留学の種類 ~整理してみました~
留学の種類
語学留学
習い事留学
インターンシップ留学
高校留学
大学進学(カレッジも含む)
大学院進学
ワーキングホリデー
厳密にわけると、ジュニアだの親子だのも入ってくるのですが、業務でザクっと使う内容にわけてみました。
語学留学
一番お手軽かつ、ググるといろんな国が紹介されています。一番人気は不動のアメリカ!2番手はカナダ・オーストラリア、続いてイギリス、ニュージーランド、アイルランドという感じですね。
当然、英語習得のお話を前提としているので、フランス語とかスペイン語、中国語などの習得はまた目的地が変わります。
試験対策(IELTSなど)コースもあります。進学を考えているかたもいかれる方はいます。最近はオンラインでも現地の授業が受講できる学校もあるので、予算や目的に応じてパッケージは色々あります。
金額を抑えるためにフィリピンがコロナ前は人気でしたが、円安の影響やフライト減便の影響もあり、いうほどフィリピンを押し出す広告は見なくなった感じはします。他にもシンガポールやマレーシアにも語学学校があります。以外にもドバイや南アフリカも選べます。
ビザ無しで留学ができるのが一番の特徴。一部の国は事前に申告は必要(ESTAとかETAとか)ですが、いうほど難しくもないです。1週間(月~金)単位で留学できます。
語学留学をサポートするエージェントはたくさんあるので、ぼったくられないように注意は必要です。そのうちぼったくられない方法も書こうかな。
習い事留学
語学留学に習い事をつけるイメージです。料理とか手芸とかスポーツとかですね。午前英語、午後習い事という感じです。フラワーアレンジメントなんか人気ですね。ロンドンの学校とかやってます。この問い合わせくるとエージェントとしてはまじで焦ります。やってる学校が少ないんです。
インターンシップ留学
一番多いのはカナダのCo-op留学ですね。(Cooperative Educationの略)
座学で英語力アップ+フィールドで実践です。留学期間は12ヶ月程度、短いと8ヶ月とかも選べます。前半の座学だけもできるのですが、インターンシップの意味がなくなってしまうのがネックです。就労許可がもらえる+学校がジョブサポートを提供するのでがんばればちゃんとお給料もらえます。
学ぶ内容に応じて働けるフィールドが異なります。専門的なコースだと医療・介護関係のお仕事やサイバーセキュリティなんかもあります。
ワーキングホリデービザを使ってのインターンシップ的な(実質0円留学的な)プランもあるのですが、自分で何も決められずエージェントの思うつぼになるので気をつけましょう。
高校留学
これは短期のものと長期のもので別れます。短期だと1学期とかで提携関係を結んでいる高校に行って授業を受けて単位は日本に持って帰ってくるというパターンですね。旅行代理店や留学エージェントが間に入っていたりするので、日本語サポート多めです。ただ、現地サポートはあんまりしてくれない(できない)ので、親御さんはちゃんと心づもりを。
長期は現地高校の卒業を目指すので、イギリスのボーディングスクールやアメリカのインターナショナルスクール、マレーシアでカナダの高校カリキュラムだったり、なんか色々あります。大学を海外進学も視野に入れているのであれば、IBかA-level取得が多いと思いますが、Canadian High School curricurumも問題ないです。費用が目が飛び出るレベルで高いので、ほんまのリッチ層向け。最近は日本でもA-levelやIBは取れますし、イギリスのボーディングスクールが日本に開講したりもしているので、海外に行かなくても良いっちゃ良いです。現地ならではの経験はプライスレス。その代わり親の財布には常に会心の一撃が飛んできます。
自分の子供を行かせるか、よく聞かれるんですが、長期は行かせないかなー。(財政的に無理)
大学進学
行先は色々ありますが、自分がエージェントとして扱っているのはアメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、ドバイ。マレーシアも相談があれば対応可能です。
北米は4年制で学位を取得しますが、イギリスなどは3年制です。そのため、1年間の準備コースを挟まないと高校からイギリス・オーストラリア・ニュージーランドの大学には進学が原則できません。一部例外はあるのですが、専門的な話で長くなるので割愛。ここはまた書きます。
高校留学と同様にお財布に痛恨の一撃が飛んできます。
学位取得しないで、短期間での留学というのもあります。これは大学に在籍している方や社会人で一回職から離れる方など向けです。英語コースもあるので、英語に不安がある方は英語を鍛えてから学部聴講などもできます。
大学院進学
最低でも1年の留学は必要ですが、日本では根強い人気。MBAもここに入ります。1年で修士が取れるイギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド(ANZは原則1.5年~2年ですが)、2年かかるのが北米という感じです。コースによって違うので詳細はちゃんとコース概要読んでください。こっちに問い合わせしてきたら、本職になっちゃうので会社のお問い合わせフォームをご案内します。
1年修士はTaught Masterと呼ばれ、研究ではなくどちらかというと高度な専門分野をさらに勉強します。
カナダ、アメリカが2年コース主体なのはリサーチが多いから。カナダはがっちりリサーチが多いです。アメリカは1年目は知識をつけて2年目リサーチ的な構成です。Research Master(ここにMPhilやPhDも入ってくる)への出願は準備に時間がかかります。ここら辺は専門的なエージェントに相談してみるのが良いと思います。(しれっとアピール)
番外編:ワーキングホリデー
これは留学かどうかは微妙なラインです。なにせ学生ビザじゃないから。ビザはちゃんとしたワーキングホリデービザです。学生もできるのですが、語学学校に行かれる期間は国によってルールが違います。ただ、英語力0でいくと、最近ネット記事でよくみる仕事ない→ホームレス化→炊き出しに並ぶという負のスパイラルになって絶好のネットの餌食になるので気をつけましょう。あとはお金はちゃんと貯めましょう。
ちなみによく某協会さんが捻じ曲げて説明するので、間違えやすいですがイギリスは立派にYouth Mobility Schemeというのがあり、2年間就労できます。これはワーキングホリデービザじゃないです。立派な就労ビザです。
最近ビザ代行申請した会社が残高証明を捏造しててビザはく奪になった方が多くいるようです。業者選びは慎重に!
さくっと分類してみましたが、目的に応じて留学の種類は違いますし、厳密にはもっと細かいです。留学について気になったら、エージェントやエージェント主催のイベントなど色々参加して有効活用してみましょう。
特に大学・大学院進学の留学フェアは現地に行って視察ができない分、がっつり使って情報収集がお薦めです。その代わり、日本語しゃべってくれないので、ある程度英語で話せるようにしておいてね!