマや人材に親和性の高く、面接の形式も似ているFAS*(Financial Advisory Services)系も候補に入れるとよいと思いましう。
*ファズやエフエーエスと呼ばれます
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)
KPMG FAS 等
ここまででリストが少ないと感じたら、興味があれば専門性に特化した戦略コンサルティングを提供している企業も幅広く加えてみましょう。
この段階では、絞り込むのではなく、できるだけ視野を広げることが
ポイントです!
全社についてざっくりリサーチし優先度を定める【絞り込み】
候補が20社程度出揃ったら、再び赤羽さんのメソッドに戻ります!
この基準を意識して、さくっとリサーチをしてしまいましょう!
ここでは記事を自分で探しに行く前提ですが、PerplexityやChatGPTなどを活用して、目星をつけてからリサーチするのもおススメです。
以下は、即席で作成したざっくりとしたプロンプト例です。
参考にしてみてください!カッコ内は変数になっており、できるだけ具体的に表現することで、より良い結果が得られる可能性が高いです。
私は戦略コンサルタントになるために転職先候補を評価したい。
自分の関心は、(新しいことへのチャレンジ)です。
自分のスキルは、(英語でのコミュニケーション)と(リサーチ)です。
以下の観点で、(マッキンゼー、BCG、カーニー)を評価して下さい。
その際に、議事を2件以上参考とし、参考サイトのURLを提示してください。
以下の評価軸で1~5点で評価して、表形式にまとめてください。
①事業の競争力
②事業の成長性
③社長の経営者としての資質、リーダーシップ
④自分の関心の強さ
⑤自分のスキルとの整合性
総合点
4oではこんな感じでアウトプットしてくれます。
あくまで参考程度に頭に入れて、ここから具体化する形でリサーチしていきましょう!
リサーチがサクっと終わったら、
総合点の多い上位10~15社に絞りましょう。
重要なのは迷いすぎず、こだわりすぎないこと、
この時点では幅広で構える姿勢で行きましょう!
知り合いや各社説明会で探る【ナマの声】
ある程度ターゲットが絞れたら、友人や知り合いの中にその企業で働いている人がいないか確認し、積極的に会食やカジュアルな場をセッティングしてみましょう。
声を掛ける際には、「ゆるっと転職を考えてて、○○(友人)のファームについてざっくり教えてほしい」みたいに、軽く転職の意向を伝えることが
ポイントです。そうすることで、説明会やリファラル(友人紹介)の話をもらえるチャンスが広がります。
※ただし、リファラルが可能になったとしても、ここではすぐに依頼しないのがおすすめです。選考には順序があるので、詳しくは後続のnoteで解説しますね!
また、その企業が転職者向けの説明会を開催しているかどうかも調べて、
どんどん申し込んでみましょう!
さらに、説明会の直前には数分でサクッとA4メモ書きをしてみてください。以下のようなことを事前に書き出しておくと、
質問タイムで自信を持って発言できるようになります!
会社の方針について何を聞きたい?
上位職に質問できるとしたら何が気になる?
自分と同じポジションの人にどんなこと聞く?等
いつも心に「ありがとうございます」
ここまでお読みくださり、ありがとうございす。
遂に転職先候補が定まり、走り出すのに必要な情報は揃いましたね。
次からは『ここが肝だよ、準備フェーズ(後編)』のスタートです!
お楽しみに!