⑭壁と壁紙の「色」にこだわってみる。
ドイツのシュタイナー園を見に行ったとき、グラデーションの壁が印象的でした。
新店舗の壁にもグラデーションを入れたくて、下調べを重ねてきました。漆喰の塗り方できれいなグラデーションが出せるようです。
YoutubeのDIY紹介動画も見つけました。
家にあった木切れに自分でペイントしてみることにしました。
ホームセンターの町、新宮!自然塗料のお試しミニボトルが100円でした。
楽しい…。左官屋さんにお願いして、このグラデーションに挑戦してもらえるんだろうかと不安でしたが、自分で塗ることも想定した方がいいかもしれません。時間との戦いですね。
福岡おもちゃ箱さんへ行って、シュトックマーの水彩絵の具とミツロウで壁を塗る方法をお尋ねしました。店長さんが不在でわかりませんでしたが、教えて下さるそうです!
福島の木のおもちゃ屋さんから譲り受けた「レジカウンター」
現店舗のレジカウンターは、壁にそって置いているのでよく見えません。
結構、大きなレジカウンターなんです。これは福島県の「木のおもちゃBeans.」さんが閉店するときに、お得な価格で譲ってくださったもの。Beans.代表の佐藤さんは、ご自身の子育ての中で木のおもちゃで出会って、近くにお店がなかったことから「提供する側になろう」と一念発起してお店を始めた方です。実際にお会いしたのは数回ですが、おもちゃを買う場としての「店」であることに専念するよりも、お話をしたくて来店なさる(主に)お母さんたちに向き合うことを大事にする姿勢に共感して、勝手に慕っていました。佐藤さんは『おもちゃ・子育てアドバイザー』の勉強もなさっていました。福島が放射能汚染の影響で外遊びができない日々が続いたときも、室内でいかに楽しく遊ぶかをアドバイスしていらっしゃいました。
おひさまやの10倍くらい広いお店で、おもちゃもいっぱいのBeans.さんには、新聞記者である私の夫が取材に訪れたことも。すてきなお店だったこと、佐藤さんとお話をして教えていただいたことをたくさん伝えてくれました。残念ながら、閉店することになったときにレジカウンターを譲り受けました。立派すぎて、小さなおひさまや店内では、ちゃんと正面向きに置くことができませんでしたが、大切に使わせていただきました。九州にいると、東北は遠くて震災のことも「どこかの街でおこったこと」と他人事にとらえがちです。レジカウンターと共にあることで、おひさまやでは東北の震災や原発のことを話題にすることが増えたように思います。感謝しています。
新店舗では、設計士の丸山さんがデザインしてくださったレジカウンターを新しく迎えることになりました。丸山さんの描いてくださったプランには、こんな図が…
すごいカーブ!!どんな風になるのか楽しみでした。
8月16日。カウンターが作られ始めました。
向こう側の部屋は、在庫を確保する部屋です。増築して広くとりました。これから棚を作ってもらいます。ここにどれだけ在庫が入るか…で、現店舗が「倉庫」になるか「ワークショップスペース」になるか決まります。
8月19日。あっという間にカウンターの形ができていました。まだ途中ですが。
おおーっ。素敵です。左のアーチのついたては丸山さんのこだわりがあふれている部分です。ここにちょこん、と木のおもちゃを置けたら素敵・・と、厚みを持たせてくださっています。
8月21日。左官さんが塗って仕上げてくださいました。
レジカウンターがきれいに完成するのも、もうすぐですね。
実は、このレジカウンターの上につく照明で、まだ悩んでいます。ペンダントにすることは決めているのですが、エントランスのドアを開けると正面にレジカウンターがあるので、いわば1番目立つ照明です。私は照明が好きなので、ちょっとこだわりたいと思っているのですが…予算もあるし、迷っています。照明については、次回お話したいと思います。
ドイツの幼稚園にて
お店やさんごっこコーナーです。かわいい!