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【ADHD、境界知能、内向型】47歳。ひとり暮らしに憧れる。


3人の我が子が揃って発達凸凹、不登校、引きこもり、うつや自傷行為、拒食に過食、癇癪、感覚過敏などの精神疾患(症状)で荒れる日々を送ってきた2010〜2016年までの6年間の我が家の様子を綴った物語が、2023年1月に書籍となり、出版させて頂きました。
外の世界で生きることに適応していけなくなったあの日から心の世界を向いて生きてきた親子の物語です。ぜひ読んでくださいね😊



私、47歳。

20歳で結婚した時に実家を出たので、自分の人生で一人暮らしをしたことが一度もない。

ずっと家族と一緒の生活を送ってきた。

特に私の人生は、3人の子どもたちが小学生の時から、そして息子たち2人は今もほぼ引きこもり状態なので、家には常に子どもがいる。

3年前、長女はな(26)が一人暮らしをする事になった時、不動産屋との内見や入居までの手続きの流れを一緒に経験させてもらった。

部屋なんてそう簡単に借りれないと思っていたが、意外にスムーズに部屋を借りれたのが何だか新鮮でハードルが下がった。

そして一昨年、私と年齢が近い知人が、向こうの世界に戻って逝った。

その時に、湧いてきた思いがあった。

薄情かも知れないけど、それは親として子どもに残せるものを考えるとか、息子たちの自立を急がすことではなくて、

「私…まだ経験したいが事ある」


というものだった。

その経験したいことが何なのかは、その時はまだ思いつかなかったけど、
こんなことを思う自分は身勝手だな〜と思いつつも、この自分の内なる声に触れてから、何となく意識がそちらに向き始めた感じがあった。

去年辺りから、息子たちの生活の自立がぐっと進んだこともあって、今まで経験したことが無い「自分のペースで生活を送る」という時間を過ごせるようになった。

そうなるとますます「全部の時間を自分の自由に生活してみたい!」「部屋を自分好みにしてみたい!」「テレビもゲーム機も無い部屋に住みたい!」「ひとり暮らしでのやりくりの感覚を体験したい!」という欲が出始め、50代おひとり様暮らしの日常をあげているYouTubeをよく観るようになった。

人生には流れるがある。

この流れの先に、もしかしたら私のひとり暮らしが待っているのかしら。

うふふ😘