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ミニマルな生活の魅力とは?現役ミニマリストが語る“本質”

最近では「ミニマリスト」という言葉がかなり一般的に使われるようになり、その考え方が普及してきましたよね。

ミニマリストとは、「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語で、物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人のことです。または、2012年頃から世界中で広まっている、物を持たないライフスタイルを指すこともあります。

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ミニマリストとは?身をもって気づいたこと

結論

上記のように、一般的にミニマリストとは「必要最小限の物だけで暮らす人」とされています。しかし、その本質は「数少ない物であっても満足感を得ることができる人」だと思うのです。つまり、単に物が少ないという“物理的”な状態ではなく、少ない物で幸福を感じられる“精神的”な状態を言います。

理由

その理由は、私自身がミニマルな生活を実践する中で、様々な場面において少ないもので満足できるようになったからです。具体的には、服や靴、食事や日用品の購入といった買い物を中心に、日常的において最低限の量で充実感を得られるようになりました。

ミニマルな暮らしの魅力

それでは、ミニマリストにはどんなメリットがあるのでしょうか。以下ではミニマルな暮らしの魅力を3つに絞ってお伝えします。

心の平穏(メンタルが整う)

1つ目は「心が整う」ことです。物が少なく常に部屋が整理整頓されているため、心に余裕が生まれます。余裕があることで自分にも他人にも穏やかに接することができ、その結果メンタルが安定するのだと思います。また、何か物事に思い立った際に片付けや整理整頓をする必要がないため、すぐに行動を開始することができます。

時間が増える

2つ目は「時間が増える」ことです。物が少ないことで、必要なものがどこにあるかを素早く把握することができますし、片付けや整理の時間も短くて済みます。時間は日々の積み重ねによって増えることも減ることもあるため、こうした1つ1つの管理の手間が減ることは大きな魅力です。

お金が貯まる

3つ目は「お金が貯まる」ことです。ミニマリストの性質上、物に対する基本的な考え方が「必要最低限しか所有しない」ことであるため、自然とお金が貯まります。ミニマルな生活に慣れてくると、特に努力をすることもなくお金が貯まるのは、ミニマリストの特権かもしれませんね。

ミニマリストになるための3ステップ

上述のように、ミニマリストには「心が整う」「時間が増える」「お金が増える」といった大きな魅力がありました。以下では、私が考えるミニマリストになるための3ステップについて紹介します。

①断捨離

当然ですが、物を少なくするには「手放す」しかありません。そのため、まずは不要なものを手放すことから始めてみましょう。具体的には、着なくなった服や読まなくなった本などの“物的なもの”から、ほとんど使うことのないアプリや見返すことのない写真などの“デジタルなもの”まで、自身にとってすでに必要ないものは手放すことをオススメします。

②家計簿をつける

関係ある?と思われたかもしれませんが、家計簿をつけることには大きな力があります。なぜなら、支出を意識した買い物を行うことで「本当に必要かどうか」を考える時間が生まれるからです。考える時間を持つことで、不要なものを買うことが減り、結果としてミニマリストに近づくことができます。

③“今あるもの”を大切にする

具体的な方法論ではなく意識の問題になりますが、“今あるもの”に着目できるようになるとミニマリストに近づきます。例えば「今は決して裕福ではないけれど、健康に暮らせているよね」など、今あるものを大切にする視点を持つこで既に満たされていることに気づき、物への執着がなくなるからです。

ミニマリストのデメリット

上記まで、ミニマリストの魅力的な部分を中心に焦点を当ててきました。その一方でデメリットはどのようなことが挙げられるでしょうか。以下では、私が感じた欠点をお伝えします。

周りとのギャップ

最近かなり一般的になってきたとは言え、ミニマリストは少数派であると感じる場面が多くあります。具体的には、部屋にベッドと机しかないことや服は上下2着ずつしか所有していないことに対し、「変わってるね」といった反応がしばしば返ってくることです。もちろん、価値観は人それぞれですので良い・悪いの話ではありませんが、こうした反応からまだまだ少数派なのだと感じます。

過度なミニマル思考に陥る可能性

“本当に必要かどうか”を判断する力が養われる一方、“あれもこれも不要である”といった偏った考え方に陥る可能性があります。特に、自身が好きなことや大切にしている価値観を手放し始めたときは危険な兆候です。例えば、私はラーメンが好きなのですが、必要か不要かで考えると必ずしも必要であるとは言えません。しかし、必要or不要のみで判断してしまうと本当に好きだったことさえも手放してしまい、結果的に幸福度が下がってしまうと考えます。

さいごに

あくまで価値観の一つ

ここまで、ミニマルな生活の魅力やメリット・デメリットについて述べてきました。

しかし、さいごに伝えたいことは、ミニマリストな生き方はあくまで価値観の一つに過ぎないということです。世の中には様々な考え方がありますし、それぞれに魅力的な面やそうでない面があると思います。例えば、私はミニマルな生活を謳歌している一方、「こんな生活はイヤだ」と思う人もいるでしょう。

大切なのは、自分が幸せを感じられる生き方に出会い、自分自身に満足できることだと思います。

まずはミニマルな生活を試してみて、合わなければやめるくらいのスタンスで取り組んでいただけると嬉しいです。




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