北海道経巡り雑記 その18-羊蹄山麓
第20問 羊蹄山に関する記述で、間違っているものはどれか。
ア. 蝦夷富士と称されている。
イ. 標高1898mで北海道の最高峰である。
ウ. 火山であり、最新の噴火は約1000年前と推定されている。
エ. アイヌ語ではマッカリヌプリと呼ばれている。
後志総合振興局の5町村にまたがる羊蹄山、火口から放射状に5町村に分かれています。
蝦夷富士とも賞されるその姿は、きれいな円錐形をしておりどの方角から見ても美しく素晴らしいものであります。
今回は、倶知安町から左回りに書いていきます。
倶知安町
羊蹄山の北西側にある倶知安町は、羊蹄山麓では一番の街です。国道5号沿いには大手チェーンの量販店やスーパー、飲食店等が並んでいます。
倶知安駅は北海道新幹線の停車駅となるため、現在の駅舎の西側に建設中の立派な駅舎が見えます。
町内にはしりべしミュージアムロードの小川原脩記念美術館があり、小川原脩の温かな作品群が見学できます。
その美術館の向かいには郷土資料館の倶知安風土館があります。一般的な郷土資料や胆振線の資料もありますが、目玉は第二次大戦中にニセコアンヌプリで行われていた航空機の着氷実験に使用された零戦の翼の展示だと思います。一見の価値あり。
ちなみに、羊蹄山麓の5町村で唯一道の駅がありません。
ニセコ町
羊蹄山の南西側にあるニセコ町は、スキーなどウィンタースポーツが有名でで外国人も多く訪れる観光地です。
道の駅「ニセコビュープラザ」は農産物直売所が盛況で混雑してるイメージがあります。
町内にはしりべしミュージアムロードの有島記念館があり、有島武郎の貴重な資料が展示されています。
ニセコ町に本社を移転して話題になった紅茶で有名なルピシアが羊蹄山麓ビールを販売しており、白い恋人とコラボしたりしています。
真狩村
羊蹄山の南側にある真狩村は、実際に行ってみるまで細川たかしの出身地というくらいの知識でした。
道の駅「真狩フラワーセンター」では、その名の通り鉢花や園芸資材が購入できます。また、特産品であるゆり根なども販売されています。細川たかしのステージ衣装などの展示もあります。
道道66号沿いにある真狩豆腐工房は真狩の湧水を使用したおいしい豆腐を販売しています。豆腐はもちろん美味しいのですが、個人的なオススメは揚げで火鍋などの辛い鍋でおいしさが際立ちます。
喜茂別町
羊蹄山の東側にある喜茂別町は、羊蹄山にかかる面積が一番小さい町です。
札幌側の中山峠に道の駅「望洋中山」があり、あげいもが特に有名です。
市街地は羊蹄山麓側にあって、郷の駅「ホッときもべつORTO」はドライブの休憩にちょうどいい場所です。以前は、きのこ王国喜茂別店もあったんですけどね。
これといった写真が見つかりませんでした。
京極町
羊蹄山の北東側にある京極町は、名水の郷として有名です。セイコーマートでも売っているペットボトルの水は京極のものなので、良く目にするかもしれません。
道の駅「名水の郷きょうごく」では、おいしい湧水を飲めたり汲めたりできますし、ふきだし公園で水の音を聞きながらのんびりするのもいいかもしれません。
今回の紹介順でいうと、国道5号~道道66号~道道97号~道道478号という、羊蹄山麓をぐるっと一周できるドライブルートがあります。道中たくさんのビューポイントがあるので、いろいろな方向からの羊蹄山を楽しみましょう。
個人的にオススメのドライブルートで、記事にあげた以外でもいい場所はたくさんありますし、気になる場所に寄りながらのんびり安全にドライブしてみてください。
第20問の答え「イ」
北海道の最高峰は、標高2291mの旭岳です。
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