GPAの再計算?
今回は大学院以上を目指す方向け。
大学院を目指すうえで絶対的に必要なのは、大学時代に優秀な成績をとっていること。特にQSやTHEの上位校に名を連ねている大学を目指したい方は、大学時代の成績が必要条件を満たしていなければ話にならない。
GPAを再計算すると?
日本の大学を卒業した場合、GPAとして表記する大学と、A,B,Cとアルファベット表記になる大学と、パーセンテージになる大学と、別れてくる。もっと細かくなるのかもしれないが、仕事柄見るのは大きく分けてこの3パターン。GPAで表記されるならまだ楽だが、アルファベットだったりパーセンテージで表記されると自分で計算しなおす必要がある。
GPAはアメリカの大学では一般的、カナダだと4.3がマックス、オーストラリアでも表記が違ったり、イギリスなんぞGPAではなく、2.1、2.2と記載していたりと各国好き放題。
一般的にはアメリカ式のGPAになおすことが多く、日本の成績証明書に書いてある成績よりも若干高くなる。これは、セミナーや卒論など単位としてはカウントしてるけど、成績としては計算に入らないものまで入れて計算してしまうから。そのため、成績が若干微妙だなーとい感じの方は再計算をすることがわかりやすい。
結論からすれば、おおよそ日本の大学の最終成績は再計算するとあがることが多い。
どこに頼む?
大学から指定がなければ手計算でも可。大学によっては計算の仕方が書いてあったり、成績のつけ方のページを大学に送ればOKとする大学もある。
アメリカだとWESなどの第三者機関に依頼をすることが義務付けられる場合もある。なお、WESで再計算が必須でなくてもそれはそれで認めてくれる大学も多い。
WESはそこそこお値段がするので、お手軽に計算してみたければScholaroというサイトで計算ができる。証明書として発行したければお金を払えば発行してもらえる。これを使っても受付してくれる大学も多い。
ただし、再計算を認めない大学もあるので要注意。
再計算をするべき?
今までの経験から言えば、指定が無ければ再計算は不要。ただし、願書にGPAを入れる大学もあるので、その際は手計算をしておくのは良いかと。
再計算をすることをうたうエージェントがいるが、個人的には不要と思う。説明としては、イギリスの大学から認められているとしているがイギリスの大学に聞くと苦笑いで返ってくる。
さぁ、真意のほどは??
結論
再計算が必要であれば大学の指示に従って対応すれば良い、というのが個人的な見解です。