見出し画像

国境なきのんべー顔なわたし

いますよね?「いかにも(お酒)吞めそうな顔」の方。はい、わたしです。初対面の方に「呑めそう」とよく言われます。吞めるんですけどね、けっこう好きなんですけどね、実際。たまにいらっしゃいますよね、「いかにも呑めそうな顔」なのに、「お酒、全然ダメなんです」という人。ステキでズルいギャップ。わたしの顔はそんな裏切りは致しません。呑めます(きっぱり)

さて、わたしは2017年の12月カンボジアを訪れました。プノンペン王立大学の修士課程で学ぶ尊敬する友人を訪れて。新潟の小さな村出身の彼女も漏れなくお酒好き。これまた裏切らない「呑めそう顔」しています。わたしがアンコールワットマラソンをワラーチで走る(10キロね)と言うもんだから、彼女も週末を利用して一緒にシェムリアップに来てくれました。40歳をとうに過ぎたおばちゃんとなったわたしたちですが、バックパッカーさながら夜行バスで。もちろんバスに乗る前に、ビールを吞みましたよ。

シェムリアップに着いて、市場でごはん食べて、なんだか開放的になって午前中からビールを呑んで、顔からの期待を裏切らないペースでお酒をいただきました。マラソン?わたしは、いわゆるファンランナーなので、大会の前日だからと言って禁酒をしたりは致しません。ランは旅のイベントのひとつという位置づけなので、いつも以上に呑んだりもします、ハイ。二日酔いで出走した大会は数知れず・・・なぜか自慢みたいになっていますが(笑)。

暑い国の大会のスタートは朝が早い。10:00には走り終えて、シェムリアップの街に戻って、屋台で1人ビールを呑む。部屋に戻ったらビールの空き缶と昼寝を貪る友人。あんたも吞んでたね(笑)。仕事と学業の両立でずっと忙しくて大変だと言ってたから、たまの週末くらい好きなビールを午前中から呑んで昼寝をしたっていいよ、いいよ。2人で夕方の早い時間から街に繰り出して再びお酒を呑んだというのは、ここまで読んでいただいたみなさんの想像どおりでございます。

のんべー顔したのんべー×2人(おばちゃん)。

その後、プノンペンに戻り彼女は忙しい日常に。わたしは残りの旅を1人楽しんだわけですが、「帰国前夜のご飯は一緒に食べよう(呑もう)」となり、わたしが宿泊していた小さなホテルのテラスにあるレストランで待ち合わせ。待っている間、もちろん吞みましたよ、ビール。
結局、いろいろあって彼女が来られないことに・・・ほろ酔いのわたしは外に出るのが面倒になり、彼女にも食べ物もおいしいよと薦められてそのままテラスのレストランで食事をしようと決めました。さてまずはビールもう1杯とクリスピーチキンサラダをおつまみに。1人ではなかなかのボリューム。お次はワイン。赤かなぁ。メニューを見て赤ワインを注文いたしました。

大学生なのか?まだかなり若い賢そうな青年がキレイな英語で注文を受けてくれた。「OKマダム」ととっても丁寧に。「わたし、マダムか~、リアルにマダムだよなー」とかなんとかほろ酔いで思ってみたり・・・。なかなかこないワインの代わりに、若くて賢そうなあの青年が再びやってきて、小さな声で
「Excuse me, Madam. …Bottle or glass? 」と。

ん?
そう、青年はわたしにさっきのワインの赤ワインの注文はボトルなのか?グラスなのか?訊ねているわけです。青年の勇気と期待に応えて(?)ボトルと言ってやろうかとも思ったのですが、白ワインもあとで呑みたいしなということで、笑顔で「グラスでちょうだいね ♪」と答えたマダムでした。

今からちょうど5年前のいまごろ、

わたしは自分の顔が外国人から見ても「呑んべー顔」なのだ

と知ったのでした。しかし「のんべー顔」ってどんな顔?と言われても説明できないですよね・・・フシギ。まぁ、のんべー顔で損したこともないですし、いいんですけどね。そういえば、20年も前の話ですが、友人と行った旅先の蔵を改装した品の良い小料理屋さんで「おねぇさん、呑めそうな顔してるねぇ」とお隣のおじさまに声をかけられて、日本酒をしこたま飲ませていただいたことを思い出しました。あとでわかったのですが、あるとても有名な漫画家大先生でした。

のんべー顔万歳!(笑)


いろいろあって久しぶりの作品となりました。書きながら5年前の旅を思い出し、写真を見返しててニヤニヤしています。だいたい呑んでる!

お酒を楽しく呑める体に、のんべー顔に産んでくれてありがとう母(笑)。わたしの顔は母親似ですが、そういえば母はまるっきりの下戸です。下戸なのにお酒を買うのが大好きというこれまたフシギな人です。下戸の母が買ったお酒を姪と飲める日も近いかな。結構呑めそうな顔してるな、姪よ。

最後までお付き合いありがとうございます。
またこちらでお会いできたら嬉しいです。









いいなと思ったら応援しよう!