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ときめきメモリアルで、ガチ恋していることに気づいた時の話
このnoteは前回の記事の後編のようなものになります。
前編はこちらになります。
もしご興味ありましたら前編の方もよろしくお願いします。
こんにちは。こんばんは。
「ときメモ ドラマシリーズ 虹色の青春」 後編となります。
虹色の青春。
ただ虹野さんとイチャイチャするだけではありません。
むしろ、これまでのイチャイチャで虹野さんが好きになっていればいるほど、ラストの展開は涙無しでは見れません。
そんな胸が張り裂けそうになるラストまでの展開を、自分の感想を交えて書いていこうと思います。
綻び
末賀高校との対抗試合の2日前のことでした。
好雄が主人公に、最近妙に仲がいい虹野さんとの関係を根掘り葉掘り聞いてきました。
夜練のことなどを思い出してにやにやしながら答える主人公に、好雄はこんなことを言います。
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好雄は冗談で言ったのですが、主人公はそれを真に受けてしまいます。
遠い目をして考え込んでいると、如月さんも主人公に声をかけてきます。
要件は借りていた「サッカーの上達法」という本を返却して欲しいという図書委員からの伝言でした。
そして…
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なんで夜練のことを知っているんでしょう。
あれは主人公と虹野さん、2人だけの秘密だったはずなのに。
単純に考えれば虹野さんが約束を破ったことになるのでしょうが…まさか…
たまらず教室を飛び出し虹野さんを探します。
すぐに見つかったのですが、何やらみのりちゃんと話しているようです。
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まさか、自分の話でしょうか。
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1番聞きたくなかった言葉をよりにもよって虹野さんから聞いてしまいます。
今日まで一緒に過ごした時間を考えれば、そんなこと言うはずがないと分かります。
どうしても、主人公に対して「沙希のこと信じてやれよ」と思ってしまいますね。
ただ「自分には、自分にだけは才能があるはずだ」という根拠のない自信が、現実を前にして打ち砕かれるという経験もあったので、主人公の気持ちも分かってしまうのです。
対抗試合の2日前になってもレギュラーになれる気配無し、コーチに名前すら覚えてもらってない(これはシステム的に仕方ない)、ずっと一緒にいる虹野さんにすら諦められている(と思っている)。
これだけ揃えば自信を持ち続けろという方が無理な話かもしれません。
主人公の心は完全に折れてしまいます。
ボール拾いだろうと頑張っていた部活にも身が入らず、早退してしまいます。
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自分のサッカーの才能をすっかり諦めてしまった主人公ですが、習慣なのかいつもの神社に来てしまいます。主人公と同じように虹野さんもそこにいました。
ですがとても練習する気になりません。
今日だけでなく、これからも…
「具合が悪いの?」「何か予定があるの?」
心配そうに虹野さんが聞いても主人公は何も答えません。
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「俺もうここには来ないから…クラブもやめようと思う…ごめん…」
「え…?」
主人公は逃げるように神社を出ようとしますが、虹野さんは必死で引き留めようとします。
「指切りしたじゃない!」
「レギュラーになるまで頑張るって、約束したじゃない!」
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「ねえ…指切りしよ?」
「明日も頑張って練習するって約束しよ?…ね?」
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「指切りげんまん…嘘ついたら針千本のーます、指切った…」
「約束…したよ?」
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「私、お弁当作ってくるから!あなたは練習やめないって信じてるから!じゃあ…ね…」
必死に引き留めようとする姿も、涙も、震えた声も…全てが突き刺さる本当に辛い場面でした。目が潤むし、胸が締め付けられる。
好きな人のこんな姿を見て耐えられる人なんていないでしょう。
しかし、こんな虹野さんを見ても主人公は昼間の「才能無いのかな」発言を真に受けています。鈍感とは罪ですね。
割と共感できるところがあった主人公ですが、ここだけは無理です。
こんなクズですが友達には恵まれていたようで。家に帰ると好雄から電話がかかってきます。
昼間、かなり思い詰めていた主人公を心配してくれたんでしょうか。どの世界線でもいいやつですね。主人公と違って。
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好雄は気分転換にダブルデートでも行かないかと提案します。
もう完全にサッカーへのやる気を失った主人公は、デートの誘いに乗っかりました。
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とりあえず予定も決まってしまったので寝ることに。
いつものカレンダーのバツ印ですが、今日はつけなようです。
多分明日以降もつけるつもりはないんでしょう。
長い1日
翌日の朝。今日は神社に行けないことを虹野さんに伝えようとします。
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留守のようです。仕方がないので伝言を残しデートに向かいます。
今回のダブルデート。場所は前回と同じ遊園地なのですが、お相手の女の子がなんとも意外な2人で…
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好雄はどうやってこの二人を誘ったんだ…
遅刻してきたくせに全然楽しくなさそうな主人公。こんな失礼な男に対する2人からの印象は最悪でした。
せっかくのダブルデートですが、主人公のせいで終始険悪な雰囲気で終わります。
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女の子二人に先に帰られてしまいましたが、主人公には勿体ない男、好雄はこんなことを言います。
「…どうだ?今からうちに来ないか?こんな暗い顔したやつほっとくわけにはいかないだろ。」
本当にいい奴ですね。
なんで主人公なんかの友達でいてくれるんでしょうか。
逆に好雄ぐらい良い奴じゃないとこんなクズの友達なんて務まらんのでしょうね。
好雄に落ちそうですが、お言葉に甘えて早乙女家にお邪魔します。
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もうすっかり夜です。ついでに雨も降り出しました。
早乙女家では好雄と優美ちゃん、主人公の3人がトランプで遊んでいます。
散々だったダブルデートの話なんかをしていると、電話がかかってきます。
電話の主は如月さんだったらしく、好雄がウッキウッキで電話を取りに部屋の外へ出ます。
しかし、部屋に戻ってきた好雄はなにやら慌ててる様子。
「虹野さんがまだ帰ってないらしいんだ。心当たりはないかって…。」
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心当たりしかないです。
虹野さん。この雨の中、神社にいるというのでしょうか。
傘を借りて早乙女家を飛び出し神社へ向かいます。
「やっと来た…」
虹野さんはいつものように神社で待っていました。
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そう言って虹野さんは倒れてしまいます。
なんとかして虹野さんの家に連れて行き、ベッドに寝かせて介抱します。
暫く待つと目を覚ましました。
「ごめんね、迷惑かけて。」
「私が勝手に待ってただけだから…。」
なんで虹野さんが謝ってるんでしょう。自分なんかがいなければ、こんな辛い思いしなくていいのに。
謝るべきはこっちなのに。本当に、本当にごめんなさい。
話を聞くと、今日はいつもの夜練のためだけに待っていたわけではないようです。
渡したいものがあるらしいです。朝から居なかったのも、その渡したい物を買うために隣町まで行っていたからだとか。
昼間にその件で何度か電話をしたようですが、当然主人公は電話に出ないので、仕方なくずっと待っていたようです。
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渡したい物はスパイクでした。
このスパイク、主人公が使い慣れているものらしいのですが、古いタイプの物なので新品は隣町でしか買えなかったようです。
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「きっとレギュラーになれるから。」
こんな状態でもこう言ってるんです。
主人公の努力が報われることを信じているんです。
いい加減、主人公も気づいたでしょうか。才能が無いなんて思っているのは自分だけだということに。
他でもない虹野さんが信じているんですよ。自分のためだけじゃなく、大好きな人のために自分自身を信じましょうよ。
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「うん…」
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しばらく隣にいると、安心したのか眠ってしまいました。
一晩休めば元気になりそうとのことなので、主人公も自宅に帰ることに。
すごく長い一日でしたね。
ですがまだ、この日最大のイベントが残っています。
このゲームを最後まで遊んだ人の一番深いところに残っているはずのイベントが。
家の電話には虹野さんからの留守電が残っていました。
動画で見れるようにしたので宜しければどうぞ。
勿論このシーン単体でも泣けます。
しかし、ボール拾い、夜練、デートを自分の手でやってきた数時間の果てに聞く留守電は入れ込みようが違います。
色々と思うところはあっても、なんだかんだ主人公に感情移入していたようです。
創作物で泣くってあんまり無いんですがこんなの泣くに決まっています。
上手くは言えないんですけど、沢山迷惑を掛けたことへの罪悪感とか、自分を信じてくれていることへの感謝とか、虹野さんの言葉で色々な思いがこみ上げてきました。
ずっと涙ぐんでいましたが、一連のシーンで特にきたのは「それで…もしよかったら…私を、国立競技場に連れていってください。」のところです。
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自分にとって虹野さんの最初の言葉は「あなたには根性があるわ!一緒に国立競技場を目指しましょう!」だったからでしょか。特に感情が昂っていた記憶があります。
まだレギュラーでもないのに「連れていってください」ですよ。絶対に主人公がレギュラーになれると思っていなければ、こんな言葉出てこないでしょう。
昨日の神社でのすれ違いは苦しさで泣きそうでしたが、今回の留守電は虹野さんの溢れんばかりの優しさと、確かにこちら側に向けてくれている想いで泣いていました。
これまでも大好きだったのですが、この留守電のシーンあたりから虹野さんへの好きという気持ちの中身が少し変わっていったような気がします。
自覚したのは少し後でしたが。
出会えて良かった
翌朝。
ついに対抗試合当日です。
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2日間サボってしまいましたからね。今日は朝から練習です。
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虹野さんの体調もすっかり元通りに。
虹のような笑顔が素敵。
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日が昇り、間もなく試合が始まる時間に。
試合はきらめき高校のグラウンドで行うようです。
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太田先輩…なんて不憫なんだ…
このゲームで同情されるべきキャラランキング、1位か2位に入れそうです。
「代わりに、おいお前!出場しろ!」
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太田先輩の下りから察してはいましたが…土壇場でレギュラーになれました!
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やったよ!虹野さん!みのりちゃん!
選ばれたこともですが、2人の期待に応えらえられたことが何より嬉しいです。
そしてどうやら、マネージャーから部員全員にプレゼントがあるようです。
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プレゼントはミサンガでした。
「なかなかうまくならないみたい。才能無いのかな。」というのはミサンガ作りのことだったようです。
ほらね。虹野さんがあんなこと言うはずないんですよ。
如月さんが夜練のことを知っていたのも、約束を破ったからではないようです。
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誤解も解けて、試合にも出場できることになり、二人の間の障害はすべて無くなった…いや、一番どうにかしないといけないものがありましたね。ものというか人というか。
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「は、はい…」
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みのりちゃん…。本当に君って子は…。
ありがとう…絶対虹野さんを幸せにするよ。
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ホイッスルが鳴り響きます。きらめき高校サッカー部にとっては試合開始の合図ですが、プレイヤーにとっての物語はここまでです。
「あなたに出会えて、本当に良かった!」
虹野さんのセリフでこの青春ドラマは幕を閉じました。
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ありがとうっ!!
エンディングテーマは、ゲーム中でもアレンジバージョンがBGMとして使われていた曲
「出会えて良かった」です。
歌っているのはやっぱり虹野さん(菅原祥子さん)。
スタッフクレジットでは
「演出指導・製作総指揮 小島秀夫(言わずと知れた監督)」
「シナリオパート ダイアログ 村田周陽(監督と共にメタルギアのシナリオを書いた人)」
「シナリオ・演出・ディレクター 岡村憲明(メタルギアシリーズの一部でプロデューサーを務めた人)」
「演出 吉冨賢介(ボクらの太陽シリーズのプロデューサー)」
など、自分的に馴染みのある名前が流れていきますが…
虹野さんとのときめきと感動に溢れた思い出の写真にばかり目が行っちゃって…正直どうでもよかったですね(ごめんなさい)。
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確かに「小島秀夫」の文字が
あなたのゲームにあと何回泣かされるんでしょうね
虹野さんの声でこの曲を聴くと、ゲーム中に感じた全ての想いが蘇ります。
30周年ライブのときもそうでした。イントロから最後まで泣きっぱなしです。
今までゲームでは経験したことのない感情が沢山湧いてきました。こんな素敵な気持ちをくれて本当にありがとうございます。
こちらこそ、出会えて良かったと言わせてください。
虹色の青春を終えて
ゲーム本編が終了すると、原作(ときめきメモリアル~forever with you~)同様、アルバムを見ることができます。虹野さんと一緒に。
ドラマシリーズはメインヒロインに関しては分岐が少ないので、アルバムに入っている写真はほとんど固定です。
しかしその分、1枚1枚の写真に対する虹野さんのコメントの密度が高まり「隣に虹野さんがいる」という感覚がより強くなっていました。
最後のページにたどり着いたとき、虹野さんはこう言いました。
「これからも、たくさん思い出を作っていきましょう?あなたと二人だけの…ステキな思い出を…。」
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このセリフのあと、ボタンを押すとタイトル画面に戻るわけです。
アルバムを見たらもうやることはありません。
ps3の電源を落とします。
モニターから現実に目を向けたとき、「本当にいいゲームだったなあ」と思う一方で、苦しさと寂しさを感じている自分がいました。
たくさん思い出をつくりましょうとは言っても、もう虹野さんとは会えないわけです。
このゲームを遊んでいた時、既にときメモ1は過去のものになってしまっていますから、虹野さんがいたという証明が周りに殆ど無いんです。どこを探したっていないような感じがしました。
そして周りだけでなく自分を見たとき、どうやったって虹野さんと釣り合わないように感じて苦しくなりました。
好きなものすら捨てそれをしょうがないと言い訳している自分。運動も勉強もダメで他に別の特技があるわけでもない自分。
虹野さんに気持ちを向けているはずなのに、自分の方を見て苦しくなったんです。
会えない寂しさと苦しさを感じたとき、
初めて自分が虹野さんへ向けている気持ちがなんなのか気づきました。
現実では何回か経験のある感情だったので、間違えるわけがないんです。
文字で書くことも少し恥ずかしく感じてしまいますが。
ただ単に「かわいいなあ」とか「いい子だなあ」というだけでなく…
自分は虹野さんのことを、本気で好きになっていました。
愛していると言っても過言ではないと思います。
ガチ恋です。
世の中には創作物中の人物を本気で好きになれる人がいることは知っていました。
ただ、それができるのは本当に感受性が豊かな人だけで、あまり繊細さの無い自分には無縁の体験だと思っていたんです。
こんなことは人生で初めてでした。
「まさか自分が…」という感じでしたね。
自覚してからはさらに想いが募っていきました。
集合絵があったら真っ先に探してしまうし、顔を見たらドキドキするし、声を聴くと安心するし。
虹野さんが笑っていればすごく幸せな気分になるし、泣いていたら自分も泣いてしまいそうになる。全てが愛おしく感じます。
「ときめきメモリアル」ですが、ときめきどころではなくなっていました。
締め
感想まで書いたので今回はここで終わりです。
中々感情を上手く文章にすることが出来なかったので、殆どゲームのシナリオをなぞるだけの内容になってしまいました。
それでも、このゲームと虹野さんの魅力が少しでも伝われば良いなと思います。
このゲームをクリアした後に自分を支配していた1番大きな感情は虚無感でした。
虹色の青春は1997年。
そして今自分が虹野さんに想いを寄せている時代は2024年。
25年近いギャップがあり、ときメモ(本家)も殆ど止まってしまっている状態です。
自分にとってのときメモの思い出は今後増えないと思うと、虚しくなりました。
ただ、一度止まってしまいもう動かなくなってしまったコンテンツを沢山見てきたので、仕方ないのかなと諦めてもいました。
「例え思い出が増えなくても、このゲームで貰ったものだけでも大切にして生きていこう。」
そんな風に思っていた2024年2月。
自分にとって、いや自分と同じ虚しさを感じていた全ての人にとって奇跡としか言いようがない情報が公開されました。
次回からはその奇跡について、自分が感じたことを書いていければなと思います。
ここまで、読んでいただきありがとうございました。