見出し画像

【半分以上妄想の世界の映画】ビューティフルマインド

先月から精神保健福祉士の短期通信講座のオンライン講義が始まり、
その中で教授から参考映画を教えてもらったので、
まず『ビューティフルマインド』を観てみました。

あらすじ
天才数学者のジョン・ナッシュは、国際的な名声を掴みかけたところで、国家の陰謀に巻き込まれてしまう。もはや信じられるのは献身的な愛で支えてくれる妻のみ。勇気と栄光に彩られた感動のストーリー。
引用 amazon prime 

こういったあらすじでamazon primeでは紹介されていたが、
私は教授からは一言「半分以上、妄想の世界です」としか紹介されなかった。

観て、なるほどと思いました。

2時間15分の映画でしたが、あっという間に感じられました。

※以下、ネタバレありです。





感想
4年、福祉職をして統合失調症の方と関わっていますが、分かっているつもりで全然わかっていないと自分の無知さと無力さ、想像力のなさを感じました。
統合失調症の妄想による本人と周りの恐怖や、妄想と言われたり、妄想と分かった時の大きな喪失感は図りしれないと思いました。治療も見えているもの、聞こえているものを無視し続ける辛さ、苦しさも映画と分かっていても、見ているこちらがつらくなる場面が多くありました。

あとは昭和30年ころに終了したと言われるインシュリンショック療法がイメージできたことや、再発の可能性について、服薬の大切さと服薬の副作用による辛さを改めて感じました。私も精神科薬、睡眠薬による生活のしづらさを感じている日々なので、薬のやめたさも少し分かります。

あとは、特にいいなと思えたのは、信じられる周りの人のストレングス目線によって彼は再び教壇に立ち、ノーベル経済学賞を獲って、大好きな数学と奥さんと過ごし続けられたことがよかったなあと思いました。


実際のジョン・ナッシュさんは2015年交通事故により奥さんとこの世を去られていると知り、とても残念に思いました。

ジョン・ナッシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5

おすすめしたい映画の1つになりました。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?