トレーナーさん→競馬おじさん→一口馬主になったお話(前編)

第1希望のダイワレジェンドの20(推しの孫)は抽選落ちとなり、第2希望のフーラブライドの20への出資が確定しました。楽しんでやっていくぞ。

結論は上の通りなんですが、折角なのでここに至ったまでの過程をまとめてみることにしました。思いのほか長くなったんで前後編になります。
(後編あげました。こっち。

・トレーナーさん→競馬おじさんになるまで

馬券自体は「年に数回、有馬とかダービーとかだけ買う」って感じで前から買ってましたが、ウマ娘から興味を持った人をリアル競馬沼に落とすのが上手な競馬おじさんがTLに沢山いたので、毎週土日が競馬漬けになるまでにそんな時間は掛からなかったです。

ソシャゲのガチャ文化に慣れてたのもあり、競馬のことを「1レース300円くらいの金額で馬券買うと、ゴール直前まで馬が熱く競い合うハラハラドキドキの演出が楽しめ、更には時々お金が返ってくるエンタテインメント」と思って付き合い始めると、想像してた以上にハマる趣味になりました。朝から夕方までガチャ感覚で遊んで3000円ちょいとか圧倒的コストパフォーマンス。上半期での中山府中への来場数は17回です。

そうした競馬漬けの日々を過ごすようになった中で、競馬おじさん達が今度は「POGっていう楽しい遊びもあるんやで」とまた布教してきたので、こちらもまた沼に落ちるやつをしました

この辺りがウマ娘がリリースされて2ヶ月くらい経った頃です。

デビュー前の2歳馬を時間掛けてチェックして、指名馬を検討する中で血統の勉強もかも始めて、ドラフトで取りたかった馬が取れたり取られたりして。

そんな指名馬たちが新馬戦を走り始めて、一走ごとに一喜一憂わちゃわちゃ楽しんでるのがここ最近の日常です。2歳からチェック始めた馬でこんな楽しいんだから、当歳から見てた出資馬になるときっとこれヤバいぞと感じてる中で、各クラブの正式申込みが6月頃から始まっちゃいました。

・競馬おじさん→一口馬主になろうとするまで

話は少しさかのぼって3月頃、一口馬主って制度もあることを知った際に競馬おじさん達から教えてもらったのは、「未勝利から勝ち上がれる馬は全体の3割くらい、出資回収できるほど賞金稼げる馬は全体の中でもごく一部なんで、稼ぐつもりで一口はやらない方がいいぞ」ってことでした。「見返りあればラッキーなやつ、返ってこないのがデフォ、つまりはスパチャみたいなもの」って例えてくれる人もいたり。

それを聞いて「そんな険しいんなら、もし始めたくなっても知らない子でやるのはモチベーション続かないかもだよな…」→「始めるならレース結果問わず楽しめる子にスパチャ送れるといいよな…」→「なら折角だし推しの血統に送りたい…いやもう送るかこれ…?推しが元気な内にスパチャ送れるのオタクの幸せでは…??」と考えがコロコロし始めて。

4月頭には社台サラブレッドクラブ(以下:社台)の資料が手元に届いてました。2008年の有馬記念を見て以来完全に惚れちゃってる推しことダイワスカーレットの子や孫にスパチャ送れるクラブです。やるんだったら〜で考え始めたのに気が付いたらやりたい!やるぞ!!ってなってるのはフットワーク軽いって呼んでいいんだろうか。チョロいだけなのでは。

その後に必要書類を返送し、募集馬発表の日をワクワクしながら待つことになったのが4月末〜5月頭くらいです。この辺りからTwitterで推しの子とか推しの孫とか連呼し始めてます。

そうこうしてる内に今年の募集場発表当日です。2020年の推しの血統でスパチャが送れる可能性があるのは、ダイワスカーレット本人の子と、スカーレットの子であるダイワミランダ・ダイワレジェンドの子の3頭となりました。

イラスト6

ちなみに社台はサンデーサラブレッドクラブ(以下:サンデー)と共同募集をしていて、両クラブ混合で第1~第3希望まで選んで応募が可能です。第1希望に40通以上応募があった馬はそこで抽選が行われますが、抽選されるのは募集40口のうち10口まで。残りの30口はそれまでクラブにどれだけ出資したかの実績額で出資順位が決まります。つまり僕のような新規の場合は10口の抽選で落ちたらそこで終了です。

ラスト5

真っ先に見に行ったのは推しの子です。スパチャを送ることができれば精神的な満足度は一番高いの間違いないんだけども、調べてみると去年の子には100通近くの応募があり、抽選倍率約10%は社台トップの競争率だったとか。お値段もまぁ立派な金額なので懐事情的にも結構ハードルは高く。ノータイムで申し込みキメれるほどもう若くもなく、初年度初手から行くにはリスクが高すぎるのでは…?とためらいの方が勝ったので一旦保留に。

イラス7

なら推しの孫はどうだろうか?と、ダイワミランダの子を見始めました。この子は父親がこの年から種牡馬デビューとなるレッドファルクス、かつ所属予定の厩舎がそのレッドファルクスの現役を担当した尾関厩舎。父親に似た芦毛の馬体に、見た感じ歩様(=映像で見る歩き方)も柔らかくいい感じ。距離適性は短そうだけどスピード全開で気持ちよく走る姿見せてくれそうだし、何よりお値段が推しの血統3頭の中では一番お安い設定。夢も見れるし懐にもやさしい…いいやんけ、総合で見てこの子はとってもいいやんけ。この子に決めていいのでは。

でもここで冷静になるんです。素人の僕の目から見ても新種牡馬であること差し引いて魅力満載のこの馬が、他の人に良く見えないなんてことが、人気にならない可能性があるんだろうかと。絶対ないぞ、こっちもきっと抽選になるぞと申込み手前で手が止まりました。

実際に一口馬主DBっていう出資予定者にとっての便利ツール集まってるHPで見てみたら、社台で一番検討中に登録されてる馬ってなってました。それこそ推しの子以上に。そこまでか。

イラスト5

さっきも言ったけど新規なので抽選になるとかなり難しいことになります。じゃあもう1頭のダイワレジェンドの子はどうだろうか?ノヴェリスト産駒…ノヴェリスト産駒かぁ……種牡馬実績で見たら正直悩むところです。測尺(1歳時点での体の各サイズの測定値)も牡馬にしては…これくらい?って感じ。骨はしっかりしてる感じだけど歩様を見た感じ抜群に…いいなこれ…ってなるやつでは素人目には見えず…。そして一昨年の初年度産駒はいまだ未勝利から抜け出せておらず。どうだろう、正直この3頭の中では一番応募が集まらなさそうに見えるところがある。逆に言えば新規でも第1希望に出せば通りそうな予感が一番する。

あとは俺がこの子に血統プラスアルファの魅力を感じられれば。去年は不受胎だったので一般的には丈夫な子が期待できそう。もう一声。さっきも書いたけど骨はしっかりした感じだし、デビューまでの1年で肉が付けばメッチャがっしりした子になってくれそう。あともう一歩。推しの血×ノヴェリストだと…ダイワクンナナちゃん!あのゲート難で基本出遅れての最後尾スタート、4コーナー曲がってからエンジン掛かって府中の長い直線を後方一気に捲っていくっていう、見てる側をハラハラドキドキさせるヤンチャな走り方で、1勝クラス→2勝クラスと連勝をした推しの子ダイワクンナナちゃんも、この子と同じノヴェリスト産駒だったじゃん!

決めたわ、私この子第1希望にする!!!もう迷わない!!!第2希望は今大流行のドレフォン産駒、第3希望には素人目で歩様よさそうに見えた子を入れて、これで申し込みの完成や!!!

後半に続けます。

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