失踪ブログを100件みてわかった「こういうブログは続かない法則」
みなさんこんにちは。でくです。
今回はちょっと性格の悪い記事を書きます。
自分のTwitterフォロワーを見ていると、どうやら半年くらい前にフォローし合った仲の方々の中に、かなりの数の失踪者が出ていることがわかりました。
当時500人くらいのフォロワーがいたのですが、そのうち100人ほどが更新をやめてしまっています。実に失踪率20%です。
Twitterの更新だけをやめてしまったのかと思ったら、同じタイミングでブログの更新も止まっています。挫折してしまったのでしょう。
ブログ運営で飯を食っていく夢を見て、一念発起してサーバー契約してワードプレスブログをはじめる。
しかし現実はそんなに甘いものじゃなくて、いつまでも1円10円の収益を追いかけ続ける日々。耐えきれずやめてしまうのも当然でしょう。
私も同じ口の人間なのでよくわかりますが、継続するっていうのはいうほど簡単じゃありません。
では継続するためにはどうすればいいのか?
「そのヒントは挫折してしまった人たちの中にあるのではないか」と私には思えました。
そこで今回は、ブログを辞めていってしまった人たち100人のブログを眺めて、「続かないブログの特徴」を見出してみようと思います。
死体蹴りのような胸糞の悪い記事ではありますが、なにか学びを提供できればうれしいです。
(同じコンセプトのTwitter運用編もありますぞ)
気合い入れすぎ
ブログを書く時に初心者がやりがちなのが
「がんばること」
本来はいいことのはずだけど、ことブログにおいては私はあまりいいとは思っていません。
というのも、頑張っても頑張ってもPVは伸びてこないから。
ブログは1ヶ月2ヶ月という短期的なスパンでは、努力量に見合ったリターンはありません。
人は努力をしたことにリターンがないとモチベーションが保てないものです。
誰しも受験勉強などで経験があると思います。
記事へのこだわりが感じられ、クオリティが高いだけにもったいない。
頑張った記事が読まれるワケではないのです。
内容がしっかりしていようと、検索でヒットするなりファンがつかなければ、読まれるブログにはなっていかない。
記事のデザインやクオリティにこだわりすぎたりすると、「ブログを更新すること自体がおっくうになる」ときが必ずきます。
大したクオリティでなくても、数日に1個でも記事を書いて長く続けて言ったほうが絶対にいいです。
私のブログの場合、毎日更新をはじめて100日経過したあたりで人気記事ができて、そこからブログの評価も伸びていったように思えます。
(当時の月報記事)
毎日更新なんかしてると当然しょうもない記事も乱立します。
それでも成果はでました。成果が出るとやる気も出ます。
だから効果を期待せずコツコツゆっくりまったりやるほうが、実は長続きするんですよね。
すでにネット上にある情報ばかりを書く
ブログでなにを書くか、ということは初心者が思っているよりはるかに重要です。
「自分が知っていること→他人が知らないかもしれない」
という思い込みはかなり危険で、「本当に他人が知らないのか」をリサーチするというブログ運営の基礎の基礎をおろそかにする原因になっています。
記事を書く前に「今から書こうと思うトピックが、すでにネット上に情報が多くないか」を調べればいいだけなのですが、それすらやっていない人は存外多いのです。
今自分が書いたトピックに関する記事が、すでにGoogle検索の上位に表示されている場合。
どうして自分の記事がGoogleに上位表示されることがあるでしょうか?(反語)
結果、「自分の知っていることを書けば、きっと誰かの役に立つだろう」と視野狭窄的にブログを書くと、まったく読まれない記事ができあがります。
(ブログの始め方系でツヅキブログやヒトデブログに真っ向から挑んではいけない)
競合調査を全くしないでビジネスをはじめたらどうなるでしょうか?
破産まっしぐらなのは言うまでもありません。
知りたいと思うことはgoogle先生に聞けばいい、と思う人が多数です。
google先生がおすすめしてくれた上位表示のブログをみれば多くの場合「最短最速で解決できる」からです。
別にあなたのブログ更新を張っている必要性はまったくないのです。
「あなたから学ぶ必要性はどこにあるのか?」と問われて答えられないなら方向転換をしたほうがいいでしょう。
自己満で記事を書くのではなくてGoogle検索にヒットするような施策を打ったり、SNSでファンを作る施策を打つことが重要になるわけです。
そのあたりについては別の記事で解説しているので、参考にどうぞ。(宣伝)
Googleアドセンスを気にする
多くのブログ初心者が最初に目指す「Googleアドセンス合格」
合格した時の喜びはひとしおで、合格ツイートと祝福リプのセットがTwitterではよく見られます。
Twitterプロフ欄にも「アドセンス一発合格」をウリにしている人もいる。
ただ、こういう人もたいてい消えてしまいます。
「盛者必衰の理」。はかないです。
やっとの思いでアドセンス合格しても、そのまま消えてしまう人もいる。
これがこの人の最後のツイートになりました。はかない。
アドセンス合格がブログの目標になってしまうと、バーンアウトしてしまうのかもしれない。
アドセンス合格後だって修羅の道です。
アドセンスでの収益や広告配信状況を気にする人は多い。
アドセンス収益なんて、『PV数の10分の1 × 1円』程度のもの。
月に1万円稼ごうと思ったら、月10万PVを安定化させなければなりません。
たいていのブログでは1日10円とか、いいとこ100円とかでしょう。
それを「今日は多かった少なかった」「広告が制限されて0円になった」と気にするのは生産的な行動でしょうか?
一喜一憂すると精神は疲弊します。
最後は努力が報われない虚無感に襲われて挫折、となるのだろう。
毒にも薬にもならないような情報を取り扱う
自分がいつもやっているちょっとした習慣や生活の知恵ばかりをアップするブログは、実はけっこうあります。
記事を読んでも「ふ〜ん」以外のなにものでもないです。
筆者に専門性があるわけでもなければ、科学的な根拠に基づいているわけでもない。
近所のおばさんが「油汚れには重曹がいいわよ」とか言ってるのと同じレベルの情報深度。
(ちなみに「油汚れには重曹がいい」は科学的根拠には基づいている)
それでは記事は読まれるようにはならないですよね。
いくら書いても読まれるようにならなければ、モチベーションが目減りしていく一方です。
ただ実は、この手のブログがかかえる問題の根本は、記事のクオリティではなく「ネタ切れを起こしやすいこと」にあります。
自分の知恵袋を披露するのはネタとして書きやすいのですが、知恵袋の底が見えた時点で、ブログのネタが尽きたことを意味します。
「もう書くことがないよ〜」と気づいたときには、ブログ更新は赤信号。
「書くこともないし書いても伸びないし」となったら、もう継続する意思は潰えたも同然でしょう。
日常ブログや自己満ブログ(目的に対して行動があっていない)
本来ブログというのは、自分の好きなことを発信する場であって、どんなことを書こうがその人の自由が尊重されます。
一方で「目的に合うように行動する」ことが重要でもあります。
日常ブログは、自分のための記録だったり日記だったり、あるいは同好の士との交流だったり、そういう目的であれば全然いいと思います。
趣旨と行動が一貫しています。
一方で、読者(ファン)を増やしたい、収益を作りたいなどと思うなら目的違いも甚だしいです。
芸能人のブログが盛り上がるのは、すでにファンがいるからであって、ブログをやったからファンができたわけではないんです。
視点や切り口がよっぽど面白かったり、役に立つ情報が満載のブログでもなければ、ブログで新規のファンを作るのは無理でしょう。
「何のためにブログをやっているのか」を考えず、目的と行動が一致しない人は成果が伴わない。
必然的に長続きしないのです。
行動と考え方が変えれば継続できる
散々いろいろな人をあげつらって指摘してきましたが、ぶっちゃけるとこれらの行動の中で私がしていたものも多数あります。
ブログに熱中するあまり土日で20時間近くデザインいじっていた時期もあるし、ツイッタープロフィールに「アドセンス一発合格」なんて書いてイキっていたことだってあります。
競合調査をせずにクソ記事を乱立させた経験も山程あります。
(クソ記事の一例)
そういう黒歴史的な時期を経て、幸いにして今もブログを継続できているという側面もあります。
こういう行動をしているときには「それが悪手だ」と自分で気づくことはなかなか難しいです。
大事なのは「これはきっと生産的な行動ではないな」という認知をして、行動を改善したり、具体的なアクションを起こすこと。
このnoteの中には、「ブログ意識高い系」から「ブログ継続できる系」になるためのヒントがあったと思うので、ぜひ皆さんの行動改善の『種』になってくれればうれしいです。
このような性格の悪い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
私の運営するブログ「デクマガ」にも、どうぞ遊びに来てください。
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